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2012/08/09

<かなめくじ名誉棄損裁判>被告の太田真也弁護士(神田のカメさん法律事務所)が敗訴 〔東京地裁〕

太田真也弁護士(神田のカメさん法律事務所)が運営するブログに、<かなめくじ>なる架空のキャラクターに喩えて「じめじめとして陰湿で、陰険で、ストーカーのように粘着質」などと書かれた藤田泰裕行政書士(かなめ行政書士事務所)が、同弁護士に150万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が、きょう東京地裁であった。

永山倫代裁判官は<(原告が)名誉を棄損され、また、名誉感情を侵害されて精神的損害を被ったものということができる>として、太田弁護士に15万円の支払いを命じた。

この訴訟は、今年2月に<ナマコ詐欺>で社長らが警視庁に逮捕されている『南洋』という投資会社の代理人となった太田真也弁護士が昨年10月、同社の詐欺商法を批判した藤田行政書士のブログ記事の削除を求めたことに端を発する。当初、詐欺会社を代理した太田弁護士の行為を誰よりも痛烈に批判していたのが、弁護士の非行を追及する専門ブログ<弁護士と闘う!>管理者の市井信彦氏だ。ところが市井氏は、太田弁護士が記事の削除を求める仮処分の申し立てを行った途端、当該記事を自主的に削除。その後、太田弁護士の支援に転じる。

そんな市井氏は、藤田行政書士が提起した<かなめくじ名誉棄損裁判>について、「『かなめくじ』と言われただけで起こした、つまらない裁判。ボクに無断で、訴訟を起こした藤田行政書士が悪い」と、あくまで太田弁護士を擁護する発言をしていた。

しかし、今回の東京地裁判決は<原告の事務所名をもじった架空の生物に仮託するという手法をとり,当該生物の醜悪さや無価値さにつき多角的に執拗な描写を加え,「善良な市民に害悪を及ぼす」ものであって「殲滅」すべき対象であると公然と宣しているのであるから,原告の名誉感情を社会通念上看過し得ない程度に著しく侵害する違法な行為にあたるというのが相当である>と判示している。それでも市井氏は「つまらない裁判」と矮小化して、太田弁護士の正当性を唱えつづけるのだろうか。

そもそも、太田弁護士が書いた<かなめくじ>記事は、藤田行政書士が詐欺会社を批判したブログ記事の削除に応じなかったことに対する“腹いせ”のようなものだった。その行為を黙殺し、太田弁護士を支持するならば、<弁護士と闘う!>活動は“羊頭狗肉”と言われても仕方があるまい。

<ナマコ詐欺>で逮捕された『南洋』社長の第3回目の公判は、今月22日に東京地裁で開かれる。

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