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2010/11/29

増田俊男氏「悪質ファンド」投資先の外国株「二重売り」で資金稼ぎか 〔Arius3D〕

日本の一般投資家から200億円以上を集めた「悪質ファンド」主宰者の増田俊男氏は、自身が実質経営する『サンラ・ワールド社』で運営していた投資勧誘と顧客管理の窓口<サービスセンター>を先月末に閉鎖し、今月には同社を含む関連会社の事務所と自宅のあった東京都豊島区の不動産を処分した。

10年あまりつづけてきた<サンラ商法>の“本丸”をたたんだ増田氏は、一方で潜伏先のハワイで今月から、ホノルル市内の私書箱を住所とする<インベスターズ・サービスセンター>なるものを新設する。これが、サンラ・ワールド社で営業してきた<サービスセンター>に代わる日本の投資家の管理窓口になるらしい。

米国に永住権を持つ増田氏は、日本の捜査機関の逮捕権がおよばない国外に、職住まるごと引っ越したわけだ。

しかし海外へ逃げたからといっても、増田氏の資金源となる“カモ”が日本人であることは、これまでも、この先も変わりはない。ハワイに潜伏しながら、いまも日本の顧客を相手に、自費出版した小冊子やCDの販売や「ここ一番!」なる有料の投資情報を提供する商売をつづけている。だが、その稼ぎだけでは、おそらくは、いまも国内のどこかに潜んで増田氏の商いを幇助しているであろうサンラ・ワールド社の“残党”を養うのがせいぜいだろう。

主要な資金源となっている可能性があるのが、『アリウス3D社』(Arius3D Corp.)株式だ。増田氏らが日本人から集めた資金のうちの約50億円分が、このアリウス3D社の株式に投資されたことになっており、その株の総数はトロント・ベンチャー証券取引所で取り引きが開始された時点で普通株4053万8349株と1948万0293株分のワラント(新株予約権)だった。だが、約50億円を出資した日本の投資家の名義のものは1株もない。投資家の手元にあるのは、増田氏と江尻眞理子氏が署名した「持分証明書」のみ。そして増田氏と眞理子氏が預かっていたはずの約4000万株は、投資家に無断で、ケイマン諸島に登記された『フロンティアワン・カンパニー社』(Frontier One Company Ltd. )という第三者の会社の名義に書き換えられていた。

しかも、フロンティアワン・カンパニー社は、その総持ち株数の5%に相当する株の売却を6月16日(カナダ時間)付で証券取引所に申し入れ、同月30日(同)に201万8617株が処分された。この売却代金は、日本の投資家には1円たりとも分配されておらず、増田氏らに着服された疑いがもたれている。そして9月14日、またもやフロンティアワン・カンパニー社は、持ち株数の約5%に相当する203万5217株の売却を証券取引所へ申し込む。が、この株には買い手がつかなかったようだ。10月15日と11月26日に申し出が更新されているが、いまのところ売買が成立した形跡はない。そのため、増田氏はあせったのか、フロンティアワン・カンパニー社が所有するアリウス3D社の株を「ワラント行使」の名目で、日本の投資家に売りつけようとしていた事実が発覚している。しかも、その勧誘をした相手は、すでにアリウス3D社株の持分に出資している投資家だった。つまり、同一人に「二重売り」しようとしたわけだ。

日本の投資家の持分である株式を無断で売却し、その資金を着服すれば「横領」にあたるおそれがある。さらに虚偽の説明をして「二重売り」すれば、それは詐欺的行為といわれても仕方がない。

海外へ逃げきったつもりで強気になっているのかもしれないが、日本の捜査機関をナメるのも、ほどほどにしておいたほうがいいだろう。

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2010/11/27

増田俊男氏を育てた女社長の虚業の果て 〔サンラ・ワールド事件〕

警視庁生活経済課が金商法(金融商品取引法)違反の疑いで捜査中の『サンラ・ワールド社』が、先月末に「悪質ファンド」募集・運用の窓口だった<サービスセンター>を閉鎖したが、その事務所があった東京都豊島区内のマンション<コアふくみ高松>が処分されていたことがわかった。地下1階、地上3階建てのこのマンションの所有権は、今月5日に都内の建築設計事務所に移転されている。

<サービスセンター>は、サンラ・ワールド社の一部門。その事務所に使われていたのが<コアふくみ高松>地階のワンフロアだった。このマンションにはサンラ・ワールド社のほかに、同社のグループ会社も入居していた。1階で営業していたのが「サンラ社」(旧・日産電話)。サンラ社は、サンラ・ワールド社社長の江尻眞理子氏の亡母が'57年(昭和32年)に設立した電話会社で、半世紀あまりの社歴を持つ江尻家の家業だ。そして2階には、昨年7月に家賃の滞納で「帝国ホテル」から退去させられた『増田俊男事務所』が入居していた。

さらに<コアふくみ高松>の3階には、眞理子氏と増田俊男氏の自宅があった。そもそも、このマンションは先代の遺産として眞理子氏と、その実弟の江尻徳照氏が相続した共有財産だった。江尻姉弟の生家でもあり、ふたりが通った小学校の真向かいに立地する。その中庭には、眞理子氏の生誕を記念して植えられたという樹齢60年のイチョウの樹があった。

それだけに<コアふくみ高松>の処分は、単に「悪質ファンド」の事務所が移転したというだけではなく、江尻家の没落を意味する重要な出来事だったわけだ。

Ti006b経済的に恵まれた家庭に生まれ育った眞理子氏が、破滅へと向かうきっかけとなったは、増田氏との出会いだった。ふたりが知り合ったのは'95年頃。その翌年に眞理子氏は、増田氏の著書を自費出版し、自主講演を企画する会社として『国本館』を設立する。この会社を、のちに社名をサンラ・ワールド社と改め、一気に自滅の道を歩みだす。アメリカン・ドリームに敗れて帰国していた無名の増田氏をプロデュースして、「時事評論家」などの肩書きを名乗らせた“カリスマ役”に仕立て上げた眞理子氏は、カルトな"増田ファン"を集めた投資クラブ(のちのサンラ・インベストメントクラブ)を主宰する。そして、その会員を対象に、'99年頃から投資の勧誘をはじめた。その投資先とされた案件は、自社グループ系では、増田氏と組んで立ち上げたパラオのゴルフ場や銀行、ハワイのコーヒー園など。それ以外では、アメリカやカナダの未公開会社への投資ファンドといった、いかにもリスキーな怪しいものばかりだった。

それでも、増田氏がぶち上げた国粋主義的な愛国の説法に心酔したカルトなファンたちは、ほとんど盲目的に大金を差し出した。「サンラ・ワールド社を近く上場させる」とうたった非現実的な投資話でも、十数億円を集めたこともある。

おもしろいうように巨額の資金が集まり、増田氏の熱狂的なファンや信者は、投資のインチキを疑うことさえ知らない。2000年代の前半は、眞理子氏が「成功」を確信したであろう<サンラ商法>の絶頂期だった。

数千万円もするダイヤの指輪など、ゴージャスなジュエリーで身を飾り、増田氏を引き連れて年がら年中、ファーストクラスで世界を漫遊。超一流ホテルのスイートルームに宿泊し、水のように高級ワインの<ヴーヴクリコ>を飲む。たまに日本へ帰れば、<コアふくみ高松>の駐車場に並べた高級外車で、運転手が成田空港までお出迎え。夫婦の誕生日と結婚記念日には、数百万円をかけて盛大なパーティを催した。

眞理子氏ら、江尻家の浪費はとどまることを知らなかったが、そんな虚飾に満ちた贅沢三昧の生活が、いつまでもつづくわけがなかった。悪質商法の末路は「破綻」と相場が決まっている。

総額で200億円以上を集めたとみられる<サンラ商法>の資金源は、'07年9月に施行された金商法によって絶たれることになる。その年、サンラ・ワールド社はサンラ・インベストメントクラブ>を解散。“もぐり営業”のファンドの募集も、同年10月のArius3D社のワラント行使で集めた約4億円が最後となった。

追加の募集を停止すれば、日本の投資家から集めた資金を回転させる“自転車操業”で成り立っていた投資案件は、たちまち破綻する。配当金や利息の支払いはおろか、投資や預金の元本の返還もできず、被害者から多数の民事訴訟を起こされる。<サンラ商法>の終焉も、そんな悪質商法にありがちな破滅のパターンだった。

被害者から集めた巨額の資金を浪費しきったあげく、ついには親が遺した財産までも失うことになった眞理子氏には、いまでは日本に住む家すらない。住所不定の被疑者となってしまった現在、ヘルニアの治療を理由に増田氏とともにハワイに潜伏し、警視庁の捜査を逃れている。しかし、零落した"悪質商法成金"にとっては、ハワイも楽園ではなくなっているようだ。ハワイでも借金まみれで、日本の投資家から集めた資金で購入したといわれる眞理子氏名義の高級コンドミニアムも、約100万ドルで売りに出されている。

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2010/11/26

弁護士費用を返さなかった元弁護士会長に業務停止5ヵ月 〔和歌山弁護士会〕

2名の依頼人から返還を求められた計330万円の弁護士費用を返さず、和歌山弁護士会元会長の楠見宗弘弁護士が、22日付で同会から業務停止5ヵ月の懲戒処分を受けた。

元弁護士会長業務停止 楠見氏 依頼人の費用返さず 〔読売新聞/地域版〕

弁護活動を行わずに2人の依頼人から弁護士費用計330万円の返還を求められたにもかかわらず、返していないとして、和歌山弁護士会は24日、同会の元会長楠見宗弘弁護士(66)を22日付で業務停止5か月の懲戒処分にしたと発表した。

 同会などによると、楠見弁護士は2007年、土地に関する紛争の解決を頼まれ、依頼人から不動産鑑定費用などとして計約300万円を受け取ったが、鑑定作業を行わなかった。09年に依頼人が同会に紛議調停を申し立て、同会は150万円の支払い義務を認めたが、返還していないという。

 また07年、別の依頼人から土地に関する紛争の解決を依頼され、着手金80万円と和解のための費用100万円を受領。楠見弁護士は翌日、自分の借金返済に充てるため、100万円を口座から引き出した。和解が成立せず、依頼人が費用の返還を求めたが、応じていないという。

 依頼人はそれぞれ今年に入って、同会に懲戒請求。同会は懲戒委員会を開くなどし、今月18日、「品位を失う非行」として懲戒処分を決定した。

 同会の冨山信彦会長は「社会正義を担う弁護士がこのような行為を起こし、誠に遺憾」と話した。

(2010年11月25日)

今回の処分の対象となった2件の懲戒請求事件のうちの1件では、楠見弁護士は紛議調停で支払いに同意した150万円も払わず、今年4月に依頼人が費用の返還を求める訴訟を和歌山地裁に提起されている。この裁判は、8月に原告の請求どおり、150万円の支払いを命じる判決が言い渡された。

さらに楠見弁護士は、その翌月の9月に、別の元依頼人から提訴された同様の訴訟でも敗訴している。今年1月に民事訴訟の代理人を受任したが、その事務を遂行しないまま一方的に辞任して、着手金の200万円を返還しなかったことから提訴された。この裁判でも、和歌山地裁は楠見弁護士に200万円の支払いを命じた。

まともに自浄作用を果たさない弁護士会の懲戒制度であっても、金銭がらみの「非行」については、懲戒処分される確立が比較的高い。また、高すぎる報酬や不当な請求などの返還請求裁判では、弁護士側に勝ち目はない。それでも、ひとたびフトコロに入れた金は、おいそれと返さない弁護士が多いようだ。

『サンラ・ワールド社』が昨年11月、佐藤博史弁護士に支払った約2億円の報酬等のうち、約1億2400万円の返還などを求めて第2東京弁護士会に申し立てた紛議調停は、1年経ったいまも解決していない。佐藤弁護士は「受領済みの弁護士報酬を返却する意思はない」などとして、かたくなに返金を拒みつづけているのだ。

【関連記事】佐藤博史弁護士「もらった金は返さない」答弁にサンラ・ワールド社の出資者ら激怒!〔紛議調停〕

しかし、この紛議調停は楠見弁護士のケースよりも、はるかに悪質な「暴利行為」を対象にしている。その悪質性は、たんに金額の大きさだけにあるのではなく、佐藤弁護士が受け取った約2億円の報酬等に“汚れた金”の疑いが強い点にある。サンラ・ワールド社は、海外投資を名目に約200億円の資金を集めた「悪質ファンド」の募集と勧誘を行ってきた会社だ。今年2月には、警視庁生活経済課が同社の事務所や経営者の自宅などを金融商品取引法違反の疑いで捜索し、その捜査は現在も継続中。「悪質ファンド」の被害者が起こした民事訴訟では、サンラ・ワールド社らの不法行為が認定される判決が相次いで出されている。

紛議調停が成立しなければ、報酬等の返還請求の解決が法廷に持ち込まれる可能性もある。そうなった場合、一時は<足利事件>の主任弁護人として「正義の人」になりかけた佐藤弁護士は、7年間も「悪質ファンド」運用会社の代理人として荒稼ぎした2億円の出どころについて、どのように釈明するのだろうか。

佐藤弁護士が自身の著書に書いているように、弁護士は根本的に、民事で<悪魔の代理人>になってはいけないのである。

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2010/11/25

「悪質ファンド裁判」で増田俊男氏ら控訴審も敗訴 〔サンラ・ワールド事件〕

「悪質ファンド」の違法性を認定され、賠償金の支払いを命じられた東京地裁判決を不服とした『サンラ・ワールド社』と増田俊男氏らが、東京高裁に控訴していた民事訴訟の控訴審判決が24日午後に言い渡された。

下田文男裁判長は「控訴人らの勧誘行為は、被控訴人に対する不法行為を構成する」としたうえで1審判決を相当と認め、サンラ・ワールド社側の控訴を棄却した。

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2010/11/22

1審で増田俊男氏らの「不法行為」が認定された「悪質ファンド訴訟控訴審」あさってに判決 〔東京高裁〕

『サンラ・ワールド社』(江尻眞理子社長)や増田俊男氏らが運用した「悪質ファンド」の違法性を認定し、約570万円の賠償金の支払いを命じた東京地裁判決を不服として、同社らが控訴していた控訴審の判決が今週に言い渡される。

期日 11月24日(水)13時10分
場所 東京高等裁判所第809号法廷

2010080316220000 18日に増田氏らが潜伏先のハワイから発信した『時事直言』によれば、「来年を予想する講演会」の開催を希望する“読者”が多数いるというが、真偽のほどはわからない。しかし悪質ファンドの“被害者”が、1日も早く増田氏らが日本に帰国して、警視庁へ出頭することを切望していることは事実だ。

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2010/11/20

「悪質ファンド」主宰者の末路

今年2月19日、金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで警視庁生活経済課の家宅捜索を受けた投資顧問会社「グローバルアイズ社」(東京都港区)の元社長が、今月14日に自殺体となって北海道小樽市内で発見され、17日に身元が確認されたという。

自殺した元社長は、モンゴルの資源開発会社に重機をリースするという名目で投資を募って10億円以上を集めたとみられ、警視庁の事情聴取がつづいていた。また先月21日には、被害者の女性が起こしていた民事訴訟の判決で、札幌地裁(大嶺崇裁判官)は「投資を装い、金銭を詐取した」と認定。元社長らに、請求どおりの約418万円の支払いを命じている。

主宰者の自殺という悲惨な結末を迎えた「モンゴル投資ファンド」と、ほぼ同時期の今年2月3日に、同容疑で警視庁の家宅捜索を受けた投資顧問会社『サンラ・ワールド社』の事件では、その経営者に神妙な態度は微塵もみられない。同社社長の江尻眞理子氏と、実質経営者の増田俊男氏は国外へ逃れ、現在はふたり仲良くハワイに潜伏中。今月には大胆にも、家宅捜索の被疑事実とされた無登録の「Arius3D投資ファンド」を含む悪質ファンド運用の窓口をホノルルに開設し、いまだに日本の被害者を欺きつづけている。

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18日には、「増田俊男の声を聞けば元気百倍!」というキャッチコピーをつけて、『増田俊男、2010年締めくくり大講演』なるタイトルのCDとカセットテープを5000円で販売受付を開始。同日に配信された増田氏のエッセイ『時事直言』には、こんな宣伝文句を書き連ねている。

本誌読者の皆様へ

毎年秋になると「来年予想の講演会は何時、どこで開くのですか」との読者からの問い合わせが増えます。
今年は、不況の後のためか、いつもより早くから多くの方々からの質問と講演会開催の希望が増え続けています。

今年も、かつてのように東京、大阪で講演会を開きたいところですが投資事業の関係でハワイとカナダを離れることが出来ません。

そこで会場での講演より長時間にわたって熱弁を振るうことになりました。
私は常日頃「2011年は大変化の年」と述べてきました。
投資も事業も「変化なくして儲け無し」の私の持論を展開しました。
私は「2011年は政治、経済再生元年」と位置付けています。
「光は東方から」が世界に認識される年でもあります。

世界の政治、経済の裏表を私の心眼で見極めてみました。
「知ることは力なり」です。

あまり楽しいことの少なかった2010年までを清算して、新たな希望と自信を持って景気元年への第一歩を踏み出していただきたいと願っています。

「国外へ逃げていれば安心」と思っているのか、どこまでも日本の被害者と捜査機関をナメきっているようだ。

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2010/11/14

増田俊男氏らの「不法行為」を断罪した6例目の判決文 〔サンラ・ワールド事件〕

もぐりの投資会社『サンラ・ワールド社』とその経営者の江尻眞理子氏、増田俊男氏らによる「悪質投資商法」の被害者が同社らを相手に損害賠償を求め、10日に仙台地裁で判決が言い渡された訴訟の判決文を入手した。

この判決で関口剛弘裁判官は、「投資に伴うリスクを説明せず,事業の見通しについては虚偽誇大な事実を説明して投資を煽り,配当等による利益の取得を確実なものであるかのように見せかけて投資を勧誘し,継続させてきたものと認められ,このような行為の態様に照らすと,被告会社の行為に出資法や証券取引法に違反する部分があるかどうかを問うまでもなく,被告らの不法行為の違法性は強いというべきである」と認定し、増田氏らに約4250万円の賠償金の支払いを命じている。

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2010/11/11

増田俊男氏らの悪質ファンドと未公開株勧誘に「違法性強い」と賠償命令 〔仙台地裁〕

『サンラ・ワールド社』と同社経営者の増田俊男氏、江尻眞理子氏から勧誘されて投資した未公開株やファンドが「詐欺行為にあたる」として、同社ら3名を相手に約4700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が、10日午後に仙台地裁で言い渡された。

この判決については、きょうの「読売新聞」朝刊が報じている。

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「時事評論家」らに4250万円の賠償命令 未公開株勧誘 〔読売新聞〕

「時事評論家」の増田俊男氏(72歳)が実質経営する投資顧問会社「サンラ・ワールド」(東京都)から価値のない未公開株などを購入させられたとして、仙台市青葉区の女性(63)が増田氏らを相手取り、約4700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10日、仙台地方裁判所であった。関口剛弘裁判官は「違法性は強い」と述べ、増田氏らに約4250万円の支払いを命じた。

2010年11月11日(木)朝刊

原告の女性は、増田氏らが募集・勧誘したハワイの「サンラ・コーヒー組合」、パラオの「サンラ国際信託銀行」定期預金、カナダの「アリウス3D社」未公開株(当時)の3つの案件に約4300万円を投資していた。これらのうち「サンラ・コーヒー組合」は、すでにコーヒー園が人手にわたって破産状態。「サンラ国際信託銀行」については'05年1月に営業許可を取り消されており、のちに“銀行まがい”のファンドで運用されたが、これも破綻。アリウス3D社は今年2月にカナダの市場で取り引きが開始されたものの、日本の投資家の持ち分の株式は、すべてがタックスヘイブンに登記された第三者の法人へ無断で移譲されていたことが判明している。

【関連記事】増田俊男氏らに損害賠償を求めて出資者の女性が提訴〔仙台地裁〕

【関連記事】「詐欺行為にあたる」と提訴が相次ぐ増田俊男夫婦が危局の〝ヤケクソ〟広報

増田氏らが「サンラ商法」の違法性を認定され、賠償金の支払いを命じられた判決は今年7月から、この訴訟で6件目になる。

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2010/11/10

練炭自殺した警察ジャーナリスト「黒木昭雄氏」生前最後の出演番組 〔THE INCIDENTS〕

フリージャーナリストの寺澤有氏が運営するニュースサイト〈THE INCIDENTS〉が、2日に自殺した黒木昭雄氏(享年52歳)が7月に出演していたインターネットテレビ番組の動画を〈黒木昭雄さんの最後の映像(1)〉と題してYouTubeにアップした。

警視庁警察官を退官後、ジャーナリストとして活躍していた黒木氏は、亡くなる直前まで警察組織の不正と闘っていた。そのため、想像をかきたてられた“陰謀論フリーク”の「謀殺説」がネット上にあふれたが、遺族や関係者に宛てた〈遺書〉が遺されていたことが確認されている。また、生前の黒木氏と親しく、盟友関係にあった寺澤氏は、自殺の動機につながるエピソードを〈THE INCIDENTS〉に書いた。

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ここ2年余り、黒木さんが没頭して取材してきたのが、岩手県で発生した佐藤梢さん(当時17歳)殺害事件。警察は、佐藤さんの知人の小原勝幸氏(当時28歳)を被疑者として全国指名手配しているが、黒木さんは合計数カ月間も岩手県に滞在し、捜査さながらの取材を展開したうえで、「同姓同名の『佐藤梢』さんは2人いて、しかも彼女たちは同級生かつ親友。遺体で発見された佐藤さんは、小原氏の恋人の佐藤さんと人違いで殺害された。おそらく小原氏も同一犯に殺害されている」と結論づけた。

しかし、警察は、あくまでも小原氏が佐藤さん殺害の被疑者だとし、マスコミは警察発表を報道するだけか、そもそも田舎の事件だと関心を示さなかった。黒木さんが取材の成果を発表できたのは、一部の週刊誌とテレビ番組、ネットメディア、そして自分自身のブログ『黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」』にすぎない。一方、2年以上の地方取材は黒木さんに数百万円の借金を抱えさせ、今年に入り、「家を売らないといけない」とこぼさせるほどだった。

警察とマスコミに対する黒木さんの絶望は大きく、それに借金苦が重なり、自殺へ追い込まれたといわざるをえない。

〈THE INCIDENTS〉より

今回、公開された動画はインターネット報道番組『野良犬ジャーナル~事件の真相を追え!~』が、7月25日に放送した生番組の一部。この最後の出演となった番組のテーマは、黒木氏が文字どおり命を賭けて追いつづけた〈岩手少女殺害事件〉だった。

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2010/11/07

資金集めの「カリスマ」に逃げ得はない

広島県警から出資法違反の容疑で指名手配され、今年3月に潜伏先のバンコク市内のマンションでタイ警察に逮捕された「ジャパンエージェンシー社」社長の永野衛被告(64歳)に、広島地裁(伊名波宏仁裁判長)は4日、懲役1年10月、罰金200万円の判決を言い渡した。

永野被告は、インドネシアの石油採掘の儲け話をうたって数十億円を集めたとされる。それで懲役1年10月なら安いものだろう。

ところで、今年2月に金融商品取引法違反の疑いで警視庁の家宅捜索を受けた『サンラ・ワールド社』経営者の増田俊男氏(72歳)と江尻眞理子氏(60歳)は、現在もハワイに潜伏している。日本を出国している理由は、眞理子氏のヘルニア治療のためとされているが、手術を受けたのは先月の末ごろらしい。ふたりが帰国するのは、しばらく先になりそうだ。

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眞理子氏に付き添って日本を離れた増田氏は、潜伏先のハワイから有料投資情報〈ここ一番!〉の発信や、〈小冊子〉なる不定期刊行物の自費出版などの商業活動を精力的に行っている。8日出版予定の小冊子のタイトルは、「Japan as No.1 again! 日本の時代のチャンス到来!」。そのキャッチコピーも「日本人必読! 投資家必読! 政治家必読! 本書で明日が手に取るように分かる!」と、くどいまでに感嘆符を連発して威勢がよさそうだが、日本から逃げながら何をいわんやである。

11月8日発売の私の「小冊子」Vol.18について 〔増田俊男の時事直言〕

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2010/11/02

黒木昭雄氏(ジャーナリスト)が自殺か

警察ジャーナリストの黒木昭雄が、きょう午前11時すぎ、千葉県市原市内にとめたワゴン車の中から変死体となって発見されたという。元警視庁巡査部長の黒木氏は'99年に退職後、フリージャーナリストに転身し、「警察の闇」を追いつづけてきた。

それだけに、はやくも陰謀論フリークのあいだでは「殺されたのではないか」などといった憶測が乱れ飛んでいるが、現段階では真相は不明だ。

黒木氏の遺作となった小説『誤認手配』は、ジャーナリストの寺澤有氏が運営するニュースサイト〈THE INCIDENTS〉に連載中。

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2010/11/01

増田俊男氏らの資金集めに「不法行為認定」5連続の判決〔福島地裁〕

海外投資を名目とした巨額の資金集めに警視庁が捜査のメスを入れている『サンラ・ワールド社』らが、投資家から損害賠償を求められた多数の民事訴訟が、今年下旬から相次いで結審している。そのなかの1件で、福島県在住の男性を原告とする裁判に、福島地裁が10月21日付で判決を言い渡していたことがわかった。

福島地裁の松谷佳樹裁判官は、「エイシアンドリーム(筆者註:サンラ・グループのペーパーカンパニー)及び被告ら(同註:サンラ・ワールド社、増田俊男氏、江尻眞理子氏)は、証券取引業の登録業者ではないから、国内で不特定多数の者に対する投資勧誘行為をすること自体違法と評価することができる」としたうえで、「アリウス3Dについての投資を勧誘しており、かかる投資勧誘は,極めて社会的な相当性を欠き、不法行為に該当する」と認定。サンラ・ワールド社らに約114万円の支払いを命じた。

ただし、この裁判で原告の男性が損害賠償を求めていたもうひとつの投資案件『TWO TIGERS FUND, LLC』(ツータイガース・ファンド)については、判決は「不法行為が成立する可能性はある」としながらも「投資勧誘行為を被告らの行為と同視することはできない」とし、原告の請求を退けている。

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TWO TIGERS FUND, LLCは、米国ハワイ州に登記された増田氏と眞理子氏の会社であることは登記上も明らかなため、原告の男性は福島地裁判決を不服として、福島高裁に控訴する方針だという。

〈サンラ商法〉の被害者が提起した同様の訴訟で、サンラ・ワールド社側が「不法行為」を断罪された判決は7月下旬から、この裁判で5件目。

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