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2007/04/10

「世界の増田俊男」を嗤う

独特の切り口で、増田俊男氏の人物評が書かれたブログがある。

〔参考記事〕詐欺か虚構か?

筆者のタク氏は、「大口詐欺師」の典型的なパターンと、増田氏が妻の江尻眞理子氏とともに展開する「サンラ商法」との共通点をも指摘する。当人が吹く〝大言壮語〟に惑わされず、炯眼をもって書かれた論評だ。しかし、ひとつだけ残された疑問がある。なぜ、増田氏が歴代アメリカ大統領と一緒に写った写真があるのか、という点だ。

Clinton 確かに、『増田俊男の世界』というインターネット・サイトには、「増田・江尻の世界飛び歩き」と題したページを飾る2枚のツーショット写真がある。1枚は、ビル・クリントン米前大統領と江尻氏。もう1枚が、ヒラリー上院議員と増田氏だ。

〔参考記事〕増田俊男の世界「増田・江尻の世界飛び歩き」

いずれの写真も、クリントン・ライブラリー(アーカンソー州リトルロック)で撮られたものらしい。一見すると、クリントン夫妻と増田夫妻は、フレンドリーな関係にあるかのような印象を受ける。が、そんなことは、あろうはずがない。ニッポンの中小企業経営者に過ぎない名も無き夫婦が、どうして前大統領夫妻とツーショット写真を撮ることができるのか。その答えは、すぐにみつかる。

米大物政治家、「ツーショット写真」のお値段は

11/16 08:44

中間選挙の余韻(よいん)が冷めない米国だが、応援遊説に奔走(ほんそう)した大物政治家の“お値段”が話題だ。地方の政党組織や後援会が開く政治資金パーティーへの参加費が値段の正体だが、大枚をはたけば誰でもヒラリー・クリントン上院議員(民主党)ら遊説に訪れた大物とツーショットの写真に収まれるとあって、写真好き、有名人好きの国民性が政治家の相場を盛り上げている。

ヒラリー氏の夫、クリントン前大統領が参加したアイオワ州での民主党ディナー。クリントン氏と歓談もできる内輪レセプション付きのチケットが5000ドル(約59万円)。ディナーには3500人が出席したが、120ドル(約1万4000円)の末席では写真撮影にはあずかれない。3品のコース料理は、「せいぜい20ドル(約2300円)ほどの原価」だった。

フロリダ州の知事候補が同席を嫌って逃げ出すなど、遊説が不発だったブッシュ大統領だが、現職の強みでペンシルベニア州でのチケット価格は1万ドル(約117万円)。今回の選挙戦では最高額だ。内助の功で全米を駆け回ったローラ夫人の方は、インディアナ州の集会で2000ドル(約23万円)だった。

遊説に訪れる政治家はむろん「人寄せパンダ」だ。だが、集金力は政治家の力量を示す。共和党の次期大統領候補の呼び声が高いマケイン上院議員が一連の遊説で集めた献金は、パーティー券収入など合計1050万ドル(約12億3000万円)だった。

ちなみに、ヒラリー氏の集金総額は2100万ドル(約24億6000万円)。遊説先でのパーティー券は1テーブルで2500ドル(約29万円)という「薄利多売型」だった。

イザ! (ワシントン 山本秀也)

大物政治家も、追っかけをして金さえ払えば、誰でもツーショット写真が撮れるのだ。

日本でも変わりはない。増田氏は、小沢一郎氏や亀井静香氏などとのツーショット写真や対談の事実を、自分の宣伝材料に使ってきた。それは、自費出版の雑誌「力の意志」(旧・資本の意志)があってのことだ。創刊当初から、政治家に無料で配布してきた雑誌である。その取材という、ジャーナリスティックな名目であれば、政治家も断りはしない。

著名人や大物政治家の名を利用するのは、虚業家や詐欺師が使う基本的な〝騙しのテクニック〟である。

熱狂的な〝増田信者〟は、尊師の増田氏を有名人だと信じ込んでいるようだ。しかし、実際は無名にひとしい。今年2月8日に、7名の投資者が集団で提訴した当日に開いた記者会見で、元信者も増田氏の知名度の低さを思い知らされている。会見には新聞、テレビともに、記者クラブ会員社のほとんどが出席した。そのなかで「増田俊男」の名を認識していたのは、サンラ・ワールド社の商法に興味を持ち、事前に取材していた一部のメディアのみ。ほかの社は、誰も知らなかった。「増田俊男って誰ですか?」という質問から質疑応答がはじまったのである。

雑誌も大手の有名なメディアは、「誰も知らないような人物の記事ではおもしろくない」という理由で企画が通らない。これまでサンラ商法をマスメディアが批判しなかったのは、増田氏に抑える力があったからではない。ただ無名ゆえに、注目されなかっただけなのだ。それが現実である。

そういえば、かつて増田氏は「'05年に広島・長崎原爆投下について、米大統領に日本へ謝罪させる」という荒唐無稽なホラ話を、自信たっぷりに吹聴していたことがあった。結果は言うまでもなく、広げた大風呂敷をたたんで終わっている。それでも、いまだに「世界が認めた増田俊男」と賛美する信者もいるようだ。増田氏にとって東洋の島国は、さぞ〝商い〟しやすかったことだろう。

〔参考記事〕増田俊男の時事直言! No.163号 (2002年7月1日号)

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