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2007/07/18

『サンラ・ワールド社』が発表するカナダ未公開会社の「CPCによるIPO」は本当か Arius3D

『アリウス3D社』(Arius3D,Inc.)の未公開株の〝闇〟売買にからんで、募集・販売元の増田俊男氏と「サンラ・ワールド社」らに対して、民事・刑事の双方で「IPO詐欺だ」とする訴えが相次いでいる。「増田俊男,サンラ・ワールド,SIC」投資被害対策室はこれまで、サンラ・ワールド社らが吹聴する「IPO話」の真偽を追及してきた。

サンラ・ワールド社が秘密裏に説明会を開き、「アリウス3D社はCPC(Capital Pool Company)という方式でIPOが確定した」と、一部の投資者に対して発表したのは先月末のことだ。サンラ・ワールド社顧問の佐藤博史弁護士(新東京法律会計事務所)は、同社が訴えられた訴訟の弁論準備で「アリウス3D社のIPO」を保証することで、同時期に行われたアリウス3D社転換社債の〝闇〟売買を助長した。

しかし、「CPCでIPOが確定した」と言いながら、サンラ・ワールド社も佐藤弁護士も、いまだCPCの社名すら明らかにしていない。そこで「増田俊男,サンラ・ワールド,SIC」投資被害対策室調査班は、投資被害の拡大を防ぐため、今回のCPC方式による「IPO話」についても、独自にリサーチを進めている。

0000022371 この表は、6月1日から7月16日の間にIPO(Initial Public Offering)に関して目論見書(Prospectus)が提出されたCPCの一覧(47社)だ。

リストの中に、はたしてアリウス3D社の統合を予定しているCPCがあるのだろうか。47社のなかには、すでにTSX-Vに上場したものは2社。その上場までの経緯(当局への申請過程)は、以下のようになっていた。

China One Corporation (株式シンボル CHO.P)
設立 2007/1/24

仮目論見書 3/25
本目論見書 6/27

TSX-V上場 7/12

Beacon Acquisition Partners Inc. (株式シンボル BAP.P)
設立 2007/3/13

仮目論見書 5/17
本目論見書 6/18

TSX-V上場 6/29

この2社の例をみれば分かるが、会社設立からCPCとしてIPO、上場するまでには数ヵ月の準備期間を要している。したがって、「IPOが決定した」あるいは「すでにIPOした」というなら、社名が分からないことは絶対にあり得ないのだ。

各社の目論見書等は、SEDARのサイトに公開されている。

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