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2011/06/05

「懲戒請求」の“報復”か!? 「虚偽告発」を疑われた弁護士の管理責任を“冤罪”被害女性が「日弁連」に問う訴訟はじまる

日本弁護士連合会(宇都宮健児会長)と静岡県弁護士会(齋藤安彦会長)が、悪徳弁護士を放置しつづけたことによって多大な損害を受けたとして、横浜市内に住む女性が両会にYokohama20110530160万円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が5月30日、横浜地裁であった。

原告の女性は'05年から'10年にかけて、民事上の紛争相手の男性側代理人となった弁護士の懲戒請求を数回にわたり、同弁護士が所属する静岡弁護士会に申し立てていた。しかし、静岡弁護士会は、請求のすべてについて懲戒しない決定をする。それを不服として、日弁連に申し出た異議もことごとく棄却された。

Img069 この紛争のさなかの'09年9月14日、女性は突然、静岡県警浜松東署に<有印私文書偽造・同行使>の疑いで逮捕される。被疑事実は、紛争相手の男性の署名などを偽造した'04年2月5日付の「和解契約書」を'06年9月に、同男性を相手に提起した民事訴訟において、静岡地裁浜松支部に証拠提出したというもの。県警の捜査の端緒となった<刑事告発>をしたのは、相手方の男性の訴訟代理人で、女性が重ねKouryuて懲戒請求をしていた弁護士だった。

この事件で女性は、県警の留置施設に21日間勾留されたが、静岡地検浜松支部は<不起訴処分>として'09年10日5日に釈放された。弁護士が告発し、それを県警が受理した事件の唯一の証拠とされたのは「和解契約書」。しかし、それは相手方の男性本人が署名し、実印を捺した“真正の書証”であることを一目瞭然で認識しうるものだったのだ。

事実に反する告発により<誤認逮捕>された女性は昨年の8月に、男性と弁護士、そして県警の警察官5名を静岡地検浜松支部に刑事告訴する。罪名は、男性と弁護士に対しては<虚偽告訴罪>と<名誉棄損罪>。5名の警察官は、「勾留中に加虐行為があった」などとして、<特別公務員職権濫用罪>および<特別公務員暴行陵虐罪>だった。この告訴を、静岡地検浜松支部は受理したが、いずれも昨年12月28日に不起訴処分としている。

Hukiso弁護士の<虚偽告発>を検察は事件化しなかった。だが、女性にかけられた<有印私文書偽造・同行使>の嫌疑が<冤罪>であったことは、起訴されなかったことで証明されている。

しかし彼女は、事実に反した告発によって不当に逮捕、勾留されたうえに、一部のマスメディアに実名報道されて大きな社会的制裁も受けた。事件で損なわれた名誉は、いまだ回復されていない。

弁護士法1条1項に定められた弁護士の使命は、「基本的人権を擁護し、社会正義を実現すること」だ。その弁護士が、事実に反した告発で<冤罪>をまねいた。しかも、それが、みずからが懲戒請求されたことに対する報復として行われたのだとしたら、弁護士とその自治権の存在意義を否定する行為といえる。

Sinjuku201106011252593

今月26日、<NEWS RAGTAG>は「弁護士の『不正・非行・犯罪』と闘う当事者たちのシンポジウム~『正義の味方』の仮面を剥ぐ!~」と題したイベントを主催し、弁護士の懲戒制度の問題点にスポットを当てて討論する予定だ。このシンポジウムにゲストでまねく市民活動家の市井信彦氏(写真右)と1日、東京都内で事前の打ち合わせを行った。市井氏はイベントの開催にあわせ、自身が会長を務める市民団体<日本弁護士被害者連絡会>から、懲戒制度の正常化を求める声明を発表するという。

冤罪被害女性が、日弁連と静岡弁護士会を訴えた裁判の第2回目の口頭弁論は、今月22日午後2時30分から横浜地裁第607号法廷で開かれる。

この裁判は、いうまでもなく「本人訴訟」だ。国家権力とは闘いたがる“人権派”はいても、弁護士を被告とした訴訟の代理人になる弁護士はいない。しかも相手が、弁護士業界の“総本山”である日弁連となれば、なおさらのこと。親方に盾をつく訴訟の代理人を引き受ける奇特な弁護士がいるわけもない。

自浄機能がまったく働かない「弁護士自治」に、市民の人権を踏みにじり、社会正義の実現を阻む“元凶”が隠れているのである。

※<NEWS RAGTAG>が主宰するRAGTAGセミナーは、不偏不党のスタンスをめざしており、第2回のゲストにお招きする市井氏の市民団体とは無関係です。

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コメント

 確かに、弁護士を訴えるのに立ち上がる弁護士はいない。また、裁判官も安易に弁護士を信頼するので、本人訴訟で争う国民は不利に落とし込まれる事が多いと思う。私は、そんな裁判所に『真の社会正義』『裁判官の良心』を教育してやろうと、再審に挑んでいます。相手方は弁護士が2名。
 人間として持つべき倫理観や道徳観、人間の本質を欠いた人間が法曹に君臨していると思うと、情けない限りです。日本を浄化したいですね。

投稿: WhiteSue | 2011/06/19 13:51

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