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2012/07/30

太田真也弁護士vs藤田泰裕行政書士「名誉棄損裁判」来週に判決 〔東京地裁〕

藤田泰裕行政書士(かなめ行政書士事務所)が、<違法行為を行っている行政書士>などと書かれたブログ記事に名誉・信用を棄損されたとして、太田真也弁護士(神田のカメさん法律事務所)を相手に150万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が、来月9日に東京地裁である。

この訴訟は、今年2月に<ナマコ詐欺事件>で警視庁の摘発を受けた投資会社『南洋』の代理人として、太田弁護士が行ったブログ記事の削除要請に藤田行政書士が応じなかったことを端緒とする。

記事の削除に失敗した太田弁護士は、その腹いせをするかのごとく、自分のブログで藤田行政書士を<かなめくじ>なる"くそキモキャラ"に喩えて侮辱した。さらに、詐欺会社の代理人になったことや、ネット上で誹謗中傷を繰り返した太田弁護士の行為を批判した<NEWS RAGTAG><弁護士と闘う!>などのブログについて、そのプロバイダに記事削除を求める仮処分の申し立てを濫発する。

藤田行政書士が、太田弁護士を相手取った名誉棄損裁判を提起したのは、そんな"かなめくじウォーズ"のさなかのことだった。

藤田行政書士の提訴後、太田弁護士は報復的に2件の民事訴訟を起こしている。そのうちの1件では、太田弁護士は藤田行政書士だけではなく、<NEWS RAGTAG>管理者の津田哲也も被告にした。

太田弁護士vs藤田行政書士の3件の民事裁判のうち、来週に判決があるのは、太田弁護士が被告側の名誉棄損裁判だ。この裁判は今年6月に、太田弁護士がエロゲー(アダルトゲーム)を紹介した雑誌記事のコピーなどの"わいせつ画像"を証拠提出し、第4回目の口頭弁論をもって結審していた。

【関連記事】太田真也弁護士 名誉棄損裁判「エロゲー」わいせつ画像の証拠提出で結審 〔東京地裁〕 2012/06/25

日時:8月9日(木)午後1時10分
場所:東京地方裁判所 408号法廷

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2012/07/27

「静岡県警」OBがスキャンダルのもみ消しに暗躍 捜査情報の漏えいも疑われる学校法人「常葉学園」のダークサイド

僕はいろんな面で顔が利く。ヤクザの親分はいまでも、しょっちゅう相談にくる。携帯にも、びっくりするくらいたくさん、親分から電話がかかってくる。

署長に会ったり、静岡中央署の刑事部長も同期で、若手を指導するのは僕だから。僕ら捜査2課は、キャリアだからトップもおなじ。トップはキャリアの集団だから──。

'10年の7月16日、学校法人『常葉学園』(静岡市葵区瀬名)が経営する系列校に勤務する市谷勝弘さん(仮名)のもとを訪ねた初老の男性は、暴力団幹部や警察幹部などとの"コネ"をことさら強調した。

男性は、その年の春に常葉学園法人本部の総務課に入ったばかりの<静岡県警>OBで、危機管理を担当する小野田勝課長補佐。市谷さんが、学内のパワーハラスメントなどの不正を監督官庁や捜査機関に告発しようとしていたさなかの訪問だった。

それまでに市谷さんは学内のハラスメント委員会に、不正についての対応を求めるメールを送ったり、掲示板にパワーハラスメント防止啓発ポスターを貼るなどの活動をしていた。これについて小野田課長補佐は、メールを受けたハラスメント委員が精神疾患にかかったとして「傷害罪になる。被害届もいらないから、待ったなしだ」と指摘。ポスターについては、静岡県警の<ふれあい相談室>の電話番号が刷り込まれていたことを理由に、「詐称でもって、標章の盗用にもなる」と言いがかりをつけた。

その翌日にも<静岡労働基準監督署>で、小野田課長補佐は同署員をまじえた席で市谷さんらに対し、冒頭の"コネ自慢"に加えて「常葉内部の問題が警察にいけば、事が大きくなって取り返しがつかなくなる」などと発言。これらの会話を市谷さんは録音していた。音声を変えて、その音声データを編集したものが、この動画だ。

<静岡労働基準監督署>でのやり取りから数日後、市谷さんは小野田課長補佐に勤務中の教室から呼び出され、「俺はお前をやるぞ」とドスを効かされたという。

これらの小野田課長補佐の威嚇行為によって、現職警察官を使った嫌がらせの逮捕やもみ消し、暴力団員からの危害などをおそれて、市谷さんは内部告発を断念せざるを得なくなったのだ。

小野田課長補佐は、常葉学園が経営する別の系列校『常葉菊川高校』の硬式野球部内で'10年から'11年にかけてあった<集団いじめ暴行>の問題でも、虚偽の報告をするなどして証拠隠滅をしたとして、被害少年の保護者から静岡地検に告訴されるなどしている。

【関連記事】<常葉学園>常葉菊川高校野球部員「暴行イジメ訴訟」で被告側「イジメはなかった」と主張 2012/07/10

【関連記事】「暴力団排除」の推進がふとらせる“用心棒稼業”の元警察官と“悪徳”弁護士のフトコロ 2011/09/05

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2012/07/17

「虚偽DV」の証拠に悪用される診断書② ウソの主張で不当に子どもを連れ出した親が勝つ「単独親権」法の穴

元プロジャズドラマーの吉田正廣さんは今年1月30日の朝、登校する途中だった小学1年生(当時)の自分の長女を、愛媛県東温市の小学校正門近くでクルマに乗せて連れ去った。

それから19日後の2月18日、吉田さんは長女との逃避行の末、静岡県の伊豆半島東岸の小さな町の民家にいたところを愛媛県警松山南署などに〈未成年者略取〉逮捕される。

この事件で、吉田さん親子と行動をともにしていた探偵業の男性も逮捕されている。探偵は、神奈川県小田原市内から4歳の自分の娘Photoを連れだしていた。吉田さんと探偵は、親子交流を考える団体を岐阜で主宰している男性の紹介で知り合い、“わが子の奪還”という共通の目的を持ってタッグを組んだらしい。逮捕時、探偵は妻に娘を連れ去られてから約1ヵ月。離婚はまだ成立しておらず、探偵にも親権があった。

しかし吉田さんの場合は、元妻との離婚は事件の約3年前。長女の親権者は元妻だった。吉田さんと暮らしていた横浜から、元妻は愛媛の実家へ長女を連れ帰っており、親権のない吉田さんは、わが子とほとんど会えない状況がつづいていたという。

'10年1月にも吉田さんは、長女を保育園から連れ去る事件を起こして逮捕され、〈未成年者略取〉の罪で執行猶予付きの有罪判決を受けていた。今回の事件は、執行猶予期間中の再犯。逮捕されれば、まず実刑をまぬがれない。それを承知で、わが子を愛しむがゆえの“悲壮な決意”をもって実行した事件だった。

逮捕後に吉田さんは、留置場のなかから横浜市鶴見区内に住む自分の両親へ送った手紙に、こう記している。

201203252045402たった20日間の逃避行だったけど、やって良かった。

あのまま死んだ様な毎日を何年も送るなら、たとえ投獄されようとも思い残す事はありません。

まわりの人達に多くの迷惑をかけてしまった事は本当に申し訳なく思っていますが、※※(長女)の心にも自分の心にも、今回一緒に過ごせた事は、何年も忘れることのない大切な思い出になったと思います──。

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2度目の事件で逮捕されるまで、吉田さんは親子が断絶することのない社会の実現を願うコンサート活動を行うなど、精力的に〈共同親権〉の推進を求める活動に取り組んでいた。

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2012/07/13

「虚偽DV」の証拠に悪用される診断書① 「日赤病院」が無診察で交付した診断書で“精神病のDV夫”に仕立て上げられた慈善家の苦難

面識もなく、診察も受けていない医師に無断で交付された精神科の診断書のせいで“DV夫”の濡れ衣を着せられ、職を失うなどの大きな風評被害に遭いました。精神科の診断書は、まったくデタラメで信じられない──。

4日、『日本赤十字社』(東京都港区)を相手に損害賠償を求めている裁判で、弁護士との打ち合わせをするために静岡から上京した元社会福祉法人理事長の大亀谷信彦さん(仮名)は、怒りに声を震わせた。

大亀谷さんは元妻と'09年3月に離婚。その調停のなかで'07年3月、元妻側から提出された“証拠”をみて愕然とする。それは『静岡赤十字病院』(静岡市葵区)の精神科医師が、'98年11月16日付で発行した大亀谷さんの<診断書>と同年12月17日付の紹介状(診療情報提供書)だった。

診断書に記されていた病名は「神経症(嫉妬妄想の伴う)」。そして、紹介状の<症状経過・治療経過及び検査結果>の欄には、こう記入されていた。

H6年に定年退職してから、夫人の外出を気にする傾向。次第に夫人に対する性的いやがらせ、暴力、嫉妬妄想あり。夫人、二女、三女の職場に現実には有り得なかった不正のことを書き送り、結果的に三人とも失業に追い込まれている。

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しかし、大亀谷さんは診断書と紹介状を書いた医師の診察を受けたことは一度もなく、元妻ら家族3人が失業した事実もなかった。

静岡赤十字病院で大亀谷さんが、診療を受けたことはある。ただし、それは'96年7月22日から'97年2月12日までのあいだのことで、診断書の作成日から約1年9ヵ月も前に通院を終えていた。

その受診をすすめたのは元妻だった。

「イビキがひどいから、病院で診てもらったほうがいい」

元妻から促され、静岡赤十字病院へ足を運んだ大亀谷さんは、イビキの治療のためと信じて耳鼻咽喉科の待合席で診察を待った。ところがアナウンスで名前を呼ばれたのは、精神科だったという。そこで大亀谷さんは、元妻が自分には内緒で精神科に予約を申し込み、耳鼻咽喉科の治療と偽って病院へ行かせたことを知る。

通院したのは計3回。大亀谷さんは、みずから医師に申し出てCTスキャンも受けたが、<治療の必要なし>との結果で診察は終了したという。

ところが、それから約10年を経て、元妻が申し立てた離婚調停に〈神経症〉の病名などが記された診断書と紹介状が提出されたのだ。

それが発行されたのは、いずれも大亀谷さんが通院を終えてから2年近くあとのこと。しかも、作成者は受診した医師とは別の、まったく面識のない医師だった。

受診した覚えのない診断書が出されていたことに驚いた大亀谷さんは、静岡赤十字病院に抗議するとともに、自分のカルテ(診療録)などの開示を求めた。そして、入手したカルテには〈再来初診〉と記載され、〈現病歴〉の欄にはDV(ドメスティックバイオレンス)について書きこまれていた。

嫉妬妄想 夫が3年間 興信所、つけ続ける

アルコール常用、子供へも暴力あり
夫人について 社会福祉のことで不正をしていると公的機関に訴えることがある。
3女 夫人と一緒の職場に行っている。立ち直った
2女 ※(解読不能)と同居。暴力振るわれている。

しかし、大亀谷さんが静岡赤十字病院で“再来初診”を受けた事実はない。元妻が本人に隠れて、ひとりで病院を訪れて再診を受けていたのだ。カルテに〈夫が3年間〉と書かれていることからも、元妻への問診よるものだということがわかる。患者本人に病識がないことも多い精神科の診療では、家族の代理受診はありがちのようだが、再診時には大亀谷さんと元妻は別居中だった。

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診断書の発行日と同じ'98年11月16日に作成されたレセプト(診療報酬明細書)に<保険証Shindan03記号番号不明>のスタンプが捺されているのは、別居していた元妻が大亀谷さんの保険が変っていたことを知らず、保険証を提示することもできなかったからだ。<H10.12.17の時点で保険がかわっており、本人あてに請求の手紙を送ったところ、本人は受診していないのにおかしい、とのこと>と、カルテにも元妻の代理受診だったことを示す記録がある。

こうして静岡赤十字病院の医師が、再診時に本人の問診(医療面接)を一度もせずに発行した診断書と紹介状によって、大亀谷さんは精神病のレッテルを貼られてしまった。

離婚調停は不調に終わり、その後に訴訟へと移行した。そして裁判は、控訴審まで争われたが1審2審ともに大亀谷さんが敗訴している。

判決は「神経症との診断を受けていたことは否定しがたい」と認定。裁判官が、元妻側の主張を全面的に認める決め手となったのは、静岡赤十字病院の交付した診断書と紹介状だった。

2月19日、『親子ネット』(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク)が文京シビックセンター(東京都文京区)で、<親子引き離しの元凶 「DV悪用」「診断書悪用」を追及する!> と題したシンポジウムを開いた。

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離婚紛争で親権などを獲得するため、あるいは離婚後に親201202191258231権者または監護者になった方の親が、もう一方の親の面接交流権(子どもと会う権利)を拒否するために虚偽のDVを主張することがある。このシンポジウムでは、ウソや極端な誇張などが疑われる非常識なDVと、その証拠として悪用された診断書の実例が報告された。大亀谷さんのケースも、悪質な例のひとつとして取り上げられている。

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2012/07/10

<常葉学園>常葉菊川高校野球部員「暴行イジメ訴訟」で被告側「イジメはなかった」と主張

『常葉学園菊川高校』(静岡県菊川市)硬式野球部を退部した元部員(事件当時1年生)の少年と保護者が、「イジメによって不登校を強いられ、野球をあきらめざるを得なくなった」などとして、少年に暴行を加えていた4人の上級生(当時)の少年や同校を経営する学校法人『常葉学園』(静岡市葵区)らに計約2900万円の損害賠償を求めた民事訴訟で、第1回目の口頭弁論が先月29日に横浜地裁であった。

原告少年が被害者となった常葉菊川高校野球部の<イジメ暴行事件>では、家裁送致された4人の加害少年(民事訴訟の被告)について今年1月、静岡家裁浜松支部は暴行の事実があったことを認定したうえで少年審判不開始を決定している。ところが今回の口頭弁論の期日前に提出した答弁書で、被告側は<イジメはなかった>とする主張をした。

静岡県弁護士会の前会長で、常葉学園監事の斎藤安彦弁護士らを訴訟代理人とした学園側(常葉学園、佐野心野球部長、小野田勝総務課長補佐)は、被告少年らの原告少年に対する暴行のあった事実を認めながらイジメの存在は否定。村田恒夫弁護士(横浜弁護士会)を訴訟代理人とする被告少年のうちの2少年も同様に、原告少年を<平手で叩いたこと>などは認めたうえで、<原告に対するいじめは無かった>とした。そのうえで「原告は被告●・被告●を責めるばかりでなく、自分の入学の経緯・入部した目的・入部後の生活態度・練習中の態度につき想起し、どうあるべきだったのか、また何故自分の周囲が自分の反省を求め続けてきたのかを真摯に考えて頂きたい」と、原告少年の態度を批判する主張を展開している。

これでは、まるで平手打ちをするなどした暴力行為を肯定しているかのようにも受け取れる。

上級生の下級生に対する集団暴力は、そのものが虐待であり、イジメなのではないのか。それは、いかなる理屈をつけようとも、正当化されるべき行為ではないはずだ。

学園側代理人の斎藤弁護士は、静岡県弁護士会の会長に就任する直前の昨年3月に<朝日新聞>のインタビューのなかで「いじめや体罰、学級崩壊のない楽しい学校できちんと学べること。これが(子どもの)権利ですよね」と話し、<子どもの権利委員会>に長くかかわってきた弁護士だ。

【静岡】虐待やいじめのない学校・家庭を 斎藤安彦さん(61)〔朝日新聞〕2011年3月4日

そして、横浜弁護士会副会長を歴任したこともある村田弁護士は、警察署内の取調室で男性が拳銃によって死亡した<戸部署事件>では、遺族の代理人として神奈川県警を相手に民事訴訟で1審を勝訴した“弱者側の味方”だったはず。

依頼人の利益を守るのが弁護士の仕事だ。民事では、自分が雇われた側の主張を擁護するのは当然のこととはいえ、弁護士は職務の自由と独立を保障されている。一度は掲げたポリシーを最後まで貫いてもらいたかった。

【関連記事】〔戸部署事件〕で神奈川県警と対決した村田恒夫弁護士のトホホな戒告処分 2011/04/24

【関連記事】「神奈川県警」取調室で「拳銃発砲」被疑者死亡の『戸部署事件』から10年 2007/11/08

常葉菊川高校の<イジメ暴行事件>が刑事告訴や民事訴訟に発展するまでにこじれた原因は、原告少年が不登校になる以前から学園側が<イジメはなかった>として、改善策を講じなかったことにある。

ところが村田弁護士は答弁書に、自分の依頼人ではない他の被告の内心を推し量った想察をまじえて、つぎのように書いた。

原告の為に,被告●・被告●は入学・入部の時から協力し続け,被告佐野氏・被告小野田氏も原告の夢の実現,原告の将来を考え,原告の足りないところ・努力しなければならないこところを親身になって指導し,教育してきたものであろう。
その結果がこの裁判(訴状内容)かと思うと,大変残念に思われる。

原告側の主張をまとめると、少年がイジメを受けはじめたのは'10年の5月。その暴力に耐えかねて、野球部の寮に寄宿していた少年が、神奈川県内の自宅へ帰ったのは同年の8月だった。当時の野球部部長だった佐野心氏からのすすめで、いったんはやりなおす決心をして寮へ戻る。が、少年を“無視”というイジメが待っていた。そして昨年2月、<全治3ヵ月>の肉離れを起こしたが、被告少年らから練習を強要される。さらに同月の下旬ごろ、被告少年らから「野球をやめろ」「オマエなんかいらない。出ていけ」などと怒鳴られ、胸ぐらをつかまれるなどして少年は寮にいられなくなった。

その後、自宅へ帰っていた少年と保護者に、佐野氏に代って連絡をとってきたのが常葉学園法人本部の総務課課長補佐の小野田勝氏だった。「きちんとイジメの防止策をとった」とする小野田氏の説得に応じて、昨年4月1日に少年は学校へ戻る。しかし、その約束は守られず、なんらの対策も講じられていなかった──。

これが原告側が主張する“ことの経緯”だ。そして、学園側に対する不信感から、原告は刑事告訴や民事訴訟の提起へと踏み切った。

一連の暴力などが原告側のいう<イジメ>か、あるいは<原告少年の怠惰に対する愛のムチ>とする被告側の言い分か、そのどちらを司法の判断が支持するのかは判決をみるまでわからない。

しかし<NEWS RAGTAG>管理者の津田哲也は、昨年の7月に<週刊文春>の取材で小野田氏と会っている。そのときの小野田氏は、学園を代表しての対応としながら質問にはいっさい答えず、高圧的な態度で一方的に「記事を書くな」と要求するだけだった。また、3年ほど前に静岡中央署勤務を最後に静岡県警を退職した小野田氏は、常葉学園が運営する系列校でトラブルが起きると登場する危機管理担当者だ。

そのやり方が強引なことは、複数の学園関係者から寄せられた情報に共通している。それを知る津田には、小野田氏が原告少年に対して<親身になって指導し,教育してきた>とは信じがたいのだ。

そんな小野田氏の名前を挙げ、原告少年に反省を促すかのような村田弁護士の書面の記述には、残念ながら説得力がない。

【関連記事】<常葉菊川高校>野球部暴行事件の被害少年側が、学校法人ほか6名に損害賠償を求め提訴 〔横浜地裁〕 2012/04/25

【関連記事】<常葉菊川高校>野球部暴行事件の被害少年保護者が野球部長、元静岡県警“マル暴”警官らを刑事告訴 2012/02/24

【関連記事】「週刊文春」の取材に“コワモテ”の(自称)元警察官を対応させた学校法人のダークサイド 〔常葉学園〕 2011/07/13

滋賀県大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒が飛び降り自殺した<大津イジメ自殺>でも、教師の“見てみぬふり”や教育機関の“イジメ隠し”などがあったことが明らかになった。だが、埼玉県北本市の<イジメ自殺>訴訟では9日、東京地裁は「自殺の原因となるようなイジメがあったとは認められない」として、亡くなった女子生徒の両親の請求を棄却。イジメ認定に消極的な司法の在り方が問われる判決を出している。

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