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2009/12/01

佐藤博史〔足利事件〕主任弁護人式「美談報道」ネタの仕込み方

Satokikin菅家利和氏の釈放と、ほぼ無罪が確定的とみられる再審の開始で、一躍マスメディアの寵児となった<足利事件>主任弁護人の佐藤博史弁護士。うるさいほどにメディアに露出し、オーバーアクションで正義感をアピールする一方で、ドロドロとした銭金にまつわる醜聞が絶えない人物でもある。

『サンラ・ワールド社』の顧問(今年7月辞任)時代には、メディアからの取材を一手に仕切り、電話1本の対応で数十万円の手数料を同社に請求。その挙句、顧問辞任後の今月27日に、サンラ・ワールド社側から約1億2400万円の返還と5000万円の損害賠償を求める紛議調停を、所属する弁護士会に申し立てられた。

そして<足利事件>では、取材に応じる見返りとして、高額なギャラをメディアから徴収。取材謝礼の要求に異議を呈されれば、烈火のごとく怒り、人目もはばからずに怒鳴り散らす。

集金活動にも熱血ぶりを発揮してきた佐藤弁護士だが、その〝商才〟は、どうやら<足利事件>報道のネタづくりにも生かされていたらしい。

菅家氏が千葉刑務所から釈放された約3週間後の6月23日、<菅家さんを支える基金>に関する報道があった。この基金は菅家氏の弁護団が同月18日に開設したもので、土日を除くわずか3日間で128件、約185万円の寄付があった、と報じられた。

<参考記事>菅家さんの支援資金続々 足利事件〔下野新聞〕

じつは、この報道のネタの仕込みにサンラ・ワールド社が一役買い、基金の一部に〝増田俊男マネー〟が充てられていた疑いが浮上しているのだ。

<菅家さんを支える基金>を開設した翌日、佐藤弁護士は<足利事件>の支援者や関係者を対象としていると思しきメーリングリストを使い、協力を呼びかける同報メールを送っていた。

----- Original Message -----
From: "佐藤博史" <
×××.×××@nifty.com>
To: <
ashikaga@nichibenren.jp>
Sent: Friday, June 19, 2009 10:16 AM
Subject: ★★足利事件緊急事態★★

各位

 足利事件が緊急事態を迎えています。

 再審請求の即時抗告審を担当している東京高裁刑事1部(矢村宏裁判長)が,科警研のDNA鑑定の誤りを指摘した本田鑑定を無視して,

あるいは,否定して,鈴木鑑定のみに基づいて,6月23日(火曜日)午前10時に,菅家さんに対する開始決定を下そうとしているのです。

 開始決定は,菅家さんが求めてきたものですが,足利事件の真実を明らかにしないままの開始決定は,足利事件で真に責任を負うべき,

科警研,検察官,最高裁判所判事を含む裁判官の責任を明らかにしないままの,最悪の,反国民的な決定であることは明らかです。

 矢村裁判長は,臭いものに蓋をしようとしているのです。

 足利事件弁護団は,6月17日,以下の声明を発しました。

 そこで,お願いがあります。

 いくらの金額でも結構ですので,6月22日午前中までに,下記の口座にカンパをして頂けないでしょうか。

 6月22日(月曜日)午後,その口数と金額を公表し,かつ,矢村裁判長のもとに届け,足利事件の真相究明が国民の声であることを示した

いからです。口座名口座番号は以下のとおりです。

「菅家さんを支える・基金」 みずほ銀行赤坂支店(普通)2097742

 また,このメールを皆様のお知り合いに転送して,皆様のお知り合いにもカンパの要請をして頂ければと思います。

 弁護士 佐藤博史

 東京都港区赤坂3-20-6パシフィックマークス赤坂見附3階

 新東京法律会計事務所

  tel:03-3584-2211

  fax:03-3584-2227

  e-mail:×××.×××@nifty.com

  携帯0×0-××××-××××

 PS アドレスの管理上,二重,三重に同じメールが届く可能性がありますが,緊急

 事態に照らし,お許し下さい。 

******************

 平成21年6月17日

 矢村宏裁判長に猛省を求める

 足利事件弁護団声明

 東京高等裁判所第1刑事部(裁判長矢村宏,裁判官杉山愼治,裁判官佐伯恒治)は,平成21年6月16日,6月23日(火曜日)午前10時に,足

利事件についての決定書を交付する旨通知した。

 検察官が,鈴木鑑定によって,菅家利和さんが足利事件の犯人でないことが明らかになったことを認め,再審開始相当の意見を述べてい

る現在,裁判所によって下される決定とは,再審開始決定しかない。

 再審開始決定は,私たちが長い間求めてきたものである。

 しかし,私たちは,矢村裁判長による再審開始決定を断固として拒否する。

何故なら,矢村決定は,鈴木鑑定のみによって再審を開始し,科警研鑑定が誤鑑定だったことを暴き,犯人のMCT118型が18-24であることを

明らかにした本田鑑定を完全に無視したものに違いないからである。

 矢村決定は,犯人のDNA型が明らかになることを阻止して,犯人の逃亡を助け,かつ,誤った科警研鑑定によって死刑を執行された可能性

がある飯塚事件の久間三千年氏の無念を闇に葬るものである。

 矢村決定は,明らかに足利事件の真実に背を向けた反国民的なものなのである。

 そこで,私たちは,矢村宏裁判長に猛省を求め,足利事件の真相究明のために,6月23日に決定を下すことを撤回するよう求める。

 さらに,足利事件の真相究明のために,菅家さんの闘いを支えるための浄財を募るため,基金の銀行口座を開設した。

「菅家さんを支える・基金」

 みずほ銀行赤坂支店(普通)2097742

 どうか皆様の力を貸して頂きたい。

*************************************

このメールは、サンラ・ワールド社にも届いていた。そして同社は、足利事件弁護団声明の中でも協力を求められた「浄財」を提供したというのである。

Img221 Img222 寄付金の振込みは、サンラ・ワールド社社長の江尻眞理子氏の実弟が手配をした。友人知人の名前を借り、2万円ずつ10口に分け、計20万を「さわやか信用金庫」から佐藤弁護士が管理する<菅家さんを支える基金>名義の口座へ送金したという。その振込み日は6月19日。つまり、報道された「128件、約185万円」の1割ほどが、サンラ・ワールドが供した「浄財」だったわけである。

菅家氏は、郷里の足利市へ転居することが決まり、その旨を2日に正式発表をするという。再審公判をクリーンなイメージで進めるためにも、〝佐藤ばなれ〟をすることは正解だったのかもしれない。

【関連記事】佐藤博史<足利事件>弁護士に「1億2400万円を返せ」と増田俊男<サンラ・ワールド社>氏が紛議調停を申し立て

【関連記事】〔足利事件〕講演で佐藤博史弁護士「取材謝礼」をめぐり記者と激烈口論

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コメント

「菅家さんを支える・基金」は心ある人の善意で集まるべき性格の募金はずが、強要されたブラックマネーが混じっていたなんて知ったら、「菅家さん」本人はどういう気持ちがするのでしょうか。

売名行為に利用したいだけの佐藤弁護士なら、こういう姑息な手を使うのも大いに納得できてしまいます。

ましてや振込用紙の画像を見ると10枚とも連番で、振込時間も時系列ですね。一人の人物が別の人10名の名前で振り込んだという明らかな証拠ですね。

ここで、さらに佐藤弁護士が、他人の名前を使って振り込むように指示している証拠でも出たら、佐藤弁護士はどういう言い訳をするのか見てみたいものです。

投稿: 目玉おやじ | 2009/12/01 17:28

トラバありがとうございます
ときどき訪問はしていました
私は足利事件の記事は一切書いていません
私のブログはいい弁護士の記事は書きませんし
先にこちらのブログを見ていますので
佐藤弁護士のパフォーマンスはちょっとね!
弁護士の表の顔と裏の顔でしょうか
今裁判中のゆきまろちゃん事件の弁護人も
最近懲戒処分受けました
佐藤氏とはレベルが違いますが!
お互い、がんばっていきましょう

投稿: 弁護士と闘う | 2009/12/05 11:23

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