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2009/01/10

増田俊男氏と江尻眞理子氏「サンラ・コーヒー組合」競売危機で責任逃れか

Showletter33b 『サンラ・コーヒー組合』は、増田俊男氏と江尻眞理子氏が『サンラ・ワールド社』を窓口に募集・勧誘し、約800人から40億円近くもの資金を集めてきた投資ファンドだった。

Q:株式の場合、会社が倒産すると株券は紙切れ同然になりますが、今回のユニットの場合はどうですか?
A:ユニット所有者はサンラ・ガーデンの総資産のオーナーですから、万一の場合でも全資産を売却また競売することによって投資資金を回収することができます。もっとも、サンラ・ガーデンの資産は好循環で増え続けるので、残存資産が投資額を下回ることは考えられません。

これはサンラ・ワールド社が、サンラ・コーヒー組合の出資募集時に配布したQ&A形式の宣伝文に書かれていたセールス文句だ。ところが、いまサンラ・コーヒー組合への出資は「万一」の事態を迎えている。増田氏と江尻氏が発行した出資証明書は紙切れとなり、残存資産がゼロになる可能性が高くなっているのだ。

'01年から'03年にかけて行った3回の募集で、増田氏と江尻氏は、サンラ・コーヒー組合への出資を名目に2500万ドル(※ 約32億円)の資金を日本で集めている。

Showletter4b Showletter34b そして、サンラ・コーヒー組合がコーヒー園の用地として、ハワイ島に225エーカーの未開発地を購入したのは'02年5月。購入に充てられた資金は、495万ドル(※ 約5億2000万円だった。この時点で、2000万ドルほどの資金が残る計算だ。開発費に使うにしても、十分おつりがでそうなはずなのだが、増田氏と江尻氏は'05年の1月と2月に「最終募集」と称して追加募集を行っている。

4種類の豪華モデルハウスの完成は6-7月に予定され、完成と同時に26区画の分譲が始まります。

アメリカのある元大統領に一区画買っていただくことになっています。


'05年1月に、サンラ・ワールド社が配布した募集資料には、そんな景気のいい宣伝文句が踊っていた。そして、増田氏と江尻氏がサンラ・コーヒー組合への出資を名目に、追加で集めた資金は600万ドル(※約6億2000万円)だ。土地の購入費を差し引き後の2600万ドルという潤沢な資金にくわえて、増田氏らが宣伝した〝好循環〟によって、サンラ・コーヒー組合の資産は増えているはず、だった。

ところが、それから3年経ったいま、元大統領の購買はおろか、サンラ・コーヒー組合の分譲地は一区画たりとも売れていないのだ。しかも、'05年の6月から7月に完成予定とされた「4種類の豪華モデルハウス」は、着工された痕跡すらない。現在でも、敷地内にはレセプションハウスを含んで、2軒の建物しか存在しないのだ。

たったそれだけの開発に、土地の取得から6年8ヶ月の歳月をかけ、2600万ドルもの巨費が投じられたとは、とうてい考えられない。そのうえ、増田氏と江尻氏は出資者の資産であるサンラ・コーヒー組合所有の土地を担保に、'06年9月'07年6月に計904万ドル(※ 約10億4600万円)の融資を受けていたのだ。

この巨額の借金が命取りになった。

アリウス3D・サンラコーヒー投資情報室の調査により、融資元のハワイ・ナショナル銀行がサンラ・コーヒー組合の土地の競売を求めて、地元の裁判所に提訴した事実が発覚したのは昨年12月。さらに年明けには、同裁判にサンラ・コーヒー組合側が「答弁書」を提出せず、裁判所が「欠席裁判」を認める決定をしたことが判明している。

このぶんでは、サンラ・コーヒー組合が所有する不動産が競売にかけられ、人手に渡る日も近そうだ。出資者の資産をゼロにしてしまいかねない重大な問題でありながら、責任者の増田氏と江尻氏や、募集・勧誘元のサンラ・ワールド社は沈黙をつづけている。

競売裁判の事実が発覚する直前の昨年12月10日、サンラ・ワールド社が「サンラ・コーヒー組合代行サービスセンター」の名で出資者へ送りつけた文書には、破綻を予期した「責任逃れ」ともとれる文言が並べられていた。

増田・江尻はあくまでも投資家代表であり、経営に責任はありませんが、マイク・ネコバ氏(経営者)が直面している RHG の危機を乗り越えることに協力することにしたのです。

Img033_2 増田氏と江尻氏は「投資家代表」に成りすまし、マイク・ネコバ氏に責任を転嫁しようとしているようだが、そんな言い逃れはいまさら通用しない。横文字でごまかされ、出資の仕組みを理解できていない出資者もいると思われるので、わかりやすく責任の在り処をチャートで示しておく。

出資者は、いますぐ組合の収支決算書などの提出を求めるべきだろう。 

〔参考記事〕Entry of Default (欠席裁判)

※文中の円換算は、当時のレートで計算している。

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