完成記念ツアーを宣伝する『サンラ・コーヒー組合』土地を担保に〝借金まみれ〟か
『サンラ・コーヒー組合』が投資者に無断で520万ドルの抵当権を設定('06年9月1日付)していたことは、すでに報じているが、さらに今年6月、追加の借り入れを行っていたことが判明した。
融資元は、前回と同じくハワイ・ナショナル銀行(Hawaii National Bank)。登記された抵当権設定書によれば、元本は384万ドル(約4億4500万円)となっている。
既報の近隣農園主との訴訟を終結させるための和解金が、この借金から充当されたとみられ、サンラ所有地に付けられていたLis Pendens(訴訟係属)の登記は解除された。
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正式な分譲許可(Final Subdivision Approval)が取得されたのちに、訴訟原告は5エーカーの区画を2つ、合計10エーカーの土地引き渡しを受けられることになっていた。しかし、サンラがいっこうに分譲許可取得を完了させないため、分筆された土地そのものを受け渡すことができない。そこで、最終的に土地の対価相当を現金で支払うかたちで、解決が図られたものと推測される。
(画像は'05年11月に登記された訴訟係属の謄本。訴訟の解決により解除された)
これで、コーヒー園用地を担保にした借り入れ元本は合計904万ドル(約10億4600万円)となる。金利や融資実行条件は別書類に記載されるものなので、現在のところは正確な年利は不明。仮に年利を7%として計算した場合、金利負担が年間7000万円以上にものぼるのだ。
万が一、約定通りの返済ができなければ、「抵当流れ」(foreclosure)というかたちで、コーヒー園の土地がが人手に渡ることにもなりかねない。『サンラ・ワールド社』は、「完成記念ツアー」なるイベントでごまかさず、投資者に対してコーヒー組合の財務状況、資金調達の理由や今後の見通しなどについて、きっちりと説明すべきだろう。
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