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2013/12/31

「DV被害者」を苦しめる「DVでっち上げ」という虚誕の二次被害 ①

‛13年の年の瀬、青森県八戸市に住むN子さんのもとに、水戸地裁日立支部から一通の訴状が届いた。
それは約3年5ヵ月前から別居している夫で、茨城県日立市内で機械部品卸売の会社を経営するK氏が起こした訴訟だった。12月5日付のその訴状に、被告として記されていたのはN子さんだけではない。茨城県日立市の接骨医と、同県高萩市の病院長があわせて被告にされていた。
訴訟の理由は、N子さんから依頼を受けた接骨医と病院長が「配偶者暴力に関する保護命令の申し立てを有利にするため、虚偽の内容の診断書を作成した」とし、それによって「身に覚えのないDV加害者との汚名を着せられた」などとして、その精神的苦痛に対する慰謝料840万円を被告3名に支払えというもの。証拠として、K氏が訴状に添付した診断書が、下の3枚の画像だ。

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訴状と同日付の<証拠説明書>の立証主旨の欄には、それぞれ「虚偽内容である事実」などと記されている。
この3枚の診断書の記載が“虚偽の内容”か否かについては、これから訴訟の中で争われることになる。

だが、それ以前に「身に覚えのないDV加害者との汚名を着せられた」とするK氏の主張が、真実なのかどうか疑わしい。少なくともK氏は、自身が長男に暴行を加えた事実があったことについては、警察官や児童相談員に対して認めているのだ。
K氏の長男に対する暴力が始まったのは'10年。その年の春に中学進学を控え、私立中学校の入学試験の準備をしていた当時小学6年生だった長男と、K氏とのあいだで進学先の学校をめぐって意見の対立があった。

この頃、K氏は長男に正座を強要したり、頭を叩いたり、わき腹を蹴るなどの暴行を加えることがあったという。
長男の希望は聞き入れられず、K氏の意向にしたがった私立中学校へ進学する。しかし、入学してから間もない4月15日、長男は学校を休んだ。これに激怒したK氏は暴れ出し、2階の窓から家具やパソコンを投げ捨てたのだ。
N子さんからの110番通報を受け、日立署の警察官が駆けつけたときには、家の外に投げ出された家具類が散乱している状態だったという。
このとき臨場した警察官は、おもにN子さんから事情聴取をしたが、別室で長男からも「父親から殴る蹴るの暴力を受けている」という話を聞いている。そして警察官に対し、K氏は暴力を振るった事実を認めた。
そのため日立署は同月20日、<茨城県福祉相談センター・日立児童分室>に「(長男が)父から虐待を受けているおそれがある。父は本児に殴る蹴るの暴力をふるい、本児をかばう母にも暴力をふるう」などとして通告。同分室の主査らが、その翌日に家庭訪問を行なっている。しかし、この日はK氏は自宅に不在。翌月の5月6日の再訪問で、主査らはK氏と面談することができた。
K氏は、虐待と判断した警察を批判したうえで、「長男を殴ったのは指導だ。窓から家具類を投げたのは、妻と長男に見せつけるためで、冷静さを欠いた行動ではない」などと主査らに説明している。
その結果、<茨城県福祉相談センター・日立児童分室>は、「虐待」から「不登校相談」に主訴を変更した。

しかし、K氏の家族に対する暴力は、それで終わることはなかった━━。
つづく

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