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2012/01/11

「ボトックス医療過誤訴訟」で元患者側が「上告受理申立理由書」提出 〔最高裁〕

A型ボツリヌス菌毒素製剤〈ボトックス〉治療によって生じた疾患などが<副作用>か医療ミスによる<後遺症>かをめぐり、医療法人社団黎明会『高橋眼科医院』(岐阜市早田栄町)を相手に損害賠償請求訴訟を争ってきた同医院元患者のA子さんが、昨年12月27日付で最高裁に<上告受理申立理由書>を提出していたことがわかった。

この裁判を1審の岐阜地裁から、弁護士を立てない本人訴訟で臨んできたA子さんは1・2審ともに敗訴。名古屋高裁(岡光民雄裁判長)の控訴審判決に、判例違反などがあったとして、最高裁に上告していた。

2通提出された<上告受理申立理由書>のうち1通には、審理もせずに「注射液が目に入っていない」とした名古屋高裁の認定が審理不尽であるとし、A子さん側の支援団体が行った実験の報告書などが添付されている。

上告受理申立理由書(1)

「botox-jokokujuri1.pdf」をダウンロード

実験報告書

「botox-hokoku.pdf」をダウンロード

上告受理申立理由書(2)

「botox-jokokujuri2.pdf」をダウンロード

《上告受理申立》最高裁判所に対し、上告審として受理することを求める申立て(民事訴訟法318条1項)。最高裁判所の事務負担を軽減するため、刑事訴訟における上告受理と類似の制度として、'98年1月1日施行の民事訴訟法制定により導入された。

美容外科の分野でのボトックス注射施術の動画をみると、注射針を抜いた直後に薬液が体外に漏れ、医師がアルコール綿でふき取る処置を行っていることがわかる。

上告受理申立理由書(1)

「botox-hosoku.pdf」をダウンロード

「岐阜ボトックス訴訟」元患者を支援する会

010203
040506

070809

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医療」カテゴリの記事

コメント

なぜ本人訴訟になったのだろうか。また、ラテックスと実際の皮膚との相違についても説明が欲しい。また、西洋医学で難しくても、鍼灸や漢方など東洋医学などで体調が回復することを祈る。

投稿: 退職者 | 2012/01/12 23:23

どれくらいの量が漏れ出るのかを知りたい。ラテックスの実験ではすべてが漏れたように見えるが、平均して何パーセントが漏れ出るのかを知りたいところ。液体の粘度の差異についても説明が欲しい。

投稿: 退職者 | 2012/01/13 19:30

いまさら
実験の報告書を提出したところで
最高裁調査官は一読もしないよ。

投稿: 名無し | 2012/01/15 11:47

名無しさんは、最高裁判所調査官なんですか?!

いや、そうでなければ言い切れないのでスゴイです。

ところで、最高裁調査官は東京地裁付だと思うのですが、
エリート街道まっしぐらですね。

ちなみに、最高裁判所には、たしか.....職権による判断(判決)もありましたよね。

投稿: 無名(2) | 2012/01/15 18:31

医師が尋問で「注射液が漏れて目に入る」証言をしているが、審理されなかったから 実験報告書を提出したのでは?


投稿: たぬき | 2012/01/16 07:55

注射針を0.1ミリ程度しか刺していないと書いてあるので、まぶたに注射器1本分も注射したら、相当漏れるような気がします。

投稿: おでん | 2012/01/16 11:25

贅肉の多さなどその人の体質にもよるが、緊張していたり筋肉がこわばっている人の場合は多く漏れるような気もする。

投稿: 退職者 | 2012/01/16 18:21

注射針は斜めにスライスされていて、針穴の内径は0.7mm以上あるが、医師が0.1mmしか刺していないのだから、針穴が皮膚内に入っていないために漏れると書いてあります。それだと、いったん皮膚に注入したあとに漏れ出すというより、初めから皮膚内に注入されないで、針穴から漏れていたと言うことですね。

投稿: たぬき | 2012/01/17 20:41

それはそういう浅めの注射のうち方なのか、ミスでそうなったのか、ミスなのだとしたら、ラテックスには産毛がないので、あとはその辺とポトックスと赤色の液体の粘度の差異を説明してくれれば理解できるかもしれない。

投稿: 退職者 | 2012/01/17 21:45

医院側医師は陳述書と尋問で「眼球に薬液が入る場合というのは、針が眼輪筋を通り越した場合が一つ考えられます。もう一つの場合は針が極めて浅く入り、外側に薬液が漏れて、それが眼球に入るという場合です。」「針は深く刺せない、0.1ミリ前後刺す、0.1ミリ前後で眼輪筋に達する、針が浅いと薬液が漏れる、漏れたのをふき取るのを見たことがない」と証言しているようです。
製薬会社も「眼輪筋は極めて浅いため、針は浅くしか刺せない、浅く刺すと注射液が外側に漏れる」と証言しているようです。そこで調べてみましたが、眼輪筋には2~3ミリで到達することがわかりました。医師はミスを認めるような証言をしていたことになりますね。

投稿: たぬき | 2012/01/18 02:37

目のふちに2-3ミリだと分かりますが、0.1ミリって刺してもいないような深さですが、特殊な針でも使わないと入って行かないような気もします。とにかく、目の周囲に行う処置だと言う点、毒素を使う点で、原理的にリスク・危険性の高い手術だという気がしてなりません。薬品を使わない普通の整形手術のほうがリスクが少ないのではないでしょうか。厚労省がポトックスの目のふちへの使用はしないようにと言う指示書を出していれば防げたという観点はないだろうか。

投稿: 退職者 | 2012/01/19 05:01

厚生労働省と製薬会社は、添付文書で、「目に入った場合は洗眼する、目に異常が起きた場合は精密検査をし経過観察をする、視力検査を実施する 、投与量を厳守する、同意書で同意をとる」等を義務づけているようですが、医師は全て怠ったために角膜炎が悪化して後遺症になったようですね。
注射針は27Gか30Gを使用するみたいですが、両方とも、針先から針穴が皮膚に埋もれるまで0.7ミリ程度あるので、0.1ミリしか刺していなければ、当然注射液は漏れますね。

投稿: たぬき | 2012/01/19 11:44

目に入ることが想定されているとのこと、ポトックスは劇薬かと思ったら、洗い流せばよいのですね。洗い流すのはあとで自分で洗うのではやはりだめなのですよね。薬物を使用しない普通の整形手術のほうが、一見派手でこわそうですが、まだ安全のような気がします。

投稿: 退職者 | 2012/01/19 22:00

インターネット上の他人の書き込みをA子さんだと決めつけ、常軌を逸した誹謗を繰り返しているS氏。重大な問題に発展する前に、自重するよう警告しておきます。

投稿: 津田哲也 | 2012/01/20 08:14

確かこの事件は、医療事故の刑事告訴や医師の脅迫行為の件で、警察が見ているんですよね。
嫌がらせ書き込みのコピーを取られたらヤバいですね。
書き込みしているのは、関係者だとしたら、証拠保存されますね。

投稿: 無名 | 2012/01/20 11:33

このポトックスのコメント一覧で常軌を逸した誹謗・嫌がらせというのはどの書き込みなのだろうか?

投稿: 退職者 | 2012/01/20 16:10

ボトックスは毒薬指定されており、外国で100人以上も死亡し、1000人以上も後遺症になっているため、厚生労働省は使用上の注意を厳重に義務づけているようですね。
映像にあるように、注射液が漏れても、すぐにアルコール綿で押さえれば、目に注射液が入ることも防げるはずですね。

投稿: マスク | 2012/01/20 17:54

退職者さん 
私の印象ですが、ボトックスは毒薬なのでもちろん眼や口などの粘膜から体内に吸収されるものだと思われます。ですが、以前の地下鉄の毒ガスのように直ぐに影響が現れず、数時間経過後からその影響が出始めるものと思われるのです。その理由は同注射をしたら美容整形でも数分~数時間後にしわが取れる原理を考えると解り易いような気がしますし、同じポツリヌスを考えたとき、すぐに食中毒を発症しなければならなくなるからです。ですので、逆に数分~数時間後からその薬理効果となる本来神経毒が効くまでのタイムラグがあるため、ボトックスの添付文章には、「目に入った場合、すぐに水で洗い流す」との注意事項が定められているのかも知れないですよね。

投稿: 無名(2) | 2012/01/20 21:15

退職者さんの仰っている誹謗・中傷とかは、以前 被控訴人と思われる人物が無言電話を何度もしたりとか、良く解らないのですが脅迫(?)メールを何度も津田氏に対して、送りつけたことなのではないでしょうか。

投稿: 富士そば | 2012/01/22 08:14

実験はできるだけ、様々な人に指摘していただいたほうがよい実験になり、また実際と同じ条件でやったほうが説得力があり、それを思って書き込みをしております。ポトックス、タイムラグの件承知いたしました、なぜ脱脂綿でふき取ると言う簡単な行為をしなかったのか。ポトックス、死亡事故まで起きているとのこと知りませんでした。添付文書も小文字で約款のようにこまごま危険性について書くのではなく、「赤い大文字」で必ずふき取ることと書くようにしたほうがいいと思います。厚労省が目の付近へは使用禁止にしてはどうでしょうか。自治の問題とも絡みますが、弁護士会、電力業界、学校・医療・社会福祉法人、これらの自治権が一番強いように思いますので、野放し状態の行政には、規制緩和ではなくしっかりコンプライアンス指導していただく必要を感じます。

投稿: 退職者 | 2012/01/22 12:19

医師が「実際にボトックス注射を他の医師の目に、打って試してみせる」と言っていたそうですし、製薬会社も許可していたらしいです。

しかし医師は、後になって断ってきたそうです。「注射液は目に入れていない、入っても無害だ」と主張するならば、実際に検証してみせれば、すむことではないでしょうか?


医師は「ボトックスはアルコールで死菌するから、注射前も後もアルコール綿で拭いてはいけない」と元患者に説明していたそうですが、どのボトックス映像を見ても、予防接種でも、アルコール綿で押さえています。

注射液は皮膚の中に注入されるのだから、皮膚の上から押さえても、死菌はしないと思うのですが。

投稿: マスク | 2012/01/23 07:49

以前も訴訟相手から、脅迫や嫌がらせ電話があったようですね。
実名や住所を出しての誹謗中傷は名誉毀損にあたります。
実名や住所、記事からでは知り得ない情報を知っているのは、関係者の可能性が高いです。
医療事故を否定する内容や、ブログ記事を妨害する内容であれば、利害関係のある人物でしょう。証拠保存し、訴えるしかないでしょう。

投稿: 無名 | 2012/01/26 17:51

無名さん

S氏のブログに唯一、コメントをつけている人物は、確かに関係者なのかもしれませんね。

私に対する誹謗は、どうせ閲覧者もろくにいないブログですから、無視すればいいだけのことです。

しかし、S氏は一時、原告女性の住所と実名のフルネームをネット上に公開したようですから、防犯上の観点からも強硬な対策を講じる必要がありそうです。あの執拗な嫌がらせは、常軌を逸しています。

投稿: 津田哲也 | 2012/01/26 23:40

津田さんは、病院の実名を出していることについては問題ないとお考えなのでしょうか。
津田さんとは全く逆に、A子さんの実名を出したブログを書いてもいいのですかね?

投稿: 通りすがり | 2012/01/28 13:47

ネットや報道での公表、難しいところですね。よくいじめや犯罪被害者が実名で手記を出版したりします、その場合加害者の名前は伏せるのでしょうか。学校法人や社会福祉法人などの場合、税金が投入されている公益的な組織なので、透明性や公然にする必要性は高いということになるのでしょうか。ネットでは、刑事裁判の経緯などを実名で公表しているところがありますね。暴力団との親密交際等については、実名公表という制度もあるようです。報道の自由や言論の自由、個人情報保護など、総合的な判断になるのかもしれません。

投稿: 退職者 | 2012/01/28 20:44

津田氏は、被上告人の法人格としての名は出していますが、
医師などの個人名は出していないと思います。

また、上告人などの個人の情報を記載すると、
その他の事件などに巻き込まれる可能性があるため、
個人情報は載せないのが通常だと思われます。

新聞記事でも法人名あるいは機関(団体)名など
は記載されますが、各個人の名などは
記載されないことが通常だと思われます。

また、被上告人(法人格として)は、公表を許諾したようなことが
書いてありましたから、津田氏が記事にすることは、
何の問題もないと思われます。

でも、上告人(個人名)および被上告人(法人格)にて勤務している
医師(個人名)は、各個人の許諾を得ていないので
不法性などがあるのではないでしょうか。

投稿: 無名(2) | 2012/01/28 23:16

刑事事件や大きな民事事件では、未成年少年をのぞいて個人名でも出る場合があるのではないでしょうか。大きな交通事故でも実名が出る場合がありますよね。法人の場合は社長や管理職あたりまではテレビでもよく顔まででて報道されて、報道陣の前で頭を下げていますよね。週刊誌は、放射能問題を担当した官僚の不倫を報道するなど、結婚や離婚などのプライベートまで報道する場合がありますね。イニシャルならいいとか、イニシャルでもダメとかいろいろ意見があるようですが、基準は、記者に聞いてみるのがいいと思います。地方の新聞は、地元で起きた小さな事件も報道していますね。小さな事件でも、例えば名張市のモンスターペアレントによる恐喝未遂事件は全国報道されましたが実名報道でした。教諭の家のチャイムを鳴らしたり、金がかかった、政治家にばらすなどと言っただけでした。公益性や個人情報などの比較が必要なのでしょうか。

投稿: 退職者 | 2012/01/29 09:38

退職者さん そうですね。公益性の有無と線引きが難しいですね。放射能問題などの件については、法人格の代表もしくはその人の代理として報道機関などへ姿を見せた場合は、その法人(など)の代表者として個人名を名乗っているものと考えるのではないでしょうか。
刑事事件として考えた場合、その事件の経緯などと類似した事件の誘発性や起因性などが考慮され、その報道機関や報道関係者の判断になっているのかもしれないですね。 

投稿: 無名(2) | 2012/01/29 11:35

フリーのジャーナリストでも、文章が誤字脱字だらけだったり、怪しい人もいるが、津田さんは、ぶれない一貫性のある冷静なジャーナリストだと思う。方向性がはっきりしている。しかし、報道は、放射能問題のように大きすぎる問題は扱わないというのが、巷でささやかれている不思議だろう。津田さんの言う新聞テレビが取り上げない巨悪と言うのはまさにこのことなのだろう。また、マスコミは売れないと扱わないと言うところもある。有名な会社の不正は大きく取り上げるが、無名の会社のものは取り上げない。これも経済的側面は無視できないから仕方のないことなのだろう。実名報道の是非については、津田さんに聞いてみることがいいと思う。

投稿: 退職者 | 2012/01/30 21:10

関係者が、暴走しそうな人を挑発して、誹謗中傷を書かせることはよくあるようです。
匿名や「なりすまし」で挑発して、自分の手を汚さないで、書いた人のせいにする。
挑発して炎上させ、裁判の妨害をするってやつです。
結局、誹謗中傷を書いた人が損をするわけですが。
挑発する人物が、どの記事内容にこだわっているかで、動機が明確になるでしょう。


投稿: 無名 | 2012/02/01 13:12

問題のS氏が2月1日、本件裁判で上告中の女性に対し、訴訟の「請求放棄」をして医院側と和解交渉をするよう、メールで提言してきました。

それには、訴外で解決したことをブログで報告する。女性が反省する。和解内容を公開しない。などの和解案が列挙されており、これに女性が賛同した場合は、締結に協力する意思があることをS氏は記しています。

女性に対する誹謗中傷の嵐につづいて、今回は非弁活動まがいの勧誘。S氏のブログのコメント欄などで、彼の暴走を煽っていた人物が、裁判の関係者だと疑われかねない展開です。

投稿: 津田哲也 | 2012/02/02 11:12

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