« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »

2011/08/31

業務用プリンター・メーカー「インフォプリント・ソリューションズ・ジャパン社」(リコー・グループ)パワハラ解雇裁判でオンライン署名

大手OA機器メーカー「リコー」の子会社「インフォプリント・ソリューションズ・ジャパン社」(柿川浩一社長)の元女性社員が、上司からパワハラやセクハラなどの行為を受けたうえに不当解雇されたとして、同社を相手に復職などを求めた訴訟の控訴審の第2回口頭弁論が、9月16日午後16時45分から東京高裁第825法廷で開かれる。

この訴訟で元女性社員を支援する団体は、これまで東京高裁に公正な審理を求める署名運動を展開してきたが、あらたにインターネット署名を開始した。

インフォプリント・ソリューションズ・ジャパン㈱の『セクハラ&パワハラ、監禁暴力・不当解雇裁判』ネット署名サイト

※<NEWS RAGTAG>は不偏不党のスタンスをめざしており、特定の団体と関係はありません。

| | コメント (0)

2011/08/28

[JR新宿駅 痴漢冤罪自殺事件]無念の死を遂げた青年の母親「女性の証言」を偏重する警察捜査の在り方に異議

「この国では、女性の申告ひとつで即、男性が被疑者にされてしまう。男性の人権、男性の生命の重さについて、真剣に考えていただきたいと思います」

<原田信助さんの国賠を支援する会>が今月21日、東京都千代田区内で開いた「警察のMokugeki違法捜査を考える」シンポジウムに出席した原田尚美さんは、女性保護に偏重した警察捜査の問題点を痛切に訴えた。

原田さんの子息の信助さん(当時25歳)は、痴漢の濡れ衣を着せられ、警察の取り調べから解放された直後に自らの命を絶っている。

事件の概要はこうだ。私立大学の職員だった信助さんは'09年12月10日の午後11時頃、JR<新宿駅>の15番線と16番線のホームにつながる階段を3、4段ほど上りかけたところで、すれ違った2人の男子学生に襲われた。いきなり階段から引きずり落とされ、馬乗りになられて殴る蹴るの暴行を受ける。

駅員の通報で、新宿駅西口交番詰めの警察官が現場へ臨場した。ケガの手当も受けさせてもらえず、信助さんがパトカーで連行されたのは新宿署だ。暴行事件の被害者のはずだった。ところ201108211530514が、刑事から意外な宣告を受けて、信助さんは愕然とする。「これは、チカンの取り調べだ──」。駅で暴行を加えた男子学生と、行動をともにしていた女子大生が「(信助さんから)おなかを触られた」と主張したからだ。

信助さんは身の潔白と、暴行の被害を必死で訴えた。しかし、刑事は聞き入れようとはしない。痴漢の犯人と決めつけ、自白を迫る厳しい尋問は、翌朝までつづいた。信助さんが帰宅を許され、新宿署を出たのは午前5時45分頃。後日に出頭し、事情聴取に応じることを約束する確約書を書かされたうえでの解放だった。

新宿署をあとにした信助さんは、その足を自宅には向けなかった。新宿からJR<東京駅>を経由して、着いたのは地下鉄東西線<早稲田駅>。そのホームから午前6時40分、線路に飛び込んで自殺した──。

この<新宿駅 痴漢冤罪自殺事件>は、痴漢の被害を訴えていた女子大生が「人違いだった」と主張を覆して被害届を出さず、信助さんよりも先に新宿署から帰っていたことがのちに判明している。また、遺族の尚美さんや支援者らの呼びかけに寄せられた目撃証言によっても、信助さんが暴行の被害を受けていたことは明らかだった。しかし、警視庁は事件から49日後の'10年1月29日、東京都迷惑防止条例違反の疑いで信助さんを書類送検。東京地検は、被疑者死亡で不起訴処分とした。

一方、信助さんが暴行を受けた件については、警察は事件化しようとはしなかった。尚美さんが行った刑事告発を、新宿署は2度にわたって不受理にしている。

201108211530516

左から、原田宏二氏(元北海道警釧路方面本部長)、寺澤有氏(ジャーナリスト)、土屋翼氏(国賠ネットワーク代表)

冒頭の尚美さんの言葉のとおり、女性がひと言「この人にチカンされました」といえば、ただそれだけで相手の男性を破滅させてしまう。そんな<冤罪濫造>の構図が、痴漢事件にはある。

仮に、まったく身に覚えのない痴漢の疑いをかけられたとする。そこで、まず冤罪被害者が強いられるのは、やっていないことの証明だ。この不可能にひとしい“悪魔の証明”の困難性に加えて、捜査・司法機関には「女性は被害者で、男性が加害者」というバイアスがかかった“推定有罪”の前提がある。疑いをかけられた時点で犯人扱い。冤罪を晴らそうとして抵抗すれば、大きな代償を払わされることになる。「無実」を主張しつづければ、保釈は認められず、拷問的に身柄を長期にわたって勾留される。そのうえ弁護士に多額の金を支払って、1年も2年も裁判を争わなければならない。逮捕と長期勾留で仕事はもちろん、社会的な地位や信用も失ってしまう。しかも、その苦闘は「無罪率1%未満」という日本の刑事裁判の現実に阻まれ、ほとんど報われることはないのだ。

<無罪>を争っても結果は<有罪>。そして、痴漢(迷惑防止条例違反)の量刑は軽い。最初から罪を認めていれば、初犯なら、せいぜい略式起訴の罰金刑ですむ。だから「名」と「実」を天秤にかけ、やってもいない罪を認める<虚偽自白>をしてしまう冤罪被害者も少なくない。

ろくに客観的な証拠がなくても、被害を受けたとする女性の主張だけで<有罪>となることも多い痴漢事件。その冤罪をまねくのは、勘違いや誤認だけではない。<冤罪濫造>の構図を背景に、故意の陥れや示談金目的の恐喝の手段として、事件がでっち上げられることもあるのだ。

<新宿駅 痴漢冤罪自殺事件>では、当事者の信助さんは死亡している。そして、もう一方の当事者である暴行をはたらいた2人の男子学生と、痴漢の被害を主張した女子大生については、警視庁が素性を明らかにしていない。東京地検も、痴漢(東京都迷惑防止条例違反)事件の不起訴記録を非開示としており、いまのところ事件の真相は“藪の中”だ。しかし、人通りの多い駅の階段で、すれ違いざまに腹を触られたという女子大生の主張は、痴漢事件とするにはシチュエーションがあまりにも不自然。痴漢の常人逮捕(一般人による現行犯人逮捕)を装って、通りすがりの弱そうな男性をねらった通り魔的な暴行事件だったのではないか、という疑いもありそうだ。

この事件をめぐっては、母親の尚美さんが今年4月に「息子は違法な取り調べによって、精神的苦痛を受けて自殺した」として、東京都(警視庁)を相手に1000万円の国家賠償を求めた訴訟を提起している。真実を明らかにし、亡き信助さんの名誉を回復するための裁判だ。8月30日には、第2回目の口頭弁論が東京地裁で開かれるが、訴訟を通して事件の真相究明につながる情報を警視庁から引き出せることに期待したい。

〔原田尚美さんのブログ〕 目撃者を探しています!平成21年12月10日(木)午後11時頃新宿駅での出来事です。

信助さんは痴漢の汚名を着せられて非業の死を遂げたが、<痴漢冤罪>と同様に過剰な女性保護が<冤罪濫造>の温床となっている別の問題でも悲劇が起きている。

中部地方の男性公務員の妻は、3年前に子どもを連れて家を出ていた。以来、自分の子に会えずにいた男性は昨年、家出中の妻から離婚訴訟を起こされる。その主張は、男性からDV(ドメスティックバイオレンス)の被害を受けていた、というものだった。日頃から子どもに会えないことを嘆いていた男性は、裁判の行方を悲観してか、結審を目前にした今年の5月に自殺している。

<DV冤罪>は家事事件として争われることがほとんどであるため、刑事裁判で罪に問われる<痴漢冤罪>のように表面化はしにくく、その存在はあまり社会に認知されていなかった。だが、潜在被害者は想像以上に多い。この<DV冤罪>が、<痴漢冤罪>と異なるのは、十中八九が故意にでっち上げられるという点だ。

虚偽のDV被害を主張する目的は、子の親権の獲得を含め、有利な条件で夫と離婚することにある。そして、<DVでっち上げ>を仕掛けるのは、妻側の背後にいる女性人権団体や弁護士であることが一般的なパターンだ。8月10日、兵庫県に住むB子さんから詐欺罪などの疑いで刑事告訴された佐藤功行弁護士(兵庫県弁護士会)のケースでは、NPO法人と連携した“別れさせ屋”の実態が明らかになっている。

<DVでっち上げ>が発覚するのは、きわめて稀なことだ。妻側が主張するDV被害の虚偽を立証するには、<痴漢冤罪>とおなじように夫の側が“悪魔の証明”をしなければならない。そこに漬け込んで金儲けのタネにし、<DV冤罪>を濫造しているのが、冤罪から市民を守るべき立場の弁護士なのだ。

続きを読む "[JR新宿駅 痴漢冤罪自殺事件]無念の死を遂げた青年の母親「女性の証言」を偏重する警察捜査の在り方に異議"

| | コメント (2)

2011/08/24

医療法人社団黎明会「ボトックス医療過誤訴訟」控訴審が結審 〔名古屋高裁〕

ボツリヌス菌毒素製剤(ボトックス)治療のミスで後遺症が生じたとして、岐阜市在住のA子さんが医療法人社団黎明会『高橋眼科医院』(岐阜市早田栄町)を相手に200万円の損害賠償などを求めた民事訴訟の控訴審で23日、第6回目の口頭弁論が名古屋高裁であった。

今回の弁論では、控訴人のA子さんに対する尋問が行われ、これまでに2回の審理再開という異例の経緯をたどってきた<ボトックス医療過誤訴訟>控訴審はこれをもって結審した。判決は10月13日に言い渡される。

| | コメント (0)

2011/08/16

脅迫的行為との関連も疑われるボトックス(ボツリヌス菌毒素製剤)「医療過誤訴訟」控訴審の口頭弁論 〔名古屋高裁〕

岐阜市早田栄町の医療法人社団黎明会『高橋眼科医院』(高橋捷允院長)を相手に、元患者のA子さんが「メージュ症候群の治療を受けた際、医師が注射器から漏らしたボトックス(ボツリヌス菌毒素製剤)の薬液を眼内に入れ、適切な処置を怠ったことで後遺症が生じた」などとして200万円の損害賠償求めた訴訟の控訴審で、第6回目の口頭弁論が名古屋高裁で来週に開かれる。この日の弁論では、控訴人のA子さんへの尋問が行われる予定だ。

日時:8月23日(火) 午後3時00分から4時30分
場所:名古屋高等裁判所 第1001号法廷

この高橋眼科医院の医療事故疑惑をめぐっては、治療にあたった同医院の副院長を今月3日、A子さんが<業務上過失致傷>の疑いで岐阜県警北警察署に刑事告訴。その直後から翌日にかけて、告訴の事実を伝えた<NEWS RAGTAG>管理者の津田哲也が、大量の迷惑電話と脅迫的メールの被害を受ける事態をまねいている。

津田の携帯電話にかかった迷惑電話は、3日に<公衆電話>から架電された2本と、翌4日の夜に<非通知設定>でかけられた67本の計69本。このうち最初の電話で、相手は「岐阜の高橋眼科医院の関係者」を名乗っていた。そして、<きさまは……そのままで終わらない>などの脅迫的な文言が書かれたメールが届いたのは4日の夜。迷惑電話の呼び出し音が鳴りつづけたのと、ほぼ同時に9通が送られてきた。

これらの脅迫的メールの送信者のアドレスは、いずれも"Kmg●●u@aol.com" だったが、これは高橋眼科医院の副院長が「岐阜大学医学部眼科学教室」に所属していた当時に書いた英語の論文"Quantification of Retinal Nerve Fiber Defects in Glaucoma: Three-Dimensional Analysis by Heidelberg Retina Tomograph"
などに、連絡先として記載されたものと符合する。メールアドレスの頭2文字の
"Km" は、おそらく副院長の名前のイニシャルなのだろう。

Miyake_mailQuantification

津田に対する脅迫的行為との関連が疑われるこの裁判、高橋眼科医院側の今後の主張に注目したい。

【関連記事】「ボトックス医療事故」で元患者が眼科医師を「業務上過失致傷」の疑いで刑事告訴 〔岐阜県警〕 2011/08/03

【関連記事】「言論封じ」の威嚇がねらいか [NEWS RAGTAG]管理者に迷惑電話と脅迫めいたメールが輻輳 2011/08/08

| | コメント (2)

2011/08/11

佐藤功行弁護士「DVでっち上げ商法」をめぐり「詐欺罪」などで刑事告訴される 〔兵庫県警〕

兵庫県に住む女性と男性の2人が10日、<詐欺罪>などの疑いで佐藤功行弁護士(兵庫県弁護士会)を兵庫県警に告訴および告発し、県警は同日付で受理した。

告訴した女性は、佐藤弁護士の元依頼者。告発人となった男性とは元夫婦だった。

女性は'06年、佐藤弁護士が理事を務める女性人権団体NPOウィメンズネットこうべ(神201106221229171_womens戸市)を通じて、同弁護士に離婚事件を委任。佐藤弁護士などから唆された虚偽のDV(ドメスティック・バイオレンス)被害を主張することで、'07年1月に告発人の男性と調停離婚していた。

この離婚事件で、女性が弁護士費用の立て替え制度を利用していた法テラス(財団法人「日本司法支援センター」)に対し、佐藤弁護士は報酬の額を過大に報告。それを誤信した法テラスから請求させることで、通常の約1.5倍の報酬を支払わせたことが詐欺罪にあたるとして、女性は告訴した。さらに佐藤弁護士は、離婚の成立後に「DV被害のでっち上げ」などの不正の発覚を防ぐための“裏工作”をはかり、女性に関係する戸籍謄本や住民票の写しを不法な手段で取得するなどしていた。それらの行為については詐欺罪とあわせ、戸籍法違反と住民基本台帳法違反の疑いで、今回の告訴に加えられている。

元の夫である男性は現在、告訴人の女性を保佐する立場にあることから、おなじ被疑事実で告発人となった。

佐藤弁護士は、別の女性の代理人となって東京高裁で控訴審が争われている離婚裁判の1審家裁判決で「DV被害のでっち上げ」を認定され、敗訴している。

【関連記事】佐藤功行弁護士が代理人の「DVでっち上げ離婚訴訟」控訴審の口頭弁論 〔東京高裁〕 2011/07/04

20110622131727womens

女性人権団体「NPOウィメンズネットこうべ」の本部が入居しているとされる神戸市内の雑居ビル

| | コメント (3)

2011/08/09

捜査情報漏えい疑惑で「常葉菊川高」野球部イジメ暴行事件の被害少年側が県警に苦情申し出

『常葉学園菊川高校』(静岡県菊川市)野球部で暴行などの被害を受けたとして、静岡県警菊川警察署に6件の被害届を出している2年生部員の保護者が先週、同署に対して<苦情申出書>を提出していたことがわかった。

被害少年側はこの書面で、常葉菊川高校を経営する学校法人『常葉学園』法人本部総務課長補佐で県警OBの小野田勝氏を介した捜査情報漏えいの疑いについて、調査を求めている。

小野田氏の“暗躍”疑惑をめぐっては、被害少年側は同様の趣旨の質問状を常葉学園の木宮健二理事長あてにも送っているが、それについての回答は現時点でない。

【関連記事】学校法人が雇った「警察OB」の“もみ消し工作”にイジメ被害少年の保護者が抗議 〔常葉菊川高野球部イジメ暴行事件〕 2011/08/01

| | コメント (3)

2011/08/08

「言論封じ」の威嚇がねらいか [NEWS RAGTAG]管理者に迷惑電話と脅迫めいたメールが輻輳

8月4日の20時23分から23時12分までの約3時間、<NEWS RAGTAG>管理者の津田哲也の携帯電話が鳴りっぱなしになった。着信した回数は計67回。そのすべての発信者番号は<非通知設定>にされており、67回のうち留守番電話サービスにつながった5回は、いずれもメッセージは吹きこまれていなかった。

20110804_2033202320110804_20532049 20110804_23122259

同一人物による、嫌がらせを目的とした電話であったことは明らかだろう。しかも携帯電話の着信音が絶え間なく鳴りつづいたのと、ほぼ同じ時間帯の20時02分から22時58分にかけて、計9通のメールが届いている。それは、きわめて脅迫的な内容だった。

きさまは……そのままで終わらない

必ずお前を……

大変なことに……をだしたな。やったからには、生涯……わかるだろ

お前の行……は、すべて追跡中である

一部を伏字にされてはいたが、なんらかの報復や危害を加える意思があることを示唆している。

脅迫的メールと迷惑電話が輻輳(ふくそう)した前日の8月3日にも、津田の携帯電話には2本の怪しげな電話がかかっていた。

1本目の電話があったのは18時49分。発信者の番号表示は<公衆電話>だった。中年とおぼしき男性の声で「岐阜の眼科医院の関係者」を名乗った相手は、「裁判に出させていただく」20110803と言って電話を切っている。そして、2本目の電話は20時27分。番号表示は同じ<公衆電話>だが、何度も呼びかけたが応答のない「無言電話」だった。

この2本の“怪電話”があった8月3日には、岐阜市の眼科医院の副院長に対する業務上過失致傷の疑いで、元患者のA子さんの告訴を岐阜県警北警察署が受理している。同医院の関係者と称する人物から1本目の電話がかかったのは、北警察署が作成した<告訴調書>に署名押印したA子さんが、同署を出た時刻から約2時間後のことだった。

さらに2本目の無言電話があったのは、A子さんの告訴が受理されたことを伝える記事を<NEWS RAGTAG>にアップした2分後だ。

たんなる偶然だった可能性も否定できないが、北警察署が医院側と密に連絡をとりあっているのではないか、という疑念を抱かれかねないタイミングで“怪電話”はあった。

4日の津田に対する「嫌がらせ電話」と「脅迫的メール」が、眼科医院と結びつくことを示すのは、前日3日の電話だけではない。9通の脅迫的メールの発信に使われたメールアドレスが、同医院の副院長が岐阜大学眼科に所属していた当時に書いた論文に、連絡先として載せていたものと一致しているのだ。

脅迫的な行為の矛先が今後、告訴人のA子さんに向けられるおそれがないとは言い切れない。だからこそ、きちんと調査をして実行者を特定し、防止につとめる必要がある。

| | コメント (18)

2011/08/04

元ヤクザの更生を支援する先端医療技術 〔人工ボディ〕

「エンコ詰め」というヤクザ用語がある。

その意味は、いわゆる「指詰め」。英語では'yakuza finger-cutting ritual' と訳され、指を故意に切断するなどの行為は、国際的にも認知されたヤクザ社会に特有の慣習だ。

それだけに暴力団組員が組を脱会する際、“欠けた指”が社会復帰の妨げになるため、医療の助けを借りることもある。形成外科の分野では、足指を移植する手術が施されるが、もっと簡単に詰めてしまった指を“復元”する方法があるという。

「読売新聞」大阪本社版が、7月29日から8月3日にかけて掲載した6回の連載記事<人工ボディーを究める>で注目を集めている特殊義肢がそれだ。

ダミーとはいえ、人体用シリコンを使用した完全オーダーメードで、見た目も質感もリアルでPub_sub2精巧。義指には、ちゃんと指紋まである。

この<人工ボディ>は本来、事故や病気などで失った身体の一部を補うための医療用として製作されるものであることは、いうまでもない。だが、特例的に、不謹慎にも自分で指を詰めてしまった“裏社会の住人”の更生支援に応用されているのだそうだ。前述の「読売新聞」連載記事の4回目は、<人工ボディ>を製作する「工房アルテ」(大阪市北区)の福島有佳子さんの社会貢献活動について書いている。

これまでに、福島さんが「人口指」を製作し、社会復帰を助けた暴力団からの離脱者は約150人。その活動で、'04年には「第13回暴力団追放府民大会」で功労賞を受賞した。

ただし、この連載記事を担当した「読売新聞」の中沢直紀記者によると、「きちんと組を離脱して、警察から紹介を受けた人でなければ、製作を引き受けてもらえないようです」とのことだ。

| | コメント (3)

2011/08/03

「ボトックス医療事故」で元患者が眼科医師を「業務上過失致傷」の疑いで刑事告訴 〔岐阜県警〕

「まつ毛の生え際に注射した使用限度量を超えるボトックス(ボツリヌス菌毒素製剤)の注射液を漏らし、眼内に入れて外傷を負わせ、感染症と視力低下を起こさせた」として、岐阜市早田栄町の医療法人社団黎明会『高橋眼科医院』(高橋捷允院長)元患者のA子さんが、同医院の副院長を業務上過失致傷の疑いで岐阜県警北警察署に刑事告訴した。

<NEWS RAGTAG>はA子さんが今年5月、北署に告訴状を提出していたことを確認していたが、きょう8月3日付で同署が正式に告訴を受理。今後は刑事事件としても、<ボトックス>治療の「過失」の有無が問われることになる。

告訴状で、A子さんは「注射液が眼内に入ると角膜炎を起こすため、眼を洗うこと」とした製薬会社<添付文書>の注意書きに従わず、高橋眼科医院が適切な処置を怠ったことが「過失」の要因としてあったことを指摘している。

この問題では、'09年からA子さんは民事でも医院側と争っており、現在も名古屋高裁で控訴審を係属中。今月23日に開かれる第6回目の口頭弁論では、A子さんに対する控訴人(1審原告)本人尋問が行われる。

日時:8月23日(火) 午後3時00分から4時30分
場所:名古屋高裁 第1001号法廷

(地下鉄名城線「市役所」駅下車5番出口,地下鉄鶴舞線・桜通線「丸の内」駅下車1番出口)

高橋眼科医院の<ボトックス医療事故>疑惑をめぐっては、過去に2度の「岐阜市保健所」の立ち入り調査が行われ、カルテ(診療録)の記載事項に問題が確認されていたことは7月31日の記事で伝えている。同保健所は、A子さんのカルテに事務員と看護師が記入していたことなどについて改善指導したが、その作成状況の詳細も、きょう明らかになった。

民事裁判でAさんが申し立てた求釈明に応じて、医院側が回答したものだが、医師以外の記入者は事務員1名と看護師4名の計5名。このうち1枚目の<傷病名>の欄に、診断病名を書き込んでいたのはN事務員とM看護師の2名だった。N事務員は3列目に<両表層性角膜炎>と記入し、4列目と5列目にはM看護師が<両涙液分泌減少症>および<左兎眼症>と、それぞれ記載していた。

Karte001b

厚生労働省医政局長が'07年12月28日に発した<医師及び医療関係職と事務職員等との間等での役割分担の推進について>と題する通達(医政発第1228001号)には、<診断書、診療録及び処方せんは、診察した医師が作成する書類であり、作成責任は医師が負うこととされているが、医師が最終的に確認し署名することを条件に、事務職員が医師の補助者として記載を代行することも可能である>と記されている。だが、A子さんのカルテには、医師が確認の署名をした形跡はみられなかった。

【関連記事】岐阜〔ボトックス訴訟〕眼科医院に「保健所」が2度の立ち入り調査で「カルテ」記入漏れなどを指導していた 2011/07/31

【関連記事】ボトックス「医療過誤訴訟」を検証する② 「添付文書」記載事項とインフォームド・コンセント(説明と同意の義務)に違反した場合の医療者の責任 2011/07/27

【関連記事】速報 ボトックス治療「医療過誤訴訟」異例の審理再開 〔名古屋高裁〕 2011/06/15

【関連記事】ボトックス「医療過誤訴訟」を検証する① 製剤の副作用か医療ミスによる後遺症か「製薬メーカー回答書」を控訴審で証拠提出 2011/06/08

【関連記事】ボトックス(ボツリヌス菌毒素製剤)治療の「医療過誤訴訟」控訴審に来月9日判決 〔名古屋高裁〕 2011/05/15

| | コメント (5)

2011/08/01

学校法人が雇った「警察OB」の“もみ消し工作”にイジメ被害少年の保護者が抗議 〔常葉菊川高野球部イジメ暴行事件〕

野球部の上級生部員から暴行を受けたなど、2年生部員の保護者が6件の被害届を静岡県警菊川署に出した『常葉学園菊川高校』(静岡県菊川市)のイジメ問題に、同校経営母体の学校法人『常葉学園』の危機管理担当者が対応していたことは<NEWS RAGTAG>で既報のとおり。この危機管理担当者とは、同学園法人本部の総務課長補佐の小野田勝氏。元警察官を自称し、イジメ問題を取材した津田哲也と「週刊文春」の記者に対して、威圧的な態度で“記事つぶし”を図ろうとした人物だ。

【関連記事】「週刊文春」の取材に“コワモテ”の(自称)元警察官を対応させた学校法人のダークサイド 〔常葉学園〕2011/07/13

そんなマスメディア対策のやり方ひとつをとってみても、常葉学園の大手学校法人としての品位を疑わざるを得ないが、イジメ問題の被害少年の保護者が小野田氏の“不明朗”な対応について、きょう学園の木宮健二理事長あてに質問状を送った。

Tokoha_shitsumon20110801001_2 Tokoha_shitsumon20110801002Tokoha_shitsumon20110801003

この書面のなかで保護者は、小野田氏が「イジメはなかった」という、事実に反した報告をしていたことなどについて抗議。そのうえで<警察OBであれば簡単に菊川警察署からの捜査情報を入手できるようで、7月4日にはなかった寮の息子の下駄箱も部屋も突如8日の実況見聞時には用意されるなどの準備ができている事実はどう説明するのでしょうか?>と、「もみ消し」や「隠蔽」の工作の存在について疑念を呈している。

※抗議文の全文テキストは《続きを読む》をクリック

続きを読む "学校法人が雇った「警察OB」の“もみ消し工作”にイジメ被害少年の保護者が抗議 〔常葉菊川高野球部イジメ暴行事件〕"

| | コメント (20)

« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »