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2009/02/14

単行本「報道されない警察とマスコミの腐敗~映画『ポチの告白』が暴いたもの」近日発売

Pochi

寺澤有(てらさわゆう)著〔インシデンツ刊〕

A5判・224ページ 1200円

2月25日発売

本書【はじめに】より

警察とマスコミの腐敗は報道されない。少なくとも日本では、そうである。
「警察官やマスコミ記者が逮捕されたという報道はたまに見かけるけど」と言う読者もいるかもしれない。しかし、それらはすべて個人犯罪だ。戦前から連綿と続けられる警察の組織的な犯罪、例えば裏ガネづくりや盗聴が報道されることは決してない。マスコミにしても、新聞が発行部数を水増ししていたり、テレビが報道番組でさえ、「絵を撮るため」と称して、日常的にやらせをくり返していたりするという事実は、詐欺罪や各種法令違反となる可能性が高いにもかかわらず、隠蔽されている。

警察とマスコミの関係でいえば、記者クラブを媒介とする両者の癒着は目に余るものがある。警察には事件や事故の情報から著名人のスキャンダル、人間の喜怒哀楽がうかがえる話まで、様々なネタが集まってくる。記者クラブに加盟する新聞社やテレビ局は、それらを独占的に提供されて、紙面や番組を構成している。ネタ元を批判できないのはあたりまえ。被害者や目撃者がおり、警察がやむをえず発表した警察官の個人犯罪を、小さく報道するのが関の山だ。

警察と記者クラブが悪質なのは、警察官が公務中、警察本部や警察署で開く記者会見などからも雑誌記者やフリーランスを閉め出すことである。持ちつ持たれつの関係を続けたいがため、特定の新聞社やテレビ局に税金が使われている。そもそも警察が記者会見で発表する情報も税金で集めたものだ。

旧知で私より年齢が1つ上の映画監督・高橋玄も、かねてから警察とマスコミの腐敗や癒着を苦々しく思っていた。2004年、それを映画で描くという話が持ち上がり、私が取材した事件や体験した出来事をネタとして提供した。「事実は小説よりも奇なり」というが、高橋は創作意欲をかき立てられ、事実と事実を組み合わせていく手法で、映画「ポチの告白」の脚本を完成させた。その年の暮れに開始された撮影では、日本の記者クラブを批判する日本外国特派員協会も協力してくれた。

「ポチの告白」がどれだけ事実に基づいているかは、本書でインタビューしている警察やマスコミ、司法の関係者の「告白」をお読みいただきたい。事実を事実として受け止めることから、進歩や改革は始まる。
                

2009年2月9日 寺澤有

<目次>

『ポチの告白』ストーリー&キャスト

告白1 高橋玄(映画監督)
人間は組織の歯車なんかじゃない

告白2 原田宏二(元北海道警釧路方面本部長)
内部告発者は胸を張って生きていかなければな らない

告白3 仙波敏郎(愛媛県警巡査部長)
なぜ警察官は自ら立ち上がらないのか

告白4 落合博実(元朝日新聞編集委員)
権力の広報機関に安住する新聞が生き残れるわけがない

告白5 山岡俊介(ジャーナリスト)
フリーランスがいちばん楽しい

告白6 寺西和史(裁判官)
日本の裁判を変えるため裁判官になった

告白7 大内顕(元警視庁職員)
不正を公表しないで死ぬのはおもしろくない

告白8 津田哲也(ジャーナリスト)
拳銃も薬物も警察が蔓延させた

告白9 黒木昭雄(元警視庁巡査部長)
警察官もマスコミ記者も自分の生活を守るだけ

告白10清水勉(弁護士)
ひたすら権力を信じ安心する国民性

本書の注文は全国の書店、または「インシデンツ」へ。

直販の場合、1冊1,260円(税込み。送料無料)。10冊以上まとめれば、約3割引の900円(同)で購入できるそうだ。

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