サンラを訴えると脅される?!
私が把握している範囲で、最も古いサンラの裁判沙汰は’00年に遡る。当時のSIC(サンラ・インベストメント・クラブ)会員の公認会計士が、サンラ・ワールド社を相手に起こした民事訴訟(平成12年 ワ 第9655号)が、それだ。この訴訟で、増田氏と江尻社長は常軌を逸した〝無法〟な対策を講じている。以下は、私が執筆した「財界展望」(2002年9月号)掲載の記事からの引用だ。
一昨年、増田氏は投資に関するトラブルで、都内の公認会計士から7100万円の支払いを求める訴えを、東京地方裁判所に起こされている。その提訴の直後、原告の公認会計士のもとへ数人の暴力団員風の男が押しかけてきて、「増田先生に対する訴えを取り下げさせろ」と凄んだというのだ。会計士を脅しに行った人物は、「(脅迫の)仕事が終わったあと、増田先生は俺に『謝礼だ』と言って100万円を渡そうとした」と証言している。
この記事の取材に対して、増田氏はこのように反論していた。
「訴訟は事実ですが、本件は終了しています。私の方が脅迫されたものと認識しており、警察にも届けています。暴力団を使ったなど、根も葉もないことです」
「被害者は自分」とまで言い切った増田氏だが、およそ半年後の’03年初旬、氏の弁明が〝真っ赤なウソ〟だったことが明らかになる。問題の脅迫事件の捜査をしていた神奈川県警高津警察署から、出頭を求められたのだ。脅迫を実行したのは、事件当時は増田氏の腹心だったHという人物を筆頭に、右翼関係者ら4人のグループだった。高津署へ任意で出頭した増田氏は、事件への関与を否定して、署から帰された。が、実行者のHが警察の取り調べを受ければ、とうぜん首筋が寒くなる。そこで増田氏は、弁護士と共謀して事件のもみ消しを図ったのだ。
その頃、Hは潜伏生活を送っていた。携帯電話の番号を変え、自宅や実家にも寄りつかず、所在がつかめない。警察が行方を追っていたさなか、Hと連絡が取れるK氏という人物のもとへ、増田氏本人とサンラの弁護士から電話がかかった。用件は、Hの口止めの依頼である。「Hが高津署へ出頭しても、増田の関与は否定してほしい」と、増田氏と弁護士は再三にわたって、K氏を通じて要求したのだという。
そしてHは、高津署へ出頭した。捜査員は、増田氏の写真が表紙を飾った月刊誌『資本の意思』(サンラ出版)を示して、Hを厳しく尋問する。「この増田という男から、頼まれてやったんだろう!」しかしHは、自己の犯行は素直に認めたが、「自分の一存でやった」と、増田氏の教唆については否認しつづけたのである。こうして増田氏は、神奈川県警の捜査の手を逃れた。
海外では、マフィアが陪審員や証人、裁判官などに対するテロや買収で、裁判の進行を妨害する。ということはある。だが、ここは日本。治安の悪い外国と、おなじようなマネをすれば自殺行為だ。高津署で震えて、アメリカナイズされた増田氏も十分に懲りたはず。サンラの周辺には、いまも闇勢力の影がチラつくが、暴力的威力で訴訟を妨害することは、二度とないだろう。今後、提訴を予定している人は,、ご安心いただきたい。
ちなみにHの口止めを依頼し、高津署の捜査を妨害したのは、現在もサンラ・ワールド社に対する返金請求や訴訟を担当している代理人と、おなじ事務所の弁護士である。
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