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2010/06/19

濡れ手で粟の「悪質ファンド」負の連鎖

確実な高配当をうたい、約10億円の資金を集めて破綻した『サクセス社』元社長のH氏が申し立てていた破産事件で、東京地裁が「破産手続廃止」と「免責不許可」の決定を出していたことがわかった。

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この決定で東京地裁が認定したように、H氏は『GPJ社』(ジェスティオン・プリヴェ・ジャポン社)の元社員だった。

富裕層を中心とした約1600人の投資家から、320億円を集めて破綻したGPJ社に対し、東京地裁が破産手続き開始を決定したのは'05年7月。同社の秦右時(はたゆうじ)社長は'06年10月、警視庁捜査2課に逮捕され、'07年4月に詐欺罪で懲役7年の実刑判決を受けた。この投資詐欺事件で、処罰をまぬがれたH氏は、みずからが社長となってサクセス社を設立する。そして、GPJ社の被害者にあらたな投資話を持ちかけかけて、二次被害に遭わせていたのだ。

「騙される人間は、何度でも騙される」といわれるが、H氏の顧客は、まさにその言葉を体現している。

GPJ社へ入社する以前のH氏は、『サンラ・ワールド社』の幹部社員だった。サンラ・ワールド社は、今年2月に金融商品取引法違反の疑いで警視庁から家宅捜索を受けた投資会社だが、同社を'04年5月に退職したH氏は、その顧客を引き抜いてGPJ社へ移籍していたのだ。

サンラ・ワールド社時代から、H氏を知る投資家は言う。

「GPJ社の事件では『自分も、秦社長に騙された被害者だ』と、うまく言い逃れをしたH氏ですが、それ以前に、サンラ・ワールド社で4年間も会員を騙しつづけていたのです。もし、サンラ・ワールド社にH氏がいなかったとしたら、経営者の増田俊男氏や江尻眞理子氏は、自分たちが会員からのクレームの矢面に立つことに耐えられず、ここまで被害が拡がらなかったのではないか。そう考えれば、H氏の責任の大きさは増田氏、江尻氏と比肩し得るものです」

サンラ・ワールド社からGPJ社、そしてサクセス社へ、H氏についていった投資家のなかには、同一人から勧誘されて「三次被害」にまで遭った〝極上のカモ〟もいたのかもしれない。

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何度でも騙される〝カモ〟がいる一方で、それを何度でも食おうとする悪質業者もいる。そして、濡れ手で粟の稼ぎに目がくらんだ両者は、金銭欲にまみれた「負の連鎖」を延々とつづけていく。

その末路は、騙すほうも騙されるほうも、例外なく悲惨である。

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