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2008/09/19

無可動銃販売を「1000人に銃密売」と報道の名誉毀損訴訟『テレビ朝日』が逆転勝訴〔東京高裁〕

銃刀法違反などの罪で有罪判決を受けて控訴中の『USマート』元経営者・和田晃三氏(49歳)が、「1000人に銃を売った男」と報道されたことで名誉を毀損されたとして、テレビ朝日に損害賠償を求めていた訴訟の控訴審判決が、きのう東京高裁であった。「過大に印象づけた報道で、原告の社会的評価を相当低下させた」などとして、テレビ朝日側に50万円の支払いを命じていた1審判決を破棄し、東京高裁は和田氏の請求を棄却した。

テレビ朝日が逆転勝訴 銃密輸報道の名誉棄損〔共同通信〕

ニュース番組で1000人に銃を密売したように報じられて名誉を傷つけられたとして、元銃砲店経営和田晃三被告=銃刀法違反罪などで1審実刑、控訴=がテレビ朝日に500万円の賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は18日、50万円の支払いを命じた1審判決を取り消し、請求を棄却する逆転判決を言い渡した。青柳馨裁判長は、報道は「1000人」ではなく、多数の銃の密売を重視したと指摘。

2008年9月18日 19時35分

和田氏は、大阪府(警察)などに対しても損害賠償を求める民事訴訟を起こしていたが、この裁判でも7月25日に敗訴している。

銃輸入「大阪府警の指導は適正」、地裁が請求棄却  〔朝日新聞〕

銃輸入をめぐって銃刀法違反の罪で実刑判決を受けた大阪府八尾市の和田晃三被告(49)=控訴中=が「大阪府警の指導に従い、発射能力のない『無可動銃』に加工したのに逮捕された」と主張して府などに慰謝料1千万円を求めた訴訟で、大阪地裁は25日、請求棄却の判決を言い渡した。稲葉重子裁判長は「府警の指導に忠実に加工したとはいえない」と述べた。

判決によると、和田被告は00年、府警の銃器対策担当者から警察庁が定めた無可動銃の認定基準の説明を受け、01~02年に「無可動銃」に加工したとして銃を輸入。関西空港では通関できたが、成田空港経由のものは「改造すれば拳銃の部品となる」として、06年に兵庫県警に逮捕された。判決は「各空港経由のものに同一の加工がなされたとは認められない」とした。

2008年7月26日

この2つの民事裁判は、いずれも和田氏に有罪を言い渡した刑事裁判を鑑みた判決だったのだろう。無可動銃と真正銃の区別もつかない司法の判断はどうあれ、和田氏は、刑事裁判では頑なに無罪を主張しつづけ、「顧客らの名誉回復のため」という理由から民事訴訟を起こした。合法品だと信じて無可動銃を購入したことで、いわれ無き罪に問われ、自殺に追い込まれた顧客の無念が晴らされることはないのだろうか。

〔関連記事〕『US-MART事件』和田晃三被告に懲役10年の実刑判決「神戸地裁」

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〔関連記事〕合法通関の証拠書類 US‐MART事件Ⅲ

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〔関連記事〕「自殺者」まで出した警察の不当捜査 US‐MART事件Ⅰ

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