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2010/10/14

「増田俊男氏」潜伏先のハワイから「悪質ファンド」運営継続中 〔サンラ・ワールド事件〕

増田俊男氏と『サンラ・ワールド社』による悪質商法の被害者団体〈サンラ商法被害者連絡会〉が、同社らに宛てて公開質問状を送ったのは9月19日。おもな質問は、増田氏らが運用してきた悪質ファンドの目玉である『アリウス3D社』(Arius3D Corp.)の株式に関するものだった。

公開質問状は、目白署の警察官の手に渡した 〔サンラ商法被害者連絡会ブログ〕

日本の1000名を超える被害者が約50億円を出資して、持分を有していたはずだった約4000万株のアリウス3D社が、そっくりまるごと、無断で第三者に移譲されていたことが発覚している。さらに、そのうち証券取引所の売却許可が得られた約200万株に、他者へ転売された疑いも浮上。この背信疑惑について、〈サンラ商法被害者連絡会〉は公開質問状で、サンラ・ワールド社側に釈明を求めていた。

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しかし、いまだに公開質問状に対する回答はない。サンラ・ワールド社社長の江尻眞理子氏のヘルニア手術に付き添うことを口実に、増田氏は質問状が届いた直後ごろに日本を脱出し、現在はハワイに潜伏しているものとみられる。安全な国外に非難しながら完全無視を決め込む腹か、と思いきや、〈サンラ商法被害者連絡会〉のごく一部のメンバーに宛てて、ハワイから一通の手紙が届いた。

差出人は『フロンティアワンLLC社』(Frontier One LLC )。増田氏と眞理子氏がハワイに所有する法人で、「アリウス3D社投資ファンド」の運用会社だ。

封筒の消印は9月23日の午後。日本時間の24日だ。そして、その封筒に入っていたのは「Arius3D Corp.株主 ○○様」宛としたA4版3枚の書面と、Frontier One LLC宛の返信封筒だった。

すでにインサイダー規制が解除されている10%と、2011年2月24日に同じく解除される10%をあわせた計20%のArius3D社株式について、同日以降に文書の受取人に名義の変更をする、という趣旨の連絡だ。末尾には「Frontier One LLC御中」として、受取人の自署などの記入と返信を求める欄がある。

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その内容や発信された時期などから察して、どうやら増田氏と眞理子氏は、この文書の発送をもって公開質問状に対する答えに代えたつもりらしい。日本でサンラ・ワールド社の社員などに作らせて準備した書面を、ハワイに逃れてから投函したのかもしれない。返信用の封筒に貼られた浮世絵入りの記念切手が渋い。

ともあれ、この文書では、公開質問状に対する回答にはなっていない。1000名を超える「アリウス3D社投資ファンド」の出資者全員に送られたものではなさそうだから、総株式の5%に相当する約200万株が行方不明になっている疑いは依然として残る。

しかし増田氏と眞理子氏は、なんでも海外から操作すれば、日本の国内法の規制を逃れられると思っているのだろうか。だとすれば、それは間違っている。海外に拠点を置く外国会社であっても、日本の居住者を相手に金融商品取引業に該当する業を行う場合は、金商法(金融商品取引法)上の登録が必要だ。また、新規の募集・勧誘を行わないファンドの自己運用は、「投資運用業」の登録をしなければならない。

Frontier One LLCは、登録をすませているのだろうか。この点ついては〈NEWS RAGTAG〉管理者の津田哲也が、8日付で増田氏に質問状を送っているが、いまのところ回答はない。

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