増田俊男氏「極秘帰国」債権者ら「サンラ・ワールド社」へ押しかける
巨額の出資金集めをめぐるトラブルで、訴訟や刑事告訴が相次いでる自称評論家の増田俊男氏が、19日夕方に避難先のハワイから極秘裏に帰国していた。妻の江尻眞理子氏をともなって成田に降り立った増田氏は、帰国を事前に察知して、空港で待ちかまえていた報道記者から取材を受ける一幕もあった。
帰国翌日の20日には、増田氏と江尻氏が経営する『サンラ・ワールド社』(豊島区高松)へ、和解金を不払いにされた債権者らが押しかける騒ぎが起きている。同時刻には、返金を求めるほかの高額出資者との面談のため、増田氏と江尻氏は帝国ホテル事務所へ出向いており不在。債権者ら抗議には、海外事業部(サービスセンター)の女性幹部社員が対応した。
「どこの方ですか! 名刺をください!!」
債権者らに同行取材した報道記者に向かって、女性幹部は鬼気迫る形相でつめ寄る。報道記者が名刺を差し出すと、女性幹部が返したのは〝手書きのメモ〟だった。
サンラ・ワールド社の海外事業部が入居する「コアふくみ高松」という4階建てのマンションには、現在もサンラ・グループの看板が掲げられている。しかし、以前は誇らしげに名を連ねていた外国会社名は、すべて塗りつぶされた。それらの外国会社は、いずれも増田氏とサンラ・ワールド社が、巨額の出資金集めの〝商品〟としてきた投資案件だった。その社名が看板から消されたのは、増田氏やサンラ・ワールド社が、詐欺などの理由で訴訟を起こされるようになってからのことだ。増田氏らは訴訟のなかで、「投資先は、グループ会社ではない。増田や江尻、サンラは無関係」などという主張を繰り返している。看板の修整は、「悪質な証拠隠滅ではないのか」と、債権者らは憤りを隠せない。
« 「サンラ・ワールド社」内部崩壊の兆し | トップページ | 『サンラ・ワールド社』元役員が著書を出版 »
「増田俊男/サンラ・ワールド/佐藤博史」カテゴリの記事
- 「冤罪弁護士」佐藤博史氏が<戒告処分>受けた恥トラブル 〔フライデー〕(2014.06.27)
- 弁護士のあり方を問う2つのイベント(2013.05.16)
- 増田俊男氏「債務不履行裁判」またしても無断で出廷せず(2012.11.14)
- 自称“相場の神様”増田俊男氏が投資トラブルの「債務不履行」で訴えられた民事訴訟に答弁書を出さず「無断欠席」(2012.10.03)
- 増田俊男氏の「債務不履行」に“破綻ファンド”元投資家が7500万円の支払いを求めて提訴 〔横浜地裁〕(2012.09.27)
「悪質商法」カテゴリの記事
- 「冤罪弁護士」佐藤博史氏が<戒告処分>受けた恥トラブル 〔フライデー〕(2014.06.27)
- 「特殊詐欺」の被害が過去最悪 「悪質商法」と闘う行政書士が対策セミナーで注意を喚起(2014.03.07)
- 太田真也弁護士(神田のカメさん法律事務所) が「詐欺的行為の助長」を認定された2審の敗訴判決が確定へ…最高裁が上告棄却(2014.03.01)
- 太田真也弁護士「悪徳弁護士退治」活動の原点<ナマコ詐欺事件>「南洋」社長に懲役12年 〔東京地裁〕(2014.01.14)
- <ナマコ詐欺事件>「南洋」社長・中元雅二被告に懲役15年求刑(2013.10.30)
コメント