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2007/04/14

海外「未公開株」購入の勧誘にご用心 Arius3D

『サンラ・ワールド社』は今月2日、『(SCH)サンラ・キャピタル・ホールディングス社』(Sunra Capital Holding Ltd.)株主に、「SCH株主の皆様へ」と題した勧誘文書を送った。『SCH社』は、'02年に設立されたバミューダ籍の持ち株会社で、サンラ・グループの主要な投資案件である。この『SCH社』が、自社の持つ『アリウス3D社』(Arius3D,Inc.)のワラント行使を募集するというのだ。

Photo_7 ワラントとは、一定の値段(行使価格)で株式が買える権利である。『アリウス3D社』株式の額面は、1株1ドル。それがワラントを行使すれば、半値の50セントで買えるという。

今回の募集されたのは750万株分のワラントで、その総額は375万ドル(約4億5000万円)だ。

「4月から6月末に上場することが決まっている株を半額で買える」という勧誘に釣られて、ワラント行使を申し込んだ投資者もいたようだ。しかし、うまい話には裏があるもの。送金する前にもう一度、投資の内容を慎重に見直したほうがいい。Arius3d001Arius3d_01Arius3d_02

ワラント行使を申し込んだ投資者に送られた「振り込み案内」を見ると、送信者に『SCH社』の名が使われている。ところが、送金先の受取人口座名は『Arius3D』だ。『SCH社』の手持ちのワラントを譲渡するとしながら、なぜ送金先は『SCH社』でないのか。おかしいのは、それだけではない。受取人口座名をよく見ると、『アリウス3D社』の社名ではないことが分かる。Arius3Dのつづりは同じだが、「Inc.」(株式会社)が足りないのだ。これは、スペリングミスではない。送金先に指定された銀行口座は、ワラントの募集元の『SCH社』でもなければ、株式の発行元の『アリウス3D社』でもないのである。

「振り込み案内」に記された『Arius3D』住所は、カナダではなくハワイだ。

1001 BISHOP ST STE 2690, HONOLULU Hawaii 96813, U.S.A.

これは、増田俊男氏と『サンラ・ワールド社』社長の江尻眞理子氏が所有・経営する『フロンティア・ワン社』(Frontier One, LLC)『ADI社』(ADI, LLC)、そして『サンラ・コーヒー組合』(Sunra Coffee, LLC)と同一の住所である。

'04年10月に、増田夫妻の会社『フロンティア・ワン社』が、ハワイでArius3D Aという名称の商号登録をしている。「振り込み案内」で送金を指定された受取人口座は、『フロンティア・ワン社』が別商号で開設したものかもしれない。

投資者が送金したワラント行使代金は、どうやら増田夫妻の懐に入る仕組みになっているようだ。

「振り込み案内」には、「ご送金の確認後、約1ヵ月後にArius3D,Inc.から株式証書が送付されます」と書かれている。だが、もしも証書が届かず、「送金を受けていない」と『アリウス3D社』が主張したら、投資者はどうするつもりなのだろうか。

そもそも持ち株会社が、保有する他社のワラントを自社の株主に販売すること自体が、おかしな話だと思うのだが。Arius3d_sch_070328_1Arius3d_sch_070328_2Arius3d_sch_070328_3

 

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