« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

2010/02/28

〝嵐を呼ぶ男〟佐藤博史弁護士「騎虎の勢」で暴走の果てに呼んだ「強制捜査」〔サンラ・ワールド事件〕

佐藤博史弁護士は'08年12月下旬から翌年1月上旬にかけて、自分の命令に従わず、報酬の支払いを滞った『サンラ・ワールド社』実質経営者の増田俊男氏へ大量の威迫メールを送りつけた。「私の辞任は,サンラの終わりの始まりになる。警視庁にとって,佐藤の存在が最大の懸念材料だったからだ」。警察捜査などをネタに、威迫を執拗に繰り返した佐藤弁護士。増田氏は「こんな無能で感情的な弁護士は、こちらから願い下げだ」と憤り、'09年1月11月付で解任を申し渡す通知書を佐藤弁護士に送った。それを受けた翌日、佐藤弁護士はメールで返事をかえす。

これらの事件は,サンラだけでなく,増田様,江尻様が被告になっている事件で,後任の代理人なしに私どもが辞任すれば,サンラが一気に債務を背負うことになりかねません。

サンラ・ワールド社と増田氏は当時、20件ほどの民事訴訟を抱えていた。その代理人を務めていた佐藤弁護士を解任すれば、すぐにほかの弁護士に委任しなければならない。だが、その頃は、すでに「サンラ商法」のスキャンダルがマスメディアで大きく報じられたあとだった。後任の弁護士がみつからない。そのため、増田氏はやむなく解任の通知を撤回する。憤懣を抱えながらも、佐藤弁護士との〝腐れ縁〟をつづけるしかなかった。

Zeni

佐藤弁護士のほうも、'08年の末から怒涛のごとく増田氏に送りつけたメールに「辞任させていただきます」と書いたが、本気で辞めるつもりはなかったのだろう。<最後通告>のつぎは<本当の最後通告>、さらには<本当に最後の最後通告>などと銘打たれたそれらのメールの内容から、「辞任」も脅し文句のひとつとして使われていたことがわかる。

そもそも、佐藤弁護士には辞任できないワケがあった。サンラ・ワールド社と増田氏の代理人となり、当ブログ管理者の津田哲也に3300万円の損害賠償などを求めた名誉毀損裁判は'08年10月に敗訴。その判決の直前には「津田氏の虚偽が裁判所によって断罪される日が近づいています」と、ご自慢の<法務>のページで自信満々に勝利宣言をしておきながら、佐藤弁護士は恥ずかしい敗北を喫した。この一件で、サンラ・ワールド社の〝影の支配者〟としての威信は失墜し、増田氏らとの信頼関係にも亀裂が入る。しかも、この〝負け裁判〟に、佐藤弁護士は争点とされた事件の当事者としてかかわっていた。「公認会計士脅迫事件」の実行犯の口止めを、佐藤弁護士が行ったことが裁判所に認定されたのだ。

Masuda20100331

「控訴してさらに負ければ、恥の上塗りになる」と考えた増田氏は、控訴はしない方針だった。しかし、佐藤弁護士は自分の利益のために、依頼人の意向を軽く吹き飛ばしてしまう。増田氏の反対を押し切って、ほとんど独断で控訴した。

【関連記事】〔増田俊男vs.佐藤博史〕依頼人の意思をないがしろにした佐藤弁護士の「エゴ訴訟」に増田氏怒る

この控訴審とは別に、佐藤弁護士は増田氏の代理人となり、津田に対してもう1件の名誉毀損裁判を起こしていた。「増田氏の著書はゴーストライターが代筆したもの」とした記事を理由に、1100万円の損害賠償などを求めた<ゴーストライター裁判>である。

増田氏は2件の名誉毀損裁判について、解任通知を撤回した直後の'09年1月12日に佐藤弁護士へ送ったメールのなかで、取り下げることを強く求めた。しかし、その〝上申〟も、あっさりと却下されている。

申し訳ありませんが,私がサンラの事件に関わりK氏(原文は実名)と交渉したために,私が増田様の片棒を担いで証拠隠滅行為を行ったと裁判所によって認定されているのです。控訴審は私の弁護士としての名誉も掛かっている訴訟です。
したがって,取下げることはしませんし,仮にそのようなことをすれば,津田の思うつぼであり,サンラにとっても,危機の到来を意味するでしょう。
何故なら,控訴を取り下げることは,私が証拠隠滅行為をしたことを認めることに等しく,津田らから,これまで以上に非難に晒されることを意味しますし,いまだ係属している懲戒請求も私どもの不利に作用するだろうからです。実際,H氏とC氏(原文はいずれも実名)は,名誉投損判決を証拠として提出しています。
名誉投損事件の控訴審で十分逆転できることについては,控訴理由書をどうかよくお読み下さい。
高裁も,この件については関心があるからこそ,異例にも,事前の打ち合わせの期日を入れているのです。
津田が窮地にあることをどうかご理解下さい。

Ms090114

名誉毀損裁判の控訴審は、佐藤弁護士が自分の都合で争っていたことは明らかだ。ところが、その着手金や報酬の請求書だけは、ちゃっかりとサンラ・ワールド社へ送りつけた。'08年10月15日付で、控訴審の着手金として150万円。控訴理由書の作成費用として、同年12月10日付で50万円。

これには、サンラ・ワールド社側も閉口した。

判決まで争った最初の裁判は、あっけなく敗訴。佐藤弁護士が大言する「優勢」は、まったく信用できない。裁判に負けたくせに、謝罪もしない。おまけに、依頼人の意思を無視して控訴し、その請求書は送りつけてくる。

佐藤弁護士の横暴には、増田氏も腹に据えかねたらしい。控訴審の着手金の請求書を境に、佐藤弁護士への報酬等の支払いを停止する。さんざん世間に恥を晒してきた<法務>のページも、サンラ・ワールド社のウェブサイトから削除した。そして、取り下げを望んでいた2件の名誉毀損裁判に提出する「陳述書」も書かない。この増田氏の〝反乱〟に、佐藤弁護士が〝逆ギレ〟して、冒頭の内紛へとつながったわけだ。

そんな経緯もあって、津田に対する名誉毀損裁判の控訴審が終るまで、佐藤弁護士は代理人を辞任できなかったのだろう。辞めれば、増田氏が訴訟を取り下げることは目に見えていた。

こうして佐藤弁護士は、<本当に最後の最後通告>のあとも、サンラ・ワールド社に〝影の支配者〟として君臨しつづける。それは、憎き津田を打ち負かすまでは、降りるに降りられない「騎虎の勢い」だった。

しかし、その頃、サンラ・ワールド社は「金のなる木」ではなくなっていた。内紛が起きた'08年12月には、和解金を分割でも支払うことができず、裁判所の強制執行を受けている。サンラ・ワールド社は資金繰りに窮し、和解もできない。和解ができなければ、出資者との折衝や訴訟も長引く。和解金を払った「敗北的和解」で、勝ったフリをする偽装宣伝(この時点では、判決まで争って、サンラ側が勝った裁判は1件もなかった)もできなくなる。そのうえ、未収になっていた報酬の取り立ても思うようにはかどらない。そんなこともあってか、佐藤弁護士のモチベーションはあがらなかったようだ。サンラ・ワールド社に出資金の返還や説明を求めたり、クレームを入れるなどした顧客への対応が以前にもまして、ぞんざいになっていった。

「今後は、何らかのことを申し入れられても、すべて無視します」

佐藤弁護士が、サンラ・ワールド社顧客へ送りつけた回答書は、あまりにも傲慢で非常識なものだった。これでは紛争の火種を大きくするばかりだ。そんな奇行を危惧したのは、サンラ・ワールド社の経営陣だけではない。海外事業部責任者の女性幹部社員も、佐藤弁護士にメールを送り、正常な対応を促そうとしていた。

「貴殿は投資先に投資されたのであって、増田や江尻は投資金を返金すべき立場にはありません、悪しからずご了承ください」だけの回答書は、怒りを増す結果になってしまっていますので、来社した投資家の方の投資状況に応じて、案件の現状説明を別紙でお送りするというのはいかがでしょうか。

だが、〝影の支配者〟は聞く耳を持たない。佐藤弁護士が'09年4月14日に、増田氏や女性幹部社員らに下した指示は、とんでもなく偏執的なものだった。

彼らから何を言われても,「皆様の言い分に根拠があれば,警視庁その他に行かれればいいと思います。しかし,弁護士によれば,警視庁も刑事事件としては取り扱っていないそうですし,投資家が原告になって提訴した裁判もすべて頓挫した状態にあるそうです。また,だからこそ,皆さんがこうして実力行使に出ておられるのだと思いますが,何をされても無駄ですので,お引き取り下さい」と言い続けて下さい。

投資案件の進捗状況についても,「サンラのホームページをご覧下さい。それ以上の情報の提供については,様々な妨害行為が続いている関係もあって,行っておりませんので,悪しからずご了承ください。増田から個々の投資家に対してご返事することはありませんし,特に津田氏と一体となって行動している投資家の方々に対しては,一切相手にしないとのことですので,悪しからず」と答えてください。
彼らがそれで怒ったとして,訴訟を提起するにも代理人がいないのです。

Ms090414001 Ms090414002Ms090414003Ms090414004

この異常な指示にサンラ・ワールド社が従った結果、翌月には怒りを増幅させた「サンラ商法被害者連絡会」(旧・被害者の会)のメンバーは、東京地検検事正や警察庁長官などへ刑事告訴の受理を求める上申書を提出する。

              2009年5月19日

        陳 述 書

東京地方検察庁検事正
○○○○ 殿

        サンラ商法被害者連絡会
        文責者  ××××××
        東京都●●●●●●●●
        TEL 03-●●●●-●●●●
        FAX 03-●●●●-●●●●

私どもは、豊島区高松2-14-18に所在するサンラ・ワールド株式会社(以下、サンラ・ワールド社)が、1999年頃から継続して無資格・無登録で行ってきた出資金の預かりや証券売買の業務に騙された被害者が構成する団体です。

サンラ・ワールド社は、登記上の本店を東京都中央区に置き、代表取締役を江尻眞理子氏(以下、江尻氏)が務め、江尻氏とその内縁の夫である増田俊男氏(増田氏)が共同で経営する会社です。

同社による不正な出資金集めの問題は、昨年1月より読売新聞などの媒体で大きく報道されましたので、ご記憶がおありかもしれませんが、その業務には違法性が強く疑われます。そのため、過去に被害者数名が、出資法に違反する疑いがあるとして、警視庁生活経済課に告訴状を提出してまいりましたが、いまだ正式に受理されてはおりません。

当サンラ商法被害者連絡会におきましては、現在、サンラ・ワールド社、江尻氏、増田氏らを詐欺罪の疑いで刑事告訴する準備を進めております。

このサンラ・ワールド社による詐欺的な商法につきましては、2002年より同社の法律顧問や代理人を7年近くにわたって務め、延べ数億円(2007年度だけで約1億円)という異常に高額な報酬を同社から受け取ってきた佐藤博史弁護士(第2東京弁護士会所属)にも、違法性の疑われる事業を助長してきた共同責任があるものと考えております。

同弁護士につきましても、私どもは民事、刑事の双方で責任を追及してゆく所存です。

ところで、この佐藤弁護士は、1990年に栃木県足利市で起きた幼女殺害事件(以下、『足利事件』)の再審請求即時抗告審におきまして、菅家利和受刑者の主任弁護人を務めている人物でもあります。『足利事件』は今月8日、佐藤弁護士が東京高等裁判所の意向に逆らって司法記者クラブおいて会見を開き、再鑑定されたDNA型の「不一致」という発表を行ったことで、マスコミに大々的に取り上げられることになりました。

この『足利事件』の再審開始の問題につきましては、私どもの関知するところではございませんが、国家権力と闘う人権派を標榜しながら、一方では詐欺的商法を幇助して被害を拡大させ、巨額の報酬を得てきた佐藤弁護士を許すことはできません。

今後は佐藤弁護士を含め、サンラ・ワールド社経営陣の法的責任を問うべく、警視庁に刑事告訴を行ってまいりますので、受理していただけるよう、助力を賜りたくお願い申し上げる次第です。

                        以上

さらに'09年6月から7月にかけて、「サンラ商法被害者連絡会」のメンバー6名がサンラ・ワールド社や増田氏らに対する詐欺などの疑いで、警視庁生活経済課へ告訴状を提出した。

Mpd209007152

この告訴は受理されなかったが、事態を重くみた警視庁は内偵捜査を本格化させる。同年8月ごろから全国の消費者センターに照会して、その相談者から「サンラ商法」の被害者を探す。そして、サンラ・ワールド社の顧客や関係者などから事情聴取した警視庁は、今年2月3日に金融商品取引法違反の疑いで、強制捜査に踏み切ったのである。

「サンラ商法被害者連絡会」のメンバーらと諍い、暴言を吐き、暴行をはたらくなどの騒動を起こしたあげく、警察の「強制捜査」を呼んだ佐藤弁護士。依頼人の増田氏を見事なまでに追いつめたが、一方では'09年6月に依頼人の菅家利和氏を冤罪から救い、正義のヒーローとして世間の脚光を浴びた。

そして、その翌月、津田に対する名誉毀損裁判の控訴審は、「津田が窮地にある」と吹いたビッグマウスに反して敗訴。それを機に佐藤弁護士は、サンラ・ワールド社に見切りをつけ、7年間も務めてきた顧問や代理人を一方的に辞任した。

Saibansyo090708_3

ひとたび騎乗した虎の背から、途中で降りてしまうことは、命とりになりかねない。そして「悪因」は、いずれ「悪果」をまねくのが因果の道理である。

続きを読む "〝嵐を呼ぶ男〟佐藤博史弁護士「騎虎の勢」で暴走の果てに呼んだ「強制捜査」〔サンラ・ワールド事件〕"

| | コメント (1)

2010/02/24

増田俊男氏「そば屋の出前」を〝マスダ・マジック〟で10年目に届ける Arius3D

『アリウス3D社』上場の成否をめぐる情報が錯綜していたが、カナダのTSX-V(トロント・ベンチャー証券取引所)は、きょう(トロント時間23日)『レベッカ・キャピタル社』とのQT(合併)が完了したことを正式に発表した。

Arius3D Corp.

この合併により、'07年10月5日から取引停止となっていたレベッカ・キャピタル社は『アリウス3Dコーポレーション社』と社名を変更し、TSX-Vの上場会社として市場取り引きが再開されることになる。

旧アリウス3D社の株主には、旧社株1株に対し、0.5582株の割合でアリウス3Dコーポレーション社株が交付されるという。

Tmasuda0131

増田俊男氏は、日本に帰国していた今月3日、無登録でアリウス3D社株の取り引きを行った疑いで警視庁の強制捜査を受けている。その後、8日に妻の江尻眞理子氏とともにトロントに飛び、〝ひと昔前〟にはじめたプロジェクトを奇跡的に成就させた。

新会社の市場取り引きは、日本時間のあす午前に開始されるらしい。増田氏とともに10年ものあいだ夢を見つづけてきた日本の投資家が、いよいよ現実と向き合うときがきたわけだ。

アリウス3D社株の代理店である『サンラ・ワールド社』の関係者によれば、増田氏は来月に帰国し、アリウス3Dコーポレーション社の幹部を招いた説明会を東京で開催する予定だという。

続きを読む "増田俊男氏「そば屋の出前」を〝マスダ・マジック〟で10年目に届ける Arius3D"

| | コメント (6)

2010/02/21

「最強の刑事専門弁護士」を自称する佐藤博史弁護士〔足利事件・横浜事件〕をダシにした「捜査逃れ」の〝用心棒代〟キツイ取立て

佐藤博史弁護士(新東京法律会計事務所)が影の支配者として、一蓮托生の関係にあった『サンラ・ワールド社』経営者の増田俊男氏と江尻眞理子氏らと、仲たがいするようになったのは'08年12月。そのきっかけは、佐藤弁護士が〝熱筆〟していた<法務>と称する広報ページを、サンラ・ワールド社がウェブサイトから削除したことだった。

【関連記事】「サンラ・ワールド社」を影で支配した佐藤博史弁護士「不正義の戦い」で掘った〝墓穴〟

Saigotsukoku

じつにバカバカしい軋轢だが、増田氏と眞理子氏は、佐藤弁護士が執拗に発した<重大警告>と<最終警告>に屈服する。しかし、佐藤弁護士の要求行為は、それだけでは終らなかった。

サンラ・ワールド社が<法務>のページを再開させる2日前の'08年12月27日、つぎなる恐怖のメールが増田氏らを襲う。<重大警告>と<最終警告>につづいて、佐藤弁護士が送りつけてきたのは<最後通告>だった。

増田様
 未払金について,お支払いがなく,ご連絡も頂いていません。
 年内にお支払いがない場合は,残念ですが,代理人を辞任させて頂きますので,その旨予めご連絡申し上げます。
佐藤博史

「未払金【最後通告】」と題した佐藤弁護士のメールは、未払いになっていた弁護士報酬の支払い催告だった。それにしては、仰々しく<最後通告>と銘打つのは尋常ではない。

増田氏は、同日中に返事をかえしている。

着金は年を越すかも知れませんが、年内にハワイから送金します。
本年もいろいろご迷惑をおかけいたしましたが、これに懲りずに来年も辣腕を振るってください。
増田。

「着金は年を越すかもしれない」と書いた増田氏に対し、「年が明けました」という書き出しのメールを佐藤弁護士が送ったのは'09年1月1日の未明のこと。気が短いにもほどがある。しかも、それは「本当の最後通告【重要】」という題がつけられていた。

Ms081227090101001

Ms081227090101002
 おそらく,津田や津田の信者は,警視庁からの事情聴取に対し,サンラはもはや潰れたも同然であるから,強制捜査に踏み切っても構わない旨話していたのだと思います。
 しかし,警視庁にとって,裁判上争いになっている問題について,軽々しく判断できるわけはありません。
 いわんや,サンラには「刑事専門弁護士である」「最強の」佐藤が付いているわけですから,津田の一方的な情報に基づいて,間違った判断を下せば,とんでもないことになることは分かっています。
 横浜事件も足利事件も,警察の捜査はもとより,検察官の起訴,裁判所の判決が間違っていたことを明らかにする「再審」事件で,刑事事件の中では,もっとも難しい事件であることはご存知だと思います。

 津田もそのことを十分に察知しているがゆえに,「法務」のHPが削除されたことから,佐藤がサンラを見捨てたと軽信し,警視庁を焚きつけたのです。

─中略─

 私は,増田様にほとんど愛想が尽きました。
 お願いした陳述書その他の情報提供について,適確な反応がないことが最大の理由ですが,おそらく2000万円近くになっている弁護士費用の未払金も,以下のようなメールを頂いただけで,そのままになっています。
 私に対し「ウソも方便」と思っておられたら,大間違いです。

 年明け早々,申し訳ありませんが,私はほかの仕事に追われていますので,これ以上,サンラのことで力を使うつもりはありません。
 残念ですが,本当の最後通告とさせて頂きます。

 念のため,私の辞任は,津田によって大宣伝され,サンラの終わりの始まりになる可能性が高いと思います。
 警視庁にとって,佐藤の存在が,おそらくは最大の懸念材料だったはずだからです。

佐藤博史

<最後通告>のあとに届いた<本当の最後通告>は、正月の初笑いをとるために送られたものではないはず。おそらく本人は、大まじめに書いたのだろうが、読んだほうは苦笑せずにはいられない。「佐藤弁護士がついているから、警視庁が手出しできない」と本気で思っていたのだとすれば、それは「自意識過剰」と言わざるを得ない。菅家利和氏が千葉刑務所から釈放された昨年6月まで、佐藤弁護士は無名の弁護士に過ぎなかった。

Hukumi205

また、佐藤弁護士は<法務>のページが削除されたことについて、「そのようなことも分からない大馬鹿者の司令官(増田氏)は,前線の指揮官(佐藤弁護士)に問い合わせもしないまま,武器(法務)を引き揚げてしまいました」とクドクドしく書いている。しかし、これはまったくの逆。サンラ・ワールド社にとっての<法務>のマイナス効果に気づかず、「裸の王様」になっていたのは佐藤弁護士のほうだろう。

この脅迫的な<本当の最後通告>を受け取った増田氏は、「年明けに着金すると申し上げましたが、まだ年は明けていません」と返事を書いた。すると「裸の王様」は激怒したらしく、旅先のイスタンブールから猛撃する。

続きを読む "「最強の刑事専門弁護士」を自称する佐藤博史弁護士〔足利事件・横浜事件〕をダシにした「捜査逃れ」の〝用心棒代〟キツイ取立て"

| | コメント (4)

2010/02/19

増田俊男氏「そば屋の出前」玄関前で転ぶ? Arius3D

Tsxv

「アリウス3D社(旧レベッカ・キャピタル社)が合併手続きを完了」と、レベッカ・キャピタル社のプレスリリースに基づく情報を<マーケットウォッチ>が報じたのは、17日(トロント時間16日)のことだった。

Arius3D Corp. (Formerly Rebecca Capital Inc.) Closes Qualifying Transaction

Aarius20100218

その翌日には、増田俊男氏が実質経営する『サンラ・ワールド社』(江尻眞理子社長)がフロンティア・ワン社(Frontier One, LLC)からの報告と称して、アリウス3D投資ファンドの出資者へ〝吉報〟を送った。

本日17日、TSX-V は昨日の公示を確認、幹事証券会社に、いつでも準備が出来次第取引をしてもいい旨連絡があったとAriis3D Corp.から連絡がありました。

フロンティア・ワン社は、増田氏と眞理子氏が経営する会社。同社からの報告といえば、すなわち「サンラ・ワールド社による発表」と同義である。上場(合併)完了は、10年におよんだ「そば屋の出前」の果てに警視庁から強制捜査を受けた増田氏らが、土壇場でみせた<マスダ・ウルトラC>かと思いきや、なんだか雲行きが怪しくなってきた。

トロント時間の18日、トロント証券取引所(TSX)が、合併手続き(QT)完了を否定する公示をしたのだ。

REBECCA CAPITAL INC. ("REB.P")

BULLETIN TYPE: Miscellaneous, Remain Halted
BULLETIN DATE: February 18, 2010
TSX Venture Tier 2 Company

Further to the Exchange's Bulletins of November 3, 2008 and March 6, 2009 and the Company's press release of September 3, 2009, the Company which is a Capital Pool Company ('CPC') is required to complete a Qualifying Transaction ('QT') by March 18, 2010,

The records of the Exchange indicate that the Company has not yet completed a QT. If the Company fails to complete a QT by March 18, 2010, the Company's trading status may be changed to a suspension without further notice, in accordance with Exchange Policy 2.4 Section 14.6.

Further to the Exchange Bulletin dated February 1, 2010, trading in the Company's securities will remain halted.

TSX-X

取引所の記録では、まだQTは完了していない。来月18日までに果たせなかった場合、取り引き地位が「中止」に変更されることもある、という。

Ipokaiginyc1

曲技の出前も、お客さまの玄関先でひっくり返してしまっては元も子もない。増田氏は、日本へ凱旋することができるのだろうか。

Arius20100219

モンゴル投資をうたって資金を集めていた投資顧問会社「東京プリンシパル・セキュリティーズ・ホールディング社」など20ヵ所以上を、きょう警視庁生活経済課が家宅捜索した。同課が、海外投資を名目としたファンドに対する強制捜査に踏み切ったのは、今月に入ってからサンラ・ワールド社(3日)と「バルチック・システム社」(5日)についで3件目となる。容疑は、いずれも金融商品取引法違反(無登録営業)だった。

同法が施行される以前の'07年4月4日の記事で、当ブログは、サンラ・ワールド社の商法について触法の疑いを指摘していた。増田氏と江尻氏から相談を受け、法改正後の募集を制止しなかった弁護士に重大な責任がある。

【関連記事】増田俊男氏と『サンラ・ワールド社』は「金融商品取引法」の施行を乗りきれるのか

「投資顧問業者」の資格しかないにもかかわらず、海外に設立した自社グループの会社や外国会社の未公開株に、投資を募集・勧誘・販売してきたサンラ・ワールド社。その商法は現行法下でも違法性を疑われるが、法の適用範囲が拡がれば、これまでのやり方は通用しなくなる。「発展的に」とうたい、昨夏に会員の意向を無視して急進的に打ち出した〝大改革〟は、やはり「金融商品取引法」の施行に備えた〝脱法〟対策だったのではないだろうか。

| | コメント (3)

2010/02/17

増田俊男氏「そば屋の出前」に終止符を打つ Arius3D

佐藤博史弁護士が見当違いな策謀をめぐらせ、防ごうとしてきた警視庁の強制捜査を『サンラ・ワールド社』が受けてから2週間が経ったきょう17日(現地時間16日)、カナダのIT企業『アリウス3D社』の上場(上場会社と合併するCPCという制度による)手続きが完了した。

Masuda201003312

増田俊男氏とサンラ・ワールド社は、'00年からアリウス3D社の未公開株への投資を名目としたファンドを運営。「もうすぐ上場する」と宣伝し、日本の投資家から約50億円の資金を集めてきたが、お流れになったり、延期された〝上場話〟は数知れず。そんな「そば屋の出前」状態がつづくこと10年。「騙された!」と怒り心頭に発した投資家が、刑事告訴するなどのトラブルが相次いでいた。

ところが皮肉にも、警視庁が強制捜査に入る前日の今月2日、TSX-V(トロント・ベンチャー証券取引所)がアリウス3D社の上場(合併)の仮承認を発表する。捜査の被疑事実は、'07年秋に行われたアリウス3D社の株式売買の無登録営業(金融商品取引法違反)の疑いだった。

アリウス3D社の大株主であるファンド・マネージャーの増田氏らの警察沙汰が、カナダでも英字版の新聞で報じられたことから、一時はTSX-Vが承認を取り消すことも予想された。しかし、一旦は押収されたパスポートを警視庁から返してもらい、増田氏はトロントへ飛ぶ。そして、アリウス3D社の社長宅に居候しながら現地で待機。奇跡的に10年越しの「そば屋の出前」に終止符を打った。

Feb. 16, 2010, 6:11 p.m. EST

Arius3D Corp. (Formerly Rebecca Capital Inc.) Closes Qualifying Transaction

アリウス3D社は合併により、「Arius3D Inc.」の社名を「Arius3D Corporation」に変更。サンラ・ワールド社の関係者によると、市場取り引きの開始日については、日本時間の18日にプレス・リリースされるそうだ。

Stock_exchange

Hey, it was listed on the Stock Exchange!

続きを読む "増田俊男氏「そば屋の出前」に終止符を打つ Arius3D"

| | コメント (2)

2010/02/15

「サンラ・ワールド社」を影で支配した佐藤博史弁護士「不正義の戦い」で掘った〝墓穴〟

Loss

警視庁が金融商品取引法違反の疑いで強制捜査に入る1年あまり前、『サンラ・ワールド社』の経営陣と佐藤博史弁護士とのあいだで、内輪もめが起きていた。

'08年12月17日、サンラ・ワールド社が顧客サービスを目的に運営するウェブサイトから、<法務>というページが削除された。それが佐藤弁護士の逆鱗に触れる。

<法務>のページは当時、同社の顧問兼スポークスマンとして活躍していた佐藤弁護士が執筆を担当する広報欄だった。

サンラ・ワールド社らに対して訴訟を起こすなどした被害者や、その代理人の弁護士をコキおろす。必勝宣言をした裁判はボロ負け。批判報道をしたメディアを誹謗し、捜査機関を挑発する。佐藤弁護士が筆を躍らせた情動的で独善的な広報記事は、世間の顰蹙を買い、敵をつくるばかり。

あまりにも恥さらしな内容にサンラ・ワールド社の社内からもブーイングの声があがり、取引先からクレームが入るなどの実害が生じたことで、経営陣の増田俊男氏と江尻眞理子氏は<法務>のページを削除した。

すると、その3日後に〝影の支配者〟は動く。増田氏のほか、眞理子氏や2人の〝イソ弁〟らに宛てて送った同報メールで、佐藤弁護士は<法務>のページの復旧を命じたのだ。

サンラのHPから何故法務を削除されたのですか?
津田によって勝手な憶測が書かれています。
対警視庁や財務局のことを考えるとなおさら,
直ちに「法務」の貢を復活してください。

何故,このような全く逆効果のことばかりされるのか,不思議でなりません。

以上の指示に,黙って,従って下さい。

Ms081221003a

この命令に対し、増田氏は「現在こうした問題の専用掲示板の準備Ms081221003bをしています」と、たった一行のメールで答えた。「書きたいことがあるのなら、ほかでやってくれ」という意味だったのだろう。その意図が、佐藤弁護士には理解できなかったようだ。全文を赤文字で綴った毒々しいメールを返した。

「法務」を直ちに復活してください。

警視庁の強制捜査を防ぐために,直ちにです。
「天下」のことは考えていない,などという馬鹿なことを書いておられましたが,警視庁のことをもっとも恐れておられるのではないですか?

黙って,指示に直ちに従ってください。

Ms081221003c

警視庁の捜査を脅しのネタにして、指示に従わせようとする佐藤弁護士。馬鹿なことを書いたのは、増田氏ではなく、自身のほうだろう。じつは、この時点で佐藤弁護士は、すでに新しい<法務>の原稿を用意していたらしい。このメールの35分後に〝新作〟を増田氏らへ送りつけている。

それは「サンラに対する強制執行について」と題した、それまで以上に非常識な内容だった。和解金を支払えず、強制執行を受けていながら、「盗人猛々しい」としか言いようがない。しかも、その原稿に添えられた前文が、なんともエキセントリックである。

続きを読む "「サンラ・ワールド社」を影で支配した佐藤博史弁護士「不正義の戦い」で掘った〝墓穴〟"

| | コメント (1)

2010/02/12

<足利事件再審公判>菅家利和氏に「無罪論告」佐藤博史弁護士に「報酬を返せ」コール

きょう午前10時から宇都宮地裁で開かれた<足利事件>再審第6回公判で、検察側が無罪判決を求める無罪論告を行うとともに、菅家利和氏に謝罪した。

この公判の開廷前には、裁判所玄関前で「増田俊男『サンラ商法』被害者連絡会」と「弁護士『佐藤博史』の責任を追及する会」がデモを実施。菅家氏と並び、弁護団の先頭に立って入廷する佐藤博史弁護士に対し、「サンラ・ワールド社から受け取った報酬を返せ!」のシュピレヒコールが叫ばれた。

Utsunomiya20100212a_3 Utsunomiya20100212b_3

Utsunomiya20100212c_2

Utsunomiya20100212d_2 Utsunomiya20100212e_2

| | コメント (1)

2010/02/11

佐藤博史弁護士が「違法性を認識していた」と指摘されても仕方がない「サンラ顧問」時代の〝恥ずかしい〟証拠

警視庁生活経済課が金商法(金融商品取引法)違反の疑いで『サンラ・ワールド社』の強制捜査に入った日の前日まで、関東財務局が同社の臨店検査を実施していたことは、あまり知られていない。

サンラ・ワールド社は、投資助言業(旧・投資顧問業)者の登録を受けている。関東財務局から、同社に検査実施の連絡があったのは1月19日のことだった。だが、そのとき社長の江尻眞理子氏が海外にいたため、臨店検査は彼女の帰国を待つことになる。そして、眞理子氏が夫の増田俊男氏とともに、日本へもどってきたのは1月29日。土日をはさんだ休み明けの2月1日、始業時間の9時に関東財務局の検査官がサンラ・ワールド社の玄関をくぐり、眞理子氏の立会いのもとで検査が実施された。翌日の2日も引きつづき、同時刻から行政上の臨店検査は行われる。

そして、つぎの日、朝駆けでサンラ・ワールド社を訪ねたのは関東財務局の検査官ではなかった。捜索差し押さえ許可状を持った警視庁の捜査員である。この強制捜査によって、サンラ・ワールド社の事務所や眞理子氏らの自宅、隠し倉庫などからダンボール箱500箱分の証拠品が押収された。

米国に永住権を持ち、1年のうちのほとんどを海外で過ごす増田夫婦の帰国時をねらった〝急襲〟は、行政機関と捜査機関との連携によって成功をおさめたようだ。捜索の当日、増田氏と眞理子氏を含む4人が、警視庁本部庁舎で任意の取り調べを受けた。

Pict0842

じつは過去に、関東財務局はサンラ・ワールド社を法網から逃がしてしまったことがある。その〝脱法〟を指揮していたのが、当時の同社法律顧問(昨年7月辞任)の佐藤博史弁護士だった。

サンラ・ワールド社は'07年3月から同年6月頃まで、関東財務局と金融庁の検査を受けている。

「御社の件での苦情が最も多い。未公開株の募集をやっているでしょう!」

関東財務局証券監督課に呼び出した眞理子社長と、サンラ・ワールド社投資顧問事業部の責任者を厳しく追及したのは、金融庁の検査官だった。検査の目的は、登録を受けた投資顧問事業部の業務ではなく、海外事業部(海外投資部門)で行われていた有価証券の売買や仲介などの未登録営業の疑いにあったらしい。度重なる呼び出しと、相次ぐ報告書などの提出命令。その対処に苦慮した眞理子氏らは、顧問の佐藤弁護士に相談する。そして佐藤弁護士は、部下の木村文幸・金澤優両弁護士とともに、関東財務局と金融庁の検査に強引に介入した。

増田氏と江尻氏に宛て、佐藤弁護士が'07年5月24日に送った<29日金融庁>と題する電子メールには、関東財務局・金融庁との攻防戦についての報告と指示が記されている。

 今,財務局や金融庁は,懸命に,法律違反事実を探し出そうとしているのです。
 最悪のシナリオは,彼らが,法律違反を見つけ出し,それによってサンラの投資顧問業者としての登録を抹消すること,そのことが公表され、津田によって喧伝されるだけでなく,現在提訴中の訴訟にもそのことが反映して,裁判所の姿勢が一転して当方に厳しいものになることです。
 津田の訴訟を初めとして,投資家が提起した訴訟は,すべて,裁判所によってブロックされ,警視庁に「告訴」された「刑事事件」も塩漬け状態だと思います。
 唯一残されたホットなバトルフィールドが,財務局(+金融庁)ですが,金融庁は直接的な権限を有しておらず,財務局との「戦い」も,当初ほどの勢いがなくなってきていて,上記のような終息を展望できる状態になっています。
 しかし,油断はできず,楽観論は禁物です。
 以上の次第で,対財務局折衝は,サンラの行ってきたことに「違法性」はなかったということを証明する(正確に言うと,財務局が掌握した事実関係では、サンラの行ってきたことを違法ということはできなかった)ことが,すべての前提ですので,どうか,そのつもりで臨んでいただきたいと思います。

この〝不正義〟な佐藤弁護士の「戦い」は、'07年6月末頃に終息する。戦果は、サンラ・ワールド社は行政指導や行政処分をまぬがれ、佐藤弁護士は財務局・金融庁対策費などと称する合計約1500万円の報酬の獲得だった。関東財務局は、「掌握した事実関係では、サンラの行ってきたことを違法ということはできなかった」わけだ。

Img352

増田氏とサンラ・ワールド社が、『アリウス3D社』(Arius3D,Inc)の「上場祝賀会・説明会」を東京と大阪の一流ホテルで開催したのは、関東財務局・金融庁との〝ホットなバトル〟の終息から3ヵ月余りのちのことだ。盛大にクス球を割り、「アリウス3D社が上場した。来月から市場取り引きがはじまり、株価が投資金の十数倍になる」などとうたい、アリウス3D社の550万株分のワラント行使(実売株数は608万7958.48株)の募集を行った。このワラント行使の取り引きが、金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いがあるとして、今月3日に警視庁が強制捜査に踏み切ったのである。

071011_1908012

もしも関東財務局と金融庁の検査が、佐藤弁護士のいう〝最悪のシナリオ〟になっていたとすれば、警視庁に被疑事実とされた〝事件〟もなかったに違いない。あるいは、そうならなくても、増田氏らサンラ・ワールド社の経営陣は、長期にわたる関東財務局の検査で慎重になっていた。佐藤弁護士が「ゴーサイン」を出さず、制止してさえいれば、'07年10月から11月にかけてのワラント行使の「無登録営業」が行われなかった可能性は高い。

Arius3d20077

関東財務局・金融庁との攻防戦がピークにあった'07年4月26日、サンラ・ワールド社海外事業部の女性幹部社員が佐藤弁護士らへ宛てて送ったメールには、このように書かれていた。

佐藤先生、木村先生、金澤先生、

いつもお世話になります。

江尻徳照(筆者註:眞理子氏の実弟)から先生に案内を見ていただくよう言われまして案内を添付してお送りしますので、よろしくお願いします。
津田のブログに載る可能性があるため、今後株主に出す案内につきまして、差出人や文中の文言に問題がないかどうかのチェックを先生にお願いしたいということでお送りいたします。

事実、このメール以降、サンラ・ワールド社が投資家(被害者)に配布した「無登録営業」の疑いのある投資資料などを、佐藤弁護士は逐一チェックしていた。そのことは、佐藤弁護士がサンラ・ワールド社に送った請求書に、超高額な報酬や日当などの明細が記録されている。

そして、被疑事実となった'07年10月から11月にかけての募集については、佐藤弁護士は特に入念な指導をしていた。同年9月12日の午後7時には、佐藤弁護士の事務所(新東京法律会計事務所)で、「Arius3D,Inc.上場祝賀会・説明会」の打ち合わせが行われている。その2週間後の9月26日、佐藤弁護士は「Arius3D,Inc.上場祝賀会・説明会」の前にサンラ・ワールド社が投資家に送った案内の書面をチェックした。それに対する助言は、きわめて簡潔なものだった。

「皆様の名前が記録される」ということは,口頭で説明すれば足り,文書に書かない方がいいと思います。
 なお,「,」と「、」が混在し、文頭の1字下げが完全ではない箇所があります。
 そのほかはこれで結構だと思います。
佐藤博史

 佐藤弁護士は、法律の専門家として「Arius3D,Inc.上場祝賀会・説明会」に〝お墨付き〟を与えていたのである。

サンラ・ワールド社の顧問や代理人を務めていた7年のあいだに、佐藤弁護士が同社から受け取った報酬等は約2億円だが、その半分の約1億円は'07年中に請求されたものだった。多くの投資家が泣いたアリウス3D社の未公開株にからんで儲けたのは、いまのところは佐藤弁護士ひとりだけだ。そんな〝一人勝ち〟の後ろめたさからか、あるいは深くかかわりすぎて自己保身の必要にせまられたためか、当時の佐藤弁護士の暴走は常軌を逸していた。

'07年12月、サンラ・ワールド社に資金の返還を求めた投資家に、佐藤弁護士はこう言い放った。

「アリウス3D社は、すでに上場している。来年('08年)の1月に、市場取り引きが開始されるんですよ。値が上がるかもしれないアリウス3D社の株を、いま9割で手放したほうがトクだと言った津田に、あなたが損害賠償請求しなきゃならない!」

さいわい、この投資家は佐藤弁護士の言に惑わされず、投資額の9割に相当する示談金をサンラ・ワールド社側から受け取っている。もし、言いなりになっていたとしたら、被害者がひとり増えるところだった。佐藤弁護士の〝悪魔の折衝〟ともいえる機関銃トークは、当時に録音された音声で聴いてもらいたい。そのすさまじさは、<足利事件>での熱血ぶりに負けず劣らずだ。

佐藤弁護士によるアリウス3D社の上場宣言(音声)

Pict0869

佐藤弁護士が、アリウス3D社の未公開株の取り引きを助長したことを示唆する〝恥ずかしい証拠〟は、家宅捜索した警視庁が根こそぎ押収している。増田氏は2月8日付の<時事直言>に、「海外投資先の株式募集に関するサンラ・ワールド(株)の支援活動は専門弁護士のご指導のもとで行われてきましたので、事実解明によりやがて問題は解決されるものと考えています」と書いた。その「専門弁護士」が佐藤弁護士をさしていることは明らかだろう。

ところで、5日に「湯河原温泉へ行く」と言って音信を絶っていた増田氏だが、関係者によると、7日(日曜)に押収されたパスポートを警視庁から返してもらい、トロントへ行っているのだそうだ。それが事実だとすれば、いまごろはトロント・ベンチャー証券取引所の電子板の前で、アリウス3Dの社名が流れるのを待っているのかもしれない。

| | コメント (2)

2010/02/08

警視庁の強制捜査で増田俊男氏と江尻眞理子氏「ニッポン飛び歩き」か

「警視庁の事情聴取に、増田氏は『'07年に無登録で有価証券を販売したことは間違いない。違法だとわかっていた』と供述。警視庁は、詐欺容疑での立件を視野に捜査を進める方針」と一部のメディアが報じた5日の午後5時36分、公衆電話を使って私の携帯電話に連絡してきた増田俊男氏は「これから温泉に行く」と言い残したあと、音信を絶っている。

前日の4日の電話で、増田氏は取り調べに対する不安を漏らしていた。

「ちょっとねぇ、警察でマズイ調書にサインしちゃったんですよ。(有価証券の販売や預かり金をした相手が)不特定多数だったことを認めちゃう内容でね、あれを、なんとか訂正しなくっちゃいけない。いやぁ~、警察の取り調べが、あんなにキツイとは思いませんでしたよ。刑事さんがイスから立ち上がってね、『オマエは、人を騙したんだぞ!』とかなんとかって、ものすごく怒鳴るんですよ。それに、正直に話さないと逮捕するぞ、って脅されたもんですからねぇ」

Masudajal

増田氏の元顧問(昨年7月辞任)の佐藤博史弁護士なら、<足利事件>のノリで口を尖らせ、「悪魔の取り調べだぁ!」と警視庁にクレームをつけたのかもしれない。しかし、被疑者に対する警察の取り調べはキツくて当たり前。あくまで任意で、増田氏が警視庁本部庁舎で受けた事情聴取は、たったの5時間ほどだという。きわめて順当な捜査だったようだ。

もしかすると、饒舌な増田氏のことだから、厳しい尋問に耐えかねて自供したのではなく、つい口をすべらせてしまっただけなのかもしれない。

続きを読む "警視庁の強制捜査で増田俊男氏と江尻眞理子氏「ニッポン飛び歩き」か"

| | コメント (9)

2010/02/06

「増田俊男『サンラ商法』被害者連絡会」と「弁護士『佐藤博史』の責任を追及する会」が緊急集会

Masuda20100202

警視庁が3日、『サンラ・ワールド社』に対する強制捜査に踏み切ったことを受け、同社と増田俊男氏が展開してきた〝サンラ商法〟の被害者が組織する「増田俊男『サンラ商法』被害者連絡会」「弁護士『佐藤博史』の責任を追及する会」が、12日に宇都宮地裁前でデモ集会を開く。この日、宇都宮地裁では<足利事件>再審公判が開かれ、検察側の無罪論告などが行われる予定。

Pict0831

Dsc00975

<足利事件>弁護団の佐藤博史弁護士は、'02年8月から'09年7月までの7年間、サンラ・ワールド社と増田氏の法律顧問や代理人を務めていた。その間に、佐藤弁護士が同社から受け取った報酬等の総額は約2億円にのぼる。サンラ商法被害者連絡会と佐藤弁護士の責任を追及する会は、「増田氏らの商法を助長し、被害を拡大させることで得た報酬等は、被害者への弁済に充てるべき」として、12日の集会で佐藤弁護士に対して抗議するという。

Pmasuda20100131

宇都宮で集会を開く前日の11日には、両会の主要メンバーが東京都中央区内に集まり、ミーティングを行う。

| | コメント (0)

2010/02/05

増田俊男氏らの尋問が延期〔東京地裁〕

任意で警視庁の取り調べを受けた3日以降、行方がわからなくなっていた『サンラ・ワールド社』実質経営者の増田俊男氏から、きのうの午後3時頃44分に連絡があった。

4日の午前中は、強制捜査を受けたショックで体調を崩した妻の江尻眞理子氏(サンラ・ワールド社社長)に付き添い、増田氏は都内の病院へ行っていたという。そして同日、夕方に弁護士事務所を訪ね、夜9時頃まで打ち合わせを行った。

サンラ・ワールド社と増田氏は、投資被害者から20件近くの民事訴訟を起こされている。そのなかの1件で、増田氏ら3名の被告本人尋問が、きょうの午後に東京地裁で行われる予定だった。しかし、3日の〝騒動〟を受けた裁判所の配慮で、尋問の期日は延期されたという。

| | コメント (1)

2010/02/04

『サンラ・ワールド社』を金融商品取引法違反の疑いで捜索〔警視庁〕

Pict0870

'07年10月から11月にかけて行われたアリウス3D社(Arius3D Inc.)の未公開株取り引きが金商法(金融商品取引法)に違反する疑いがあるとして3日、募集元の『サンラ・ワールド社』(江尻眞理子社長)の本社など、関係先十数カ所を警視庁生活経済課が家宅捜索した。

アリウス3D社は、カナダの未公開会社。サンラ・ワールド社らは'00年から「近く上場する」とうたい、アリウス3D社への投資を名目に、日本の投資家から約50億円ほどの資金を集めてきた。'07年10月には上場祝賀会を開き、「TSX-V(トロント・ベンチャー証券取引所)で上場した。来月には市場で売買できる」として、550万株分のワラント行使を募集。4億円ほどの追加資金を集めた。しかし、その後もアリウス3D社は一向に上場せず、投資家から告訴されるなどのトラブルが相次いでいた。この550万株分のワラント行使の募集が、今回の金商法違反の被疑事実とされたわけだ。

ところが、警視庁が強制捜査に着手する前日の2日午前7時3分、サンラ・ワールド社の実質経営者の増田俊男氏は、私宛に1通のメールを送ってきていた。そのメールに添付されていたのは、アリウス3D社の実質上の上場(CPC会社との合併の承認)を報じる「ニューズワイヤー」の記事(日本時間2日午前5時32分配信)だった。

Rebecca Capital Inc. Announces Conditional Approval of the Qualifying Transaction With Arius3D Inc.

Pict0891_2メールを受け取ったおよそ2時間後、サンラ・ワールド社が事務所を置く豊島区高松のマンション2階の一室で増田氏と会う。

「たったいま、トロントから届いたところなんですよ。市場取り引きは、今月の第2週からはじまります」

アリウス3D社が上場したことを示す書面を見せ、意気揚々とする増田氏。だが、その翌朝、サンラ・ワールド社の事務所や増田氏の自宅などに、警視庁の捜査員がなだれ込んだ──。

Pict0911 Pict0916Pict0917Pict0918Pict0922Pict0919Pict0921

Pict0923 Pict0924Pict0925

【関連記事】増田俊男氏が8年越しの〝オオカミ少年〟となった「未公開株式投資ファンド」も破綻か Arius3D

【関連記事】時事評論家の増田俊男氏が「近日上場」を吹き続けてきたカナダ未公開株の〝落とし穴〟 Arius3D

10年越しの「そば屋の出前」で、札付きの「オオカミ少年」となってしまっていた増田氏の声に、耳を貸す者は誰もいなかったようだ。

強制捜査に入った警視庁も、きのうの時点で「アリウス3Dが上場(合併)した事実はない」と断言しているという。しかし、捜索前日の「ニューズワイヤー」の発表は事実だ。

アリウス3Dの上場については、増田氏にも弁解の余地があるはず。警視庁の捜索がはじまる30分ほど前、私の携帯電話に連絡してきた増田氏は、マスメディアを集めて会見を開く約束をしていた。しかし、きのう警視庁に任意同行を求められ、連行された以降の増田氏の足取りは、いまのところつかめていない。

201002042

警視庁の捜索から一夜明けたきょう発売された「週刊新潮」(2010年2月11日号)に、増田氏のインタビュー記事が載った。見出しは「悪徳会社の上前ハネるもっと悪い冤罪ヒーロー『佐藤弁護士』」。〝サンラ商法〟に捜査のメスが入ったことで、サンラ・ワールド社から約2億円もの報酬を取ってきた佐藤博史弁護士(足利事件主任弁護人)も戦々恐々としているに違いない。

20100204

| | コメント (2)

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »