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2007/02/26

破綻していた時事評論家「増田俊男」氏の  〝儲け話〟

『ハワイ円ベース特別ファンドPart7』に返金トラブルが起きていることは、2月16日の記事で報じた。

〔関連記事〕やはり危なかった時事評論家「増田俊男」氏の〝儲け話〟

『ハワイ円ベース特別ファンド』は、サンラ・グループの『SIH』(サンラ・インターナショナル・ホールディング社)が運営する「定期預金」である。昨年12月に償還される契約だった『Part7』に預金していた投資者が、その年の10月に中途解約を申し込んでいた。ところが償還期日を過ぎた現在になっても、まだ返金されていないのだ。『Part7』で、そんなトラブルを起こしていながらサンラ・ワールド社は、今年1月17日に『Part8』を募集。さらに2月14日には、「Sunra International Holding Ltd.(SIH)株主の皆様へ」と題する勧誘文書を顧客に送った。

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「『ハワイ円ベース特別ファンド(Part7ー2006)』に投資している方々から『配当をPart8ー2007に回したい』との希望が多くあります」
「Part7からPart8の移行金額とPart8への新規応募額が$15,000,000に満たないため、SIH株主の皆様にチャンスができました」

さも好調であるかのようにうたい、「チャンス」などという文言で射幸心をあおり、『SIH』株とその配当金を『ハワイ円ベース特別ファンドPart8』に転換するように勧めている。ところが、このとき『ハワイ円ベース特別ファンド』は、すでに破綻したのも同然の状態だった。1月30日、『Part8』に移行しなかった『Part7』の債権者に対して、増田俊男氏は〝借金乞い〟までしていたのだ。

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返済期限は今年12月末日、年利15%のほかに、純利益の50%を分配する破格の特典つき。しかも担保は、『Frontier One LLC.』(増田氏がハワイに所有する法人)が持つ約32億7500万円の貸付債権という、まさに〝捨て鉢〟としかいいようのない無謀な条件だ。借金を頼まざるを得なくなった理由については、『増田俊男事務局』が発信した文書「増田俊男からのご報告とご提案」(1月30日付)のなかに、増田氏自身の言葉で長々と書き連ねてある。

   

123「Right Star(SIH社の主な資金貸付先であるハワイの霊園会社)からの担保債権は十分すぎるほど安全であり、また返済日(2006年12月31日)の総返済額は貸付元本の3倍にも達しますので、相当の純利益折半が見込まれます」

文中で、増田氏は〝皮算用〟をしている。しかし、Right Star社の投資をめぐっては、『SIHや『Frontier One LLC.』を含む関係各社が、債務不履行や訴訟などの問題を抱えて、大揺れに揺れているのだ。

〔関連記事〕ハワイでも「訴訟問題」が相次ぐサンラ・グループ

もしも当てが外れたら、『Frontier One LLC.』の貸付債務を担保に張った増田氏にとって、死活問題となるはず。しかも、そこまで大きな賭けをして、借り入れをしようとしたのは『Part7』の償還金だ。最高でも、約6億2000万円にしかならない。現在、2件(9名)の訴訟を含め、大勢の投資者が増田氏やサンラ・ワールド社らに対して、投資金の.返還を求めている。6億円程度の資金では〝焼け石に水〟なのではないだろうか。

『Frontier One LLC.』の貸付債務の担保価値については、総力を挙げて調査中だ。結果が出しだい発表する。

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