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2011/07/23

増田俊男氏「密着取材」蔵出し動画 Ⅱ 「サンラ・ワールド金融商品取引法違反事件」

<時事評論家>の増田俊男氏と、同氏が実質経営する投資顧問会社『サンラ・ワールド社』(江尻眞理子社長)が、海外投資を名目に日本の一般投資家から集めた資金は総額で約250億円にものぼる。'99年ごろから、増田氏らがつぎつぎと立ち上げてきた複数のファンドは、いずれも破綻。投資元本の返還はおろか、裁判所が支払いを命じた賠償金も不払いとToshi_masudaなっており、今年4月には増田氏らが金商法(金融商品取引法)違反の疑いで東京地検に送致された。

増田氏らの<サンラ商法>には当初から、虚偽誇大な宣伝や説明義務違反などの問題があり、いずれは破綻して大勢の被害者を生むであろうことが容易に予測できた。さらに違法性の疑いもあったことから、<NEWS RAGTAG>主宰の津田哲也は「財界展望」(現「ZAITEN」)2002年9月号に<「投資の神様」は本当か? 出資法違反も疑われる有名評論家 増田俊男氏が 集めた「四〇億円」>と題した記事を書いている。この記事が名誉棄損にあたるとして、サンラ・ワールド社側の代理人となって、示談交渉に介入してきたのが佐藤博史弁護士(第二東京弁護士会)だった。

これを機に佐藤弁護士は、サンラ・ワールド社と法律顧問契約を結ぶ。以降、'09年7月末までの丸7年、同社の顧問や代理人を務めることで佐藤弁護士が稼いだ報酬等は約2億円だ。そして一方、増田氏らは'02年以降も、怪しげな投資案件を立ち上げて集金活動を継続し、被害総額を膨らませていった。佐藤弁護士はサンラ・ワールド社に投資金の返還を求めた被害者を恫喝するなどして“用心棒”的な役割を果たし、<サンラ商法>に法律家として「適法」との“お墨付き”を与えることで、増田氏らの資金集めを助長する結果を招いたのだ。

Satochanそんな佐藤弁護士が、サンラ・ワールド社の“影の支配者”ともいえる立場から足を洗ったのは、<足利事件>の“冤罪ヒーロー”菅家利和氏が千葉刑務所から釈放された翌月のことだった。それからほどなくして、津田はそれまで7年あまりにわたって闘いつづけてきた増田氏と停戦する。'09年10月から'10年8月までのあいだ、同氏をはじめとするサンラ・ワールド社関係者を取材し、佐藤弁護士が<サンラ商法>を助長してきたことを物語る多くの証拠を入手した。増田氏の証言も、そのひとつだ。

今回、あらたに編集した密着取材の<蔵出し動画>は、金商法違反の被疑事実とされた'07年10月の投資募集について、佐藤弁護士の指導と捜査機関の見解との相違に焦点を絞っている。

増田俊男氏が語った「サンラ・ワールド金融商品取引法違反事件」.wmv(1.8G)YouTube

サンラ・ワールド社が資金集めを継続していた当時、同社側の代理人となっていたのは、佐藤弁護士だけではなかった。'06年末ごろから'09年7月まで、佐藤弁護士が所長の「新東京総合法律事務所」(当時・新東京法律会計事務所)に所属する"イソ弁"として、サンラ・ワールド社側の代理人を務めた木村文幸弁護士がいる。'07年に金融庁と関東財務局が検査に入った際、その折衝に当たったのは木村弁護士だ。 被害者らとの交渉事件と訴訟のほとんどにも、佐藤弁護士とともにサンラ・ワールド社側の代理人に名を連ねていた。

この木村弁護士から暴言を吐かれた、という<サンラ商法>の被害者は少なくない。また、増田氏を取材しようとした記者と、彼は小競り合いを起こしたこともある。ずいぶん威勢のいい青年だったようだが、いまでは佐藤弁護士の事務所を離れ、社会に貢献する仕事もしているようだ。

「木村法律会計事務所」のウェブサイトには、つぎような自己紹介文を載せている。

相続・離婚といった家族事件や、隣家とのトラブル・借金問題などの一般民事事件のほか、特捜事件を含む刑事事件、少年事件、医療事故も多数経験しています。特に子どもの権利に関する事件(少年事件、学校問題など)では、子どもとともに悩みを解決できるよう努めています。

O0363053311123731197子ども好きなのだろうか。ウェブサイトの経歴によれば、現在は第二東京弁護士会の<子どもの権利に関する委員会>の委員をしているらしい。ほかにも、同会の<裁判員裁判実施推進センター>の幹事を務め、<医療事故研究会>に所属しているそうだ。

しかし、'06年に弁護士登録をした彼の弁護士としてのキャリアの大半を占める、佐藤弁護士の"イソ弁"時代の経歴については、まったく書かれていない。

菅家氏の主任弁護人だった佐藤弁護士に師事した「名誉」よりも、サンラ・ワールド社の代理人という「汚名」のほうが重いということか。

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