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2011/11/30

100億円集金の「年金たまご」はネズミ講で逮捕―250億円を集めて破綻した「サンラ商法」増田俊男被告は逆手で勝つ!?

警視庁生活経済課はきょう、健康食品販売会社「ライフ・アップ」(東京都墨田区)元社長の田沢吉美容疑者(74歳)を無限連鎖講防止法違反容疑で逮捕した。同容疑者は'06年から'08年頃にかけて、高配当をうたった<年金たまご>という集金システムで、約5万人から100億円ほどの資金を集めたとみられている。この<年金たまご事件>で、警視庁生活経済課が出資法違反の疑いでライフ・アップの家宅捜索をしたのは'09年7月22日。強制捜査の着手から約2年4ヵ月を経ての逮捕となった。

おなじ警視庁生活経済課が'10年2月に金融商品取引法違反の疑いで家宅捜索を行った<サンラ・ワールド事件>では、海外ファンドへの投資を名目に約250億円を集めた『サンラ・ワールド社』実質経営者の増田俊男被告(金融商品取引法違反の罪で公判中)らは、今年4月に書類送検というかたちで逮捕をまぬがれている。そんな増田被告は、今月には17万5000円という高額な参加費をとった<実践経済セミナー>を東京と大阪で開くなど、すっかり社会復帰を果たした様子だ。

7月4日からは、コミュニティ放送局の<ラヂオもりおか>で、レギュラー番組もはじまっている。番組名は、<増田俊男 – 逆手で勝つ!~日本復興のために~>。毎週月曜日から金曜日の午前8時20分から8時29分までの放送で、どうやら増田被告は、この番組に国内外の“潜伏先”から電話出演しているようだ。

なぜ“潜伏”する必要があるのかというと、まだ国内では大手を振って歩くことができない状況にあるからだ。約250億円を集めて破綻させたファンドで、損害を与えた1000名を超える投資家に対して、民事上の責任を果たしていない。増田被告とサンラ・ワールド社は、裁判所に集金行為の違法性を認定され、賠償金の支払いを命じられた相手である訴訟の元原告。そして、裁判上の和解をした元原告らに、支払うべき賠償金や和解金を踏み倒したまま逃げているのだ。

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今月には、増田被告がハワイに経営する『フロンティアワン社』(Frontier One,LLC)から、訴訟の元原告のもとへ「アリウス3D社」(Arius3D Corp.)の株券が郵送された。アリウス3D社とは、カナダの小さなIT会社で、増田被告らが運営してきたファンドの投資先のひとつ。総額で約250円のうち、約50億円をこの案件で集めたとされている。増田被告らが'99年頃から、当時は未公開だったこの会社の株式を「上場すれば何十倍になる」とうたって投資家に売りつけた値は、1株当たり1ドルから2ドルだった。その株価は現在、25日(カナダ時間)の終値で0.055ドル(約4円)だ。

元原告に対して、増田被告らが負っている義務はファンドの清算などではない。あくまで、賠償Frontierone20111015金または和解金を支払うことだ。ところが増田被告らは、逃げ隠れをしたまま紙くず同然となった株券を一方的に送りつけることで、ごまかそうとしているのだ。

「日本復興のために」などという大義を語る前に、まず自分のしでかした不始末の責任をとるべきではないのか。

逮捕は逃れたものの、金融商品取引法違反の罪で在宅起訴されていた増田被告の初公判が29日、東京地裁であった。

増田被告は起訴事実を認めている。

時事評論家、起訴内容認める=サンラ・ワールド無登録集金-東京地裁〔時事通信〕

実質経営する投資顧問会社「サンラ・ワールド」(東京都中央区)が、主宰する投資クラブの会員に企業の新株予約権購入を持ち掛け、無許可で集金したとして、金融商品取引法違反(無登録営業)罪に問われた「時事評論家」の増田俊男被告(73)の初公判が29日、東京地裁(北村和裁判官)であった。増田被告は「異議ありません」と起訴内容を認めた。

 

検察側は冒頭陳述で、サンラ社が約1000人に株式購入の案内を送付し、計156人に計約3億5000万円を送金させたと指摘。一部は増田被告がクレジットカードの支払いなど私的に使ったとした。

 

(2011/11/29-20:09)

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