« 「サンラ・ワールド事件」またしても民事裁判で増田俊男氏ら敗訴 〔横浜地裁〕 | トップページ | 「ムネオ会見」に同席した佐藤博史弁護士についてまわる「サンラ元顧問」という汚名 »

2010/09/08

増田俊男氏を世に出した「親友」に道義的責任はないのか 〔サンラ・ワールド事件〕

横浜地裁が8月30日の判決で〈サンラ商法〉の違法性を認定し、増田俊男氏らに賠償金の支払いを命じた裁判で、原告の歯科医師が提出していた陳述書を入手した。

増田氏の存在を知ったきっかけは、「船井総合研究所」創業者の船井幸雄氏の著書や、同氏が主催するセミナーだった。その後、増田氏の著書を購読するようになり、氏の自主講演会〈目からウロコの会〉や勉強会などへ足を運ぶ。そして、『時事直言』の無料購読も申し込んだ。

Chinjutsu20100218001 Chinjutsu20100218002Chinjutsu20100218003_2

Chinjutsu20100218004 Chinjutsu20100218005Chinjutsu20100218006

『時事直言』とは、「時事評論家」としての増田氏が、自主発信する国際情勢と政治経済に関する論説だ。おもにファクシミリを使って、登録した読者へ送信されていた。

広島・長崎の原爆投下と東京裁判に対するアメリカ大統領の謝罪を、私が2005年までに実現させてみせる!

アメリカの対日謝罪なくして〈独立・自尊・天皇の国〉日本はない。世界のリーダーになるべきは日本である!!

そんな愛国心をくすぐる〝増田節〟に心酔し、増田氏のファンや信者となった『時事直言』読者のもとに、投資の勧誘をする文書も怒涛のごとく送られてくる。

それは、いかにもリスクが高そうなオフショア投資だった。案件はどれもこれも、聞いたこともないような海外のファンドか企業だ。送金先に指定された口座も、タックス・ヘイブンに設定された会社の名義。実体があるのかどうかも疑わしい。

冷静に考えれば、ものすごく胡散臭かった。しかし、増田氏はアメリカ大統領とも深い親交があり、ビル・ゲイツとも〈おともだち〉という、世界でトップクラスの政財界人と通じた大人物。と、増田氏の著書や講演、『時事直言』などに触れるうちに、実像とはかけ離れた〝虚像〟を刷り込まれていた。

その〈世界の増田〉が、「安全で確実、絶対に儲かる」と推薦する。「世界の資金を日本に呼び込む。『資本』を支配する者が世界を動かす」というような、増田氏の〝国益論〟にも後押しされた。そして、勧誘された儲け話に投資する。

あとは、アリ地獄に堕ちたようなものだった。

要求しても、投資先の財務諸表すら開示してもらえない。追加投資を勧められるばかりで、解約や返金には応じてくれない。投資先が破綻や消滅をしても、いつのまにか別の案件に転換されて、目隠しをされたような塩漬け状態で延々と放置される──。

歯科医師の陳述書に綴られた投資の経緯は、増田氏らが首謀した〈サンラ商法〉の典型的なパターンだった。そして、その被害者の多くが「船井幸雄氏が推薦していたから、増田俊男を信じてしまった」という。

『サンラ・ワールド社』が警視庁の強制捜査を受け、民事裁判でも増田氏らによる投資の勧誘行為が「違法」と認定されたいまとなっては、もはや「投資は自己責任」などという言い逃れも通用しない。

増田氏を世に出した人物として、〈サンラ商法〉の被害を拡大させた道義的責任ばないと、船井氏は言い切れるのだろうか。

【関連記事】増田俊男氏を推薦しつづてきた船井幸雄『船井総研』会長がネット上で釈明

【関連記事】船井総研会長「船井幸雄」氏が増田俊男氏 を推薦する理由

【関連記事】『船井総研会長』の推薦で増田俊男氏を信じたというサンラ投資者

|

« 「サンラ・ワールド事件」またしても民事裁判で増田俊男氏ら敗訴 〔横浜地裁〕 | トップページ | 「ムネオ会見」に同席した佐藤博史弁護士についてまわる「サンラ元顧問」という汚名 »

増田俊男/サンラ・ワールド/佐藤博史」カテゴリの記事

悪質商法」カテゴリの記事

コメント

今回の津田さんの記事を読んで、全くその通りだと当時を振り返りました。

そして、被害に遭われた投資家の方々もそうでしょうが、私達元社員も、船井幸雄氏とのことやその他有名人との親交の深さをさんざん聞かされ錯覚していたのです。

「資本の意志」、「力の意志」での有名人との対談や、30冊を超える著書。

分不相応な帝国ホテルの事務所。有名人とのツーショットでの沢山の写真。

人を騙すのは、まず身内からとはよく言ったものです。

世に送り出した人と言われる方の道義的責任は、やはりあるのではないでしょうか。

投稿: 元社員 | 2010/09/08 20:09

増田を世に送り出した船井幸雄は、現在でも増田を支持し続けております(”すでに世界は恐慌に突入した”ビジネス社、P286参照)。

増田、佐藤弁護士と伴に、この船井もその罪を追及されるべきだろう。

投稿: 詐盗 | 2010/09/08 21:53

Hello! kafkfea interesting kafkfea site!

投稿: Pharme222 | 2010/09/09 09:13

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「サンラ・ワールド事件」またしても民事裁判で増田俊男氏ら敗訴 〔横浜地裁〕 | トップページ | 「ムネオ会見」に同席した佐藤博史弁護士についてまわる「サンラ元顧問」という汚名 »