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2008/06/21

増田俊男氏と佐藤博史弁護士が「上場」を宣伝するカナダ未公開会社のあきれた最新情報 Arius3D

昨年末に「アリウス3Dは、来年('08年)の1月末に合併(上場)は完了する!」と、『サンラ・ワールド社』法律顧問の佐藤博史弁護士(新東京法律会計事務所)が断言してから半年あまり経つ。しかし、いまだに『アリウス3D社』(Arius3D,Inc.)は上場していない。

増田俊男氏とサンラ・ワールド社が「上場すれば何十倍になる」などと吹き、アリウス3D社の未公開株式投資ファンドで出資金の募集をはじめたのは8年前だ。 ニューヨーク証券取引所など、それまでの〝上場話〟が立ち消えて、現在のTSX-V(トロントベンチャー証券取引所)で「CPC方式の上場」という話になってからだけでも、1年以上が経過している。昨年10月には、増田氏らが上場祝賀会を開いてクス球を割り、「翌月に上場する」と宣伝して追加出資を募ったが、それはウソ。上場していたのは、アリウス3D社が合併を予定するCPC会社だけだった。そしてCPCとの合併は、いまだに実現していない。

今年4月に、『読売新聞』がアリウス3D社の上場の〝頓挫〟を報じてから、増田氏らは必死の弁明を繰り返してきた。その、アリウス3D社の発表に名を借りた説明も曖昧で、要領を得ないまま紆余曲折。のらりくらりとした発表で出資者に気をもたせてきたが、そろそろ限界にきたようだ。
「アリウス3Dの上場が延期しているから、訴訟も和解しない」というような〝トンデモ発言〟が佐藤弁護士からあったそうだが、その意向に沿った文書を20日、サンラ・ワールド社が「アリウス3Dファンド」の投資者へ向けて発信した。それは、アリウス3D社の財務担当役員が増田氏に宛てた報告書と、その和訳文という体裁になっている。
以下が、その和訳文書だが、増田氏らが出資者に伝えようとした趣旨は「追記」の部分なのだろう。これまで、増田氏や佐藤弁護士から「株主」と欺かれてきたファンド出資者は、合意もしないまま、『フロンティア・ワン社』の持ち株を他社へ移譲されてしまうのだ。そして、フロンティア・ワン社は増田氏と江尻眞理子氏がハワイに所有・経営する会社である。文中の「証券取引法規」がどこの国の法律を指しているのか、根拠があるなら明確にしてもらいたい。全株主(ファンド出資者)に株券が分配された時点で、「増田と江尻に責任はなくなった」と主張されかねないのだ。

増田氏やサンラ・ワールド社らに対して、アリウス3D社の案件を含む損害賠償請求訴訟が続々と提起されている時期だけに、なおさら出資者は当事者の発表を鵜呑みにすべきではないと思うのだが。

                                          2008年6月20日
Arius3D,Inc.株主各位
                                         サービスセンター

拝啓 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てをいただき、ありがたく御礼申し上げます。
さて、Arius3D,Inc.のJim MoGlone氏からの6月18日付の報告が届きましたので、ご連絡いたします。以下はその報告書の翻訳と原文です。  敬具

Arius3D,Inc.

株主Frontier One LLC

増田俊男殿

私どもは合併登録完了に向けて進展中ですが、先にご報告しましたように、日本での報道が大きな手続の妨げになってきました。そのほかの問題は以下のとおりです。

CPC合併:
私どもは引き続きTSX-Vと共に合併手続完了を終了されるべく働いています。しかし、ご存知の通り、TSX-Vが再検討の要ありと判断した問題の再検討のために合併
手続完了が遅れてきました。TSX-Vからの全質問に対する回答のために貴殿から提出していただいた資料は満足のいくもので、私どもは貴殿が払われた時間と努力に感謝いたします。

これらの問題が解決したのち重要な事項は、以下の通りです。

1.監査決算書の完成:我々の監査法人による決算報告書は当初の予定通り今月末までに完了します。今のところなんらの問題点の指摘もなされていません。

2.最低限度必要な追加ファイナンスの件:私ども経営陣は十分な資金源の確保に自信を持っています。

追記:
私どもは、新会社を設立してFrontier One LLCの所有するArius3D,Inc.の全株式を新会社に移譲することにTSX-Yと合意しました。そして全株式は一旦(Frontier One LLCがコントロールできない)エスクローに移行され、その後証券取引法規に従って全株主に分配されることになります

結論:
私どもは一刻も早く合併手続を完了させるための多大な努力を重ねています。日本の報道に起因する多くの質問に対応するために手続きが大幅に遅延し、当社は多大な時間と経費を割くことを強いられたばかりか、もっとも重要なこと、すなわち私どもがArius3Dの全株主のために会社の価値を最大化することに専念することを危うくしたのです。私どもは引き続きこの目標に向かって前進を続けます。

Jim MoGlone
財務担当役員

0000052571

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[参考記事] Arius3D's pre-IPO bait in the summer of 2006 (1)

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