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2008/01/16

被害者感情をないがしろにした「増田俊男」豪華イベントの開催に投資者怒る!

増田俊男氏と『サンラ・ワールド社』(江尻眞理子社長)は、毎年恒例の自主講演会「増田俊男の目からウロコの会・新春スペシャル」を、今月26日(土)に開催する。

今年は、主催者の増田氏の独壇場ではない。竹村健一氏とハドソン研究所のハーバート・ロンドン所長を招いて、例年以上に盛大な催しとなるようだ。2次会の「新年会」では〝歌声自慢〟の増田氏ではなく、なぜか「ロンドン氏が歌う」らしい。

Poster 3人の老紳士の〝決めポーズ〟が飾る宣伝用ポスターには、金文字で刷り込まれたサブタイトルが踊る。

2008年は決まった!

なにが「決まった」というのだろうか。自腹で大物ゲストを呼び、健在ぶりをアピールする増田氏だが、彼の資金源である〝もぐり営業〟の投資ファンドは存亡の危機に瀕している。大金をかけた派手なパフォーマンスは、預けた資金を返してもらえず、困り果てている投資(出資)者の神経を逆撫でするばかりだ。「見栄を張るために浪費するカネがあるなら、投資者に返せ」との声もあがっている。

増田氏とサンラ・ワールド社は'99年ごろから、外国のファンドや未公開会社の株式、海外に立ち上げた自社グループの事業などへの投資を名目に、日本の一般投資家から巨額の資金を集めてきた。それら数多の投資案件は、ほとんどが無配転落、頓挫、消滅、解散、破綻といった惨たんたる結果に終わっている。最近まで「IPO前投資で大成功」と大々的に宣伝していたが、投資先の未公開会社がIPOをした実績は現時点で皆無。かろうじて残存している案件でも、返金請求や「詐欺」を理由とした訴訟がを相次いでいるのだ。

増田氏が吹いた空言に「騙された」と悔やむ投資者は多い。「最高の投資」と推薦した『サンラ・コーヒー組合』(Sunra Coffee,LLC.)は'05年以降、配当が停止している。「第2のマイクロソフト」という誇大なフレコミで、'00年から投資金を集めをはじめた『アリウス3D社』(Arius3D,Inc.)の未公開株式は、「近日IPO」をうたいつづけて今年で8年目だ。虚偽の上場話を幾度となく繰り返したあげく、昨年から「CPC」なる小企業向けの制度で「10倍から15倍になる」と投資者を期待させ、いまだに結果を引っぱっている。

Sunra0007 「パラオ初のゴルフ場開発」と銘打って、パラオ共和国に設立した『PGI』(Palau Golf,Inc.)は、ゴルフ場開発の実態がほとんどないまま頓挫。投資者の出資持分は、アリウス3D社の未公開株式の「預り証」と交換した、と'06年にサンラ・ワールド社が発表した。このPGIには、公共工事の写真を「ゴルフ場の工事現場」と偽って、投資者に配布していた疑惑がもたれている。

<参考資料>Arius3D, Inc. - IPO資料舘(9)過去のサンラ投資資料集

<参考資料>名誉毀損裁判「陳述書2」

Sunra0009 サンラ・ワールド社が、パラオに立ち上げた投資案件はPGIだけではない。増田氏が会長となって設立した『サンラ国際信託銀行』がある。この銀行、'05年1月にパラオ共和国政府から営業許可を取り消されているが、その後も〝ヤミ営業〟を継続。サンラ国際信託銀行の株式を保有する株主は、いまだに存在しているのだ。同行の金融商品「ハワイ円ベース特別定期預金」は、'06年から商品名の一部を改めはしたが、増田氏と江尻氏は両氏がハワイに所有する『フロンティア・ワン社』(Frontier One,LLC.)を集金窓口に使い、同一商品として預り金をつづけている。しかし、その運営は'06年末で破綻。主要貸付先の債権も焦げついている。それでも増田氏は、破綻の事実を隠して預金者から高利の借金をしたが、その債務も返済不能の状態に陥っているようだ。債権者が返済を求めると、サンラ・ワールド社は「貸付金中途解約書」という奇妙な書面の提出を求めるが、なんど催促しても返金はされないのだという。

〔関連記事〕「預けたお金を返してくれない」と被害者が憤る『増田俊男ヤミ銀行』の違法性

サンラ・グループが展開する投資ファンドが危機的状況にあるとした当ブログなどの指摘について、増田氏は全面否定している。殺到する返金請求と訴訟の提起を食い止めようと、昨年末に大量の文書を退会者にまで送りつけたのだろう。今年になってからも、サンラ・ワールド社の顧問弁護士が矢面に立ち、アリウス3D社の上場とコーヒー組合の配当再開を宣伝し、投資を継続させようと投資者を必死で説得している。

〔関連記事〕存亡の危機を賭けた増田俊男氏と『サンラ・ワールド社』の年末文書

「年末文書」とサンラ・ワールド社の顧問弁護士が予告するアリウス3D社株式の市場取引開始日は、今月下旬だ。かりに首尾よく上場を果たしたとしても、これまで隠しとおしてきたアリウス3D社の財務状況がまる裸になるだけで、株価が10倍や15倍に化けることはないだろう。

昨年末に、BSイレブンで放送が予定されていた増田氏の冠番組「増田俊男が斬る! 目からウロコの時事直言」は、1回もオンエアされることなくお蔵入り。増田氏とサンラ・ワールド社が投資者をつなぎとめるには、自主講演の「増田俊男の目からウロコの会・新春スペシャル」を成功させるしかないのかもしれない。

〔関連記事〕速報「増田俊男が斬る! 目からウロコの時事直言」放送中止

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