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2011/11/07

「日本赤十字社」無診察の診断書を「DVでっち上げ離婚」などに悪用されたとする民事訴訟の第1回口頭弁論 〔東京地裁〕

社会福祉法人の元理事長の男性が、『静岡赤十字病院』(静岡市葵区)が本人の診察を行わずに無断で<診断書>を発行したとして、同病院を経営する『日本赤十字社』(東京都港区)を相手に慰謝料など330万円の支払いを求める訴訟の第1回目の口頭弁論が、今月25日午後1時15分から東京地裁で開かれる。

元理事長は'09年3月に元妻と離婚した。その離婚調停に元妻側が'07年3月に証拠提出したことで、はじめて元理事長は静岡赤十字病院が自分の<診断書>を発行していたことを知ったという。

作成者は<精神科>の医師。そこ記されていた病名は<神経症>だった。この<診断書>がもとで、調停が不調となったのちの離婚裁判で「神経症との診断を受けていたことは否定しがたい」と事実認定され、元理事長は敗訴している。

しかし、元理事長には、この診断のもととなる診察を受けた覚えがなかった。

静岡赤十字病院で元理事長が受診したのは、いまから約17年前の'96年7月22日。「イビキがひどいから病院で診てもらったほうがいい」との元妻のはたらきかけに応じ、静岡赤十字病院で診察を受けた。そして元理事長は、イビキの診察だと信じたままCTスキャンなどの検査を受け、翌年の'97年2月12日に「異常が認められない」と同病院の医師から告げられという。この時点で、元理事長が静岡赤十字病院で受けた診察は終了していた。

ところが、離婚調停で元妻が提出した<診断書>は、最後の診察から1年半あまり経った'98年11月16日付と'98年12月17日付のものだった。その病名の欄には、前者が「神経症(嫉妬妄想の伴う)」で、後者には「アルコール依存症 嫉妬妄想」と記載されている。このうち12月17日付の<診断書>の検査結果などを記入する欄には、このように書かれていた。

<夫人に対する性的いやがらせ、暴力、嫉妬妄想があり、夫人、二女、三女の職場に現実には有り得なかった不正のことを書き送り、結果的に三人とも失業に追い込まれている>

しかし元理事長は、2通の<診断書>の作成日と同日の診療を受けていなかった。いずれも本人を診察せず、元妻の問診のみによって作成されていたのだ。また、元妻とふたりの子女が離職した事実もない。

元妻が虚偽の説明をし、医師がそれを鵜呑みにした<診断書>を作成した疑いがある。今回の訴訟は、本人の無診察の<診断書>発行についての病院側の過失責任を問うものだ。その訴因は、訴状によれば「'96年当時、原告(元理事長)と元妻が別居するなど、夫婦仲が良好でないことを病院側へ申告していた」とし、さらに「‛98年11月16日に元妻のみが来院した際に、原告の健康保険証を持参していなかったことから、夫婦関係が破綻に瀕している可能性を認識できた」として、<診断書>の作成を拒まなかったことが医療機関としての注意を怠ったというもの。

元理事長は、離婚調停と離婚裁判で静岡赤十字病院が発行した<診断書>を証拠に、元妻から身に覚えのないDV(ドメスティックバイオレンス)を主張された。

離婚の調停や裁判において妻側がDVをでっち上げるケースについては、多数の報告を受けているが、それらに医療機関の<診断書>が悪用されることは少なくない。が、この元理事長の場合は本人がうかがい知らないところで発行されていた<診断書>が精神科のものだったことから、離婚問題のほかにも深刻な“風評被害”に遭っているというのだ。

この訴訟についての詳報は、追って<NEWS RAGTAG>で伝える。

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コメント

女性が騒ぐとすべて信じてしまうと言う時代はそろそろ終えたらどうだろうか。この事件には静岡県内の有名な弁護士がかかわっていると思うが、静岡と言う土地の癒着隠ぺい体質を打破して、事実が明らかにされることを期待する。

投稿: 退職者 | 2011/11/08 20:55

次回口頭弁論期日が決まったら記事で告知をお願いします。情報拡散して、出来るだけ多くの人に応援傍聴に行って貰えるようにします。

投稿: うっかり八兵衛 | 2011/11/20 02:28

これは医師法第20条「無診察治療等の禁止」違反が成立し、同33条の2の罰則が適用され、1年以下の懲役ないし50万以下の罰金刑が科されるんじゃないですか?

民事だけでなく、刑事告訴もした方がよいのでは?

投稿: kiruhiaisu | 2011/11/20 02:49

この医師の行為は言語道断でしょう。厳しい判決が必要です。ただ、裁判所自体がすでに正義を行わない場所に成り下がっていますので、正当な判決はあまり期待できませんが。

そして、この妻は、人として、最低ですね。
そして、今の日本は、こういう人が非常に多い、というのも、また事実で、とても悲しいことです。

こんな人間に育てられるお子さんはかわいそうです。

投稿: うえちゃん | 2011/11/20 09:29

美智子様が名誉会長の日本赤十字社。恥を知っていただきたい。

これが事実なら、活動への寄付はやめる。

投稿: 青い闇の警告 | 2011/11/28 21:49

精神科の診断書は精神科の医師の診察や検査があって初めて可能になるはずである。うつ病の診断でも、心理検査はやるはずだ。

投稿: 退職者 | 2011/11/28 22:30

一方的な主張のみで事実確認(診察)・双方の主張の照らし合わせを怠ることが冤罪を生み出す。何でも事実確認に尽きるのではないか?事実確認を行わないこと自体が違法ではないか?

投稿: 退職者 | 2012/03/13 05:11

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