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2013/09/25

太田真也(神田のカメさん)弁護士が当事者の民事訴訟2審で完膚なきまでに「逆転敗訴」〔知財高裁〕

藤田泰裕行政書士(かなめ行政書士事務所)のブログ記事が<不正競争防止法>に規制される「競争者営業誹謗行為」にあたるとして、太田真也弁護士(神田のカメさん法律事務所) が訴えを起こしていた民事訴訟の控訴審判決が25日午後、東京・霞ヶ関の知財高裁であった。

知財高裁の設樂隆一裁判長は、1審の「被告は故意により、競争関係にある原告の営業上の信用を害する虚偽の事実を流布したものと認められるから、不正競争防止法2条1項14号4条により、原告に対する損害賠償責任を負う」として、50万円の支払いやブログ記事の一部の記述を削除することなどを藤田行政書士に命じた東京地裁判決(高野輝久裁判長)を取り消し、太田弁護士の請求を棄却。訴訟費用も、1審2審ともに全額を太田弁護士の負担とした。


関連記事】太田真也弁護士(神田のカメさん)側が1審勝訴の<不正競争防止法(信用棄損)訴訟> で藤田泰裕行政書士側が控訴 2012/12/11


今回、判決のあった訴訟の控訴審は、太田弁護士と藤田行政書士が‘11年秋から展開してきた<かなめくじウォーズ>の延長線上にある。この紛争は、藤田行政書士が北マリアナ連邦サイパン籍の『南洋』(日本支店・東京都港区)という会社の詐欺的な投資募集を批判する記事を、自身の運営するブログに書いたことが発端だ。

太田弁護士は南洋の代理人となって‘11年10月、藤田行政書士に対してブログ記事が「事実に反する」として、削除を求める通知書を送った。しかし、この要求に藤田行政書士は応じなかった。すると太田弁護士は、自身のブログに藤田行政書士を誹謗中傷する書き込みをはじめる。

藤田行政書士の事務所名をもじった<かなめくじ>なる自作のキャラクターになぞらえて、「じめじめとして陰湿で、陰険で、ストーカーのように粘着質」「ねたみ、ひがみ、そねみ、コンプレックス、歪んだ正義感、過ぎた名誉欲などの負の感情が集まり、具現化した」などと書いたのだ。

この太田弁護士のブログ記事に信用・名誉を毀損されたとして、藤田行政書士は記事の削除と損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。その判決は昨年8月に出ているが、<(藤田行政書士が)名誉を毀損され、また、名誉感情を侵害されて精神的損害を被ったものということができる>として、太田弁護士に15万円の支払いを命じている。同訴訟は双方が控訴したが、いずれも棄却され、太田弁護士の敗訴が確定している。

これに対し、太田弁護士は報復的に、藤田行政書士らを被告とした2件の訴訟を起こした。そのうちの1件が、25日に控訴審の判決があった<不正競争防止法>訴訟だ。知財高裁の判決は、南洋の関係者ら17名が昨年2月に詐欺容疑で逮捕され、その一部の者がすでに組織的な詐欺の罪で有罪判決(社長の中元雅二被告は現在公判中)を受けていることを指摘。そのうえで「被控訴人(太田弁護士)が受任当時において弁護士として必要な調査をすれば、南洋が詐欺行為をしている蓋然性が高いことに気が付くことは可能であった」とし、「控訴人に対し、本件各先行記事の削除を求めるなどし、結果として、南洋の詐欺的行為を容易にする方向で活動する結果となった」と、太田弁護士の<善管注意義務>を問題視する認定をした。


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みずから起こした訴訟で失態を露呈させて“ヤブヘビ”になった太田弁護士は、<弁護士と闘う! >というブログを主宰する市井信彦氏と<AKUTOKUバスターズ >なるチームを結成し、「悪徳弁護士の退治」をキャッチフレーズに活躍中だ。

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