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2009/05/17

「東京高検」鑑定追加データ要求の上申書に「弁護団」は反発「サンラ商法被害者連絡会」は佐藤博史弁護士に抗議デモ〔足利事件〕

「女性のDNA型が含まれている」などとして、DNA型再鑑定の結果について東京高検が、弁護側推薦の鑑定医に追加資料の提出を求める上申書を東京高裁に提出していたことを15日、毎日新聞などが報じた。弁護側は「女児本人や母親の可能性もあり、女性のDNAが関係あるとは思えない。時間稼ぎだ」と反発しているという。

16日、『足利事件』弁護団は事件の舞台となった足利市で、事件説明会と支援者の市民を参加させた「現地調査ツアー」を開催した。市内の公営施設「足利市民プラザ西館」で開かれた集会では、検察側の上申書提出に対する反論が期待されたが、当ブログ管理者の津田哲也は事前に参加申し込みを拒否されていたため入場できず。主任弁護人の佐藤博史弁護士のスピーチなどを、取材することができなかった。

集会にはNHKほか、多数の取材陣がつめかけていた。共同通信は、弁護団が「DNA再鑑定結果により、われわれに追い風が吹いている」とアピールしていたと、集会の様子を伝えている。

足利事件で無実訴え 弁護団と支援者が現場視察〔共同通信〕

足利事件で殺害された女児=当時(4)=の着衣に付いていた体液と菅家利和受刑者(62)=無期懲役が確定=のDNA型が一致しないと再鑑定で分かったことを受け、菅家受刑者の弁護団と支援者が16日、事件の舞台の栃木県足利市で集会を開き、あらためて無実を訴え再審開始を求めた。

Pn2009051601000750___ci0003a 弁護団は「DNA再鑑定結果によりわれわれに追い風が吹いている」と強調。集会に続き、支援者らとともに現地調査を実施し、幼女を連れ去ったとされるパチンコ店や遺体が見つかった渡良瀬川河川敷を訪れた。

佐藤博史弁護士の「菅家受刑者の『自分が女児を殺した』との供述は不自然だ」との説明に、集まった100人を超える支援者が耳を傾けた。

2009/05/16 18:23

Pict0680 『足利事件』の集会が開かれた「足利市民プラザ西館」では、同日『サンラ商法被害者連絡会』のメンバーが集まり、「サンラ・ワールド社の顧問や代理人を長年務めて、億単位の報酬を得た佐藤博史弁護士の責任を追及する」デモ集会を行った。津田が、「足利市民プラザ西館」に到着したのは、「足利事件」の集会が閉会する間際の午後3時前。『サンラ商法被害者連絡会』のメンバーは、正午前から会場付近に集合して、ビラの配布などの活動を行なっていたという。

Pict0679 午後3時20分ごろ、「現地調査ツアー」へ向かうため、弁護団や支援者が会場を出てバスに乗り込む。「足利市民プラザ西館」前の路上で津田が写真撮影をはじめると、佐藤弁護士とともにサンラ・ワールド社の代理人を務める弁護士が、「足利事件のことは書かないでください。そのうち、大変なことになりますよ!」と険しい口調で言うと、強引にカメラのレンズを遮った。

プラスになる取材は大歓迎。批判的な取材は固くお断り。当たり前といえば当たり前の対応ではあるが、菅家利和受刑者の弁護と支援活動は肯定しているつもりだ。批判する気は毛頭ない。しかし、「冤罪事件の弁護活動に取り組む弁護士は、廉潔であるべき」という主張は、断固として貫徹する。

Img160_2  『サンラ商法被害者連絡会』の趣旨も、菅家氏を支援する人たちには理解してもらえたようだ。ビラの配布を行っていた連絡会メンバーの男性は、「菅家さんを支援する足利の人たちは、みなさん温かいですね。ほとんどの人がビラを受取ってくれましたし、われわれの説明にも耳を傾けてくださいました」と話している。

弁護団が遺体発見現場を調査 足利事件〔日本テレビ〕

5月17日1時50分配信

Oudanmaku

<足利事件>東京高検が弁護側鑑定医に追加資料を要求〔毎日新聞〕

5月15日22時14分配信

「足利事件」の再審請求即時抗告審で、殺害された女児の着衣の体液と菅家利和受刑者(62)=無期懲役確定=のDNA型が一致しないとする再鑑定結果について、東京高検は、弁護側推薦の鑑定医に追加資料の提出を求める上申書を東京高裁に提出した。弁護側が15日明らかにした。検察側、弁護側は来月12日を期限に意見書を高裁に提出するが、弁護側は「意見書に不可欠なものでない。時間稼ぎだ」と批判した。

上申書は12日付。本田克也・筑波大教授の鑑定書について「資料の中に一定割合の女性のDNA型が含まれている」などと指摘し、鑑定書に記載した以上の詳しいデータや分析結果の提出を求めた。高裁から上申書を郵送された本田教授は、提出に応じるという。

弁護側は19日にも、菅家受刑者の刑の執行を停止し釈放するよう東京高検に申し入れる予定。【安高晋】

鑑定データ追加を 足利事件、高検が上申書〔下野新聞〕

(5月15日 05:00)

足利事件で殺害された女児の着衣に付着した体液から、再審請求中の菅家利和受刑者(62)=無期懲役が確定=とは別人のDNAが検出された東京高裁の再鑑定結果を受け、東京高検は十四日までに、弁護側推薦の鑑定人のデータが不足しているとして、詳細なデータの追加提出を求める上申書を高裁に提出した。

「着衣には女性のDNAも含まれている。データをすべて検討する必要がある」としている。上申書は十二日付。

しかし、この女性が女児本人か女児の母親だった可能性もあるため、弁護側は「(高裁が)再審開始の可否を判断する上で、女性のDNAが関係あるとは思えない」と反発している。

上申書では、女性のDNAを詳しく検証する必要性を強調している。

菅家受刑者とは別人とされたDNAについて、検察側は、栃木県警の捜査の過程で捜査員の汗などが付着した可能性も残されているとして、捜査員らのDNA型との照合も検討している。

ただ、これまで裁判所関係者が証拠物の着衣に触れたこともあるといい、新たに照合をした場合、対象者は広範囲に及ぶ恐れもある。

足利事件の現場調査 弁護団 自白の信用性検証〔東京新聞〕

2009年5月17日 朝刊

Pk2009051702100009_size0 渡良瀬川の河川敷で事件について説明する佐藤博史弁護士(右)=16日午後、栃木県足利市で


栃木県足利市で女児=当時(4つ)=が殺害された「足利事件」で、女児の着衣に付着した体液と菅家利和受刑者(62)=無期懲役確定=のDNA型が一致しないとする再鑑定の結果が出たことを受け、菅家受刑者の弁護団が十六日、支援者ら約百三十人とともに現場の調査をした。DNA型鑑定とともに有罪の決め手とされた菅家受刑者の自白の信用性を検証するのが狙い。

女児が行方不明になったパチンコ店駐車場や、菅家受刑者が犯行後に立ち寄ったとされるスーパーなどを見て回った。犯行時刻とされる午後七時ごろには、遺体が見つかった渡良瀬川の河川敷を懐中電灯を手に歩いた。

佐藤博史弁護士は「こんなに薄暗く、足場の悪い状況では、自白通りに女児を連れていくのは不可能」と指摘。「DNA型の再鑑定で菅家さんの無実が分かっただけでなく、真犯人のDNA型も判明した。警察と検察は捜査が間違っていたことを認めるべきだ」と訴えた。現地調査は十七日も行われる。

足利事件弁護団が現地調査 自白矛盾訴える〔下野新聞〕

(5月17日 05:00)

足利事件再審請求の即時抗告審でDNA再鑑定が不一致となり、菅家利和受刑者(62)の再審開始の公算が大きくなる中、弁護団は十六日、足利市内で初の大規模な現地調査を行い、自白の矛盾点を検証した。

これまでは菅家受刑者の支援団体などが、事件発生の五月十二日前後にほぼ毎年実施してきた。今年はDNA再鑑定結果を受け、菅家受刑者が一審の途中から否認に転じたものの、証拠とされた自白の信用性を追及しようと弁護団が企画した。

調査には弁護団や支援者など過去最多の約百三十人が参加。足利市民プラザで行われた説明会では佐藤博史弁護士が事件の経緯を詳細に説明した。続いて参加者はバスに分乗し、菅家受刑者の自宅跡や元勤務地などを視察した。

殺害された松田真実ちゃんを連れ去ったとされるパチンコ店や渡良瀬川河川敷では、自白の疑問点を弁護団が説明。犯行時間とされる日没後の午後七時すぎからは川沿いの雑木を分け入り、「(懐中電灯を持たずに)真実ちゃんの手を引いて護岸まで歩いた」などとする自白の不自然さを強調した。

佐藤弁護士は「夜間に現場にくれば実行不可能な自白だと分かる。この暗闇では女の子と移動などできない。裁判官にもぜひ来てほしい」と訴えた。現地調査は十七日も行われる。

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