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2007/12/09

増田俊男氏と江尻眞理子氏が組成・運営する『Arius3Dファンド』の違法性

カナダの未公開会社『アリウス3D社』(Arius3D,Inc.)の株式投資をめぐって、「IPO詐欺」の被害を訴える投資(出資)者があとを絶たない。詐欺か否かという問題はさておき、この取り引きに違法性の疑いがあることは確かだ。投資(出資)者は、アリウス3D社の株式に投資しているかのように装われてきたが、実際には違った。この金融商品取り引きは、胴元の増田俊男氏と江尻眞理子氏が国内外に設立した複数の会社(サンラ・グループ)を使って、組成・運営してきたファンドなのである。

〔関連記事〕「破綻」か「解散」か、サンラ・ワールド社「Arius3Dファンド」の気になる行方

Arius071012aArius3Dファンド』と、「増田俊男,サンラ・ワールド,SIC」投資被害対策室が命名したこのファンドは、金商法(金融商品取引法)が定義する「集団投資スキーム」に相当する。そして金商法が施行された今年9月30日以降も、増田氏と江尻氏のサンラ・グループは、アリウス3D社の転換社債とワラント行使の名目で出資金の無届募集を行なったのだ。募集と勧誘は、国内の『サンラ・ワールド社』(社長・江尻氏)が行ない、出資金の受け入れと証券の発を担当したのは米国ハワイ州に増田氏と江尻氏が設立した『フロンティア・ワン社』(Frontier One,LLC.)。出資者が、アリウス3D社と有価証券売買の取り引きをした痕跡はどこにもない。

それでも、サンラ・ワールド社の法律顧問で代理人の佐藤博史弁護士(新東京法律会計事務所)らは、この『Arius3Dファンド』についても「あなたがた(出資者)は、アリウス3Dと直接取引した。増田、江尻、サンラ・ワールド社は無関係。関係したというのなら、それを証明してみろ」などと言い張り、被害の拡大を防ごうとはしなかった。

ファンド連絡協議会を設置=悪質業者に対処-金融庁、警察庁など〔時事通信〕

金融庁は4日、投資ファンドを利用した詐欺事件などに対応するため、警察庁や経済産業省などと「集団投資スキーム(ファンド)連絡協議会」を設置したと発表した。関係機関で意見交換し、悪質業者からの利用者保護や被害の拡大防止を図る。

10月の募集で出資者がフロンティア・ワン社の口座に振り込んだ資金は、全額がアリウス3D社へ渡ったという保証はない。他の出資者に対する示談金の支払いや訴訟の和解金などに、その資金が充てられていた可能性があることも否定できないのだ。

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