元「潜入捜査官」が語るヤクザの拳銃事情
高橋氏は、在職中の一時期、府警の銃器対策課に所属する「情報作業員」だったことがある。情報作業員とは、一般に聞きなれない職名だが、拳銃捜査のスパイ(協力者)獲得と運用に専従する〝秘密警察官〟だ。それは、「拳銃を挙げるためなら、法も破れ」とする警察庁の勅令によって、95年から全国警察の銃器対策課(係)に設置されたセクションだった。高橋氏のほかにも現職と離職を含め、私は他都府県警察の複数の情報作業員とも接触し、その存在を確認している。
'00年9月、「週刊現代」(講談社)の取材でインタビューさせてもらったのが、高橋氏との最初の出会いだ。「ヤラセ押収事件」など、警察の違法な拳銃捜査の実態を追っていた私にとって、高橋氏の証言はじつに参考になった。その稀有な体験は、'03年7月に上梓した拙小説『汚名刑事』(小学館刊)のモデルにさせてもらっている。

高橋氏は現在、東京都内に居を移して、執筆活動に携わる。著書に「手記 潜入捜査官」(角川書店刊)があり、7月に新刊を出版されるそうだ。
「大阪府警『隠蔽の構図』をダウンロード
「警察庁がひた隠す〝マル秘〟指南書を暴露する」をダウンロード
今回は、高橋氏に「週刊アサヒ芸能」(徳間書店)の取材でご協力いただいた。記事は「ヤクザと銃器」と題した連載で、5月10日発売号(5月17日号)からスタート。
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