2014/01/09

「DV被害者」を苦しめる「DVでっち上げ」という虚誕の二次被害 ③

'13年7月30日。青森県八戸市に住む高校1年生のH君(当時15歳)は、その日ひとりで、東北大学(宮城県仙台市)で開かれたオープンキャンパスにきていた。

顔見知りのいるはずのない初めて訪ねたキャンパスで、H君は背後から誰かに肩を叩かれた。驚いて振り返ってみると、そこに立っていたのは、中学1年のときから別居している父親のK氏だった。

「警察は玉虫色にしてきたが、オマエを訴えざるを得ない。〇〇高校に訴状を出そうという話になってる。オマエは不正アクセス、虚偽公文書作成の共同正犯だ。触法少年も非行事犯になるんだぞ」

それが約3年ぶりに再会した実の父親から、H君が聞かされた言葉だ。K氏は、H君を被告にした訴訟を起こすつもりだという。しかも、その訴状の送達先をH君の通う高校にすると脅したのだ。

H君は別居するまで、母親のN子さんと弟のT君とともに、茨城県日立市にK氏が所有する家に4人で暮らしていた。だが、K氏の暴力に耐えかねたN子さんは、'10年7月15日にH君とT君を連れて家出する。その年の9月11日から青森県八戸市に定住するようになり、H君兄弟は同市内の学校に転校した。

K氏が、我が子を「触法少年」あつかいにして"共同正犯"と言い放ったうちの「虚偽公文書作成」とは、別居する以前の'10年2月22日に当時12歳だったH君が日立市内の接骨院で治療を受けた際に、同日付で発行された<診断証明書>のことだ。

これについてK氏は「(診断書に)『頭をサッカーボールのように蹴られました』って書いてあったぞ。接骨院にかかるときに『父さんに殴られました』って言ったのか?」などとH君に問い質した。しかし、件の<診断証明書>には「頭部打撲」と「背部挫傷」との傷病名のほかは、「安静加療を要す」としか書かれておらず、負傷の原因についての記載は一切ない。

母親のN子さんによれば、このときのH君のケガは、子ども部屋のあった3階から階下の2階まで、K氏に階段を引きずりおろされてできたものだという。それを否定するためだとしても、ただ母親に連れられて、接骨医に治療してもらっただけの小学生の子どもを「虚偽公文書作成」の"共同正犯"に仕立て上げようとするのは正気の沙汰とは思えない。

そして、もうひとつの「不正アクセス」とは、K氏のメールアカウントから膨大な量のメールデータをN子さんらが入手したことについてだ。

これらのメールは、複数の女性とK氏がやり取りをしたものが大半を占める。そのなかでK氏と大学時代から親交があるという女性から、N子さん母子と別居する約10ヵ月前の'09年9月23日に、K氏に宛てて送信されたものは<この4年間の様な、なんだか不倫相手みたいに中途半端な立場のままで過ごすのはイヤです ─中略─ 離婚して下さい。結婚はいつか先でいいけれど、離婚はすぐにして下さい。まずお互いに恋愛が出来る対等な立場になって、それから堂々と付き合いましょう。現実的には子供が大学へ入学するまでくらいは現在のまま、家族としての形態で生活を続けていても構わないし、私も東京にいます。でも夫婦としての法的関係は解消し、ケジメを付けて下さい>といった内容のプロポーズのメールだった。

また'10年2月2日には、おなじ女性とK氏が、その週末のデートの打ち合わせをする複数の往復メールがあった。このやり取りは、最後にK氏が<泊めてね>と返信をして締めくくっている。

さらにN子さんが入手したメールデータのなかには、K氏が別の女性2人と2度にわたってGf_1海外旅行に行っていた"証拠"もあった。ホテルのロビーらしき場所で、女性を膝の上に乗せて抱っこし、満面に笑み湛えたK氏の写真などだ。

N子さんはこれらをK氏との離婚訴訟や、面会交流ほか2件の申立事件などで証拠提出している。するとK氏は、「'11年8月11日頃に、自身が社長を務める会社にN子が不法に侵入して、アイパッドを盗み出した。それから調べたパスワードを使い、子どもにパソコンを操作させてメールアカウントに不正アクセスし、メールデータを窃取した」などという根も葉もない主張をして、警察に被害届も出したようだ。しかし、これは事件化されることもなく"不発"に終っている。

さらに同様の主張をしていた面会交流などの申立事件でも、K氏が東北大学のキャンパスに出現する5日前の'13年7月25日に、その審判で<窃取行為や不正アクセスを認めうる的確な証拠はない>と青森家裁八戸支部が事実認定をしていた。

つまりK氏は、すでに司法がH君の"潔白"を認めたことを承知していながら、未成年の我が子の非行を「でっち上げ」しようとしていたのだ。

またK氏は、N子さん側から法廷に出された"恥ずかしいメール"について、変造や改竄がなされているという主張もしてきた。これを真に受けた<弁護士と闘う!>というブログが'11年10月に「離婚事件・弁護士がラブメールまででっちあげる」と題した事実無根の記事を公開(今年1月6日に削除)したが、そこに全文が掲示されたメールに加工が施されたような痕跡は微塵もみられない。

N子さんは"恥ずかしいメール"などを証拠に、K氏の相手方の女性3人に対して、損害賠償を求める民事訴訟を青森地裁八戸支部に起こしていた。これらの訴訟は、いずれも'13年12月6日の判決で<性的関係があったとまでは推認できない>などとして請求は棄却されたものの、証拠のメールの信用性については<偽造、変造がなされたと推認することはできない>などと認定されている。

いずれにしても、茨城県に住むK氏が、青森県からH君が宮城県の東北大学に行くことを察知するのは容易ではない。そして、その目的が我が子に会いたい一心という純粋な親心とは、当日の会話の内容からはとうてい思えない。

東北大学に来ることを知ったことについてK氏は、「ありとあらゆる手段を講じて調べ上げた。裁判所の許可を取らなくても、こうやって偶然に会いました、って言えばいいんだよな」とH君に話しており、興信所や探偵社を使ったであろうことを示唆している。そこまでしてK氏がH君と会おうとした執念の源泉は、その5日前の家事審判にあったのかもしれない。

'13年7月25日に、3つの申立事件の審判があったことは前述した。これはK氏の側が「面会交流」「子の引き渡し」「子の監護者の指定」について申し立てたものだったが、そのいずれについても青森家裁八戸支部は却下し、つぎのように認定している。

申立人(註:K氏)による家族に対する暴力や物品に対する粗暴行為、別居後に二男が在籍する小学校に出向いてした申立人の行動、平成25年1月ころに申立人が長男のアドレスに送付したメールの内容等に照らすと、親子関係が動揺した原因は、申立人の行動に負うところが大きいと判断される。

申立人と子らとの手紙等の通信による交流も、子らに対し不安感の伴う強いストレスを生じさせたり、父母の間の忠誠葛藤を生じさせたりする蓋然性が高い。そうすると、申立人と子らとの直接、間接の面会交流は、いずれも子らの心情の安定を著しく害し安定した生活を困難にして、子らの福祉に大きな支障を生ずるおそれが高い。

そうした審判のあった直後に、K氏は東北大学のキャンパスでH君をつかまえ、「オマエも訴えるぞ」などと言って脅したのだ。

別居した年の'10年11月30日に、K氏の側から提起した離婚訴訟(翌年に妻側からも提訴)は、現在も係属している。また、3つの申立事件の審判に即時抗告('13年10月24日に却下)もした。それらの訴訟や申立事件の抗告で、K氏は、自分に不利な陳述書を書いたH君を恫喝することで、有利に立ち回ろうと考えて東北大学のキャンパスに行ったのかもしれない。

しかし、そうすることが逆効果でしかないことは、3つの申立事件の審判の認定によっても明らかだろう。

別居後の'10年12月2日に行なった<配偶者暴力に関する保護命令>の申立書に、N子さんは<別居後、私への暴言の電話がひんぱんにあり、夜もねられない日々が続いています。また、昼夜を問わないメールが保存されているものだけで160通あります。内容は私への暴言、私の親への暴言、子供を跡継ぎに1人よこせなど一方的なものばかりなので、一切連絡をとりたくありません>と記入していたが、K氏のストーカーまがいの威圧行為の執拗さは尋常ではなかった。

次男のT君が通う小学校に乗り込み、10時間近くも居座って、校長らに暴言を吐く。H君が通っていた中学校(当時)へ知人女性を行かせる。'13年1月10日には、母子の家の周りをレンタカーを使って徘徊し、H君兄弟はカーテンを閉めて身をすくませた。さらに同月28日から、H君のアドレスに複数のメールを送りつけ、K氏はそのなかに<母さんは不倫をして、中絶をしたことがあるが、お前は知らないのか>などと書いてN子さんを誹謗中傷。

さらにその翌月の2月8日には、弟のT君が登校途中に見知らぬ男から声をかけられ、「お父さんから頼まれた」と言って封筒を渡される"事件"もあった。この不意の出来事に怯えたT君は泣きながら帰宅し、その日は学校へ行けなくなったという。渡された封筒の中には、離婚訴訟の書類や現金2万円などが入っていた。N子さんから通報を受けた八戸警察署の警察官が、K氏に確認したところ、「母親がウソばかり主張するので、母親がウソつきだということを教えたかった」と説明したのだという。

また、発信者は不詳だが、'13年9月頃にはN子さんの仕事の関係先各所に"怪文書"が送りつけられている。それは、N子さんが婚姻中に他の男性と半同棲をしているというような、虚偽の中傷だった。

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「身に覚えのないDV加害者との汚名を着せられた」と主張するK氏だが、同居中の殴る蹴るの暴行の有無によらず、すくなくとも別居後のストーカーまがいの行為は「精神的暴力」といっても過言ではないだろう。

K氏のN子さん母子に対する嫌がらせには、法的な手段を使ったものもある。そのひとつが、昨年末に「配偶者暴力に関する保護命令の申し立てを有利にするため、虚偽の内容の診断書を作成した」として、K氏が提起した訴訟だ。このほかにも、K氏は<弁護士と闘う!>と提携する太田真也弁護士(神田のカメさん法律事務所)を代理人にした2件の訴訟を、N子さんに対して起こしている。

これらの裁判については、追ってレポートしていく。

<了>

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2014/01/02

「DV被害者」を苦しめる「DVでっち上げ」という虚誕の二次被害 ②

2階の窓からK氏が家具などを投げ捨て、警察官が駆けつける騒ぎがあってから3ヵ月が経った'10年7月15日の朝、また"事件"が起きた。
K氏が、N子さんの顔面を殴打したというのだ。
そのときの状況について、N子さんは言う。
「それまでにもKは、夜中に出かけることが多かったのですが、その日、自宅に帰ってきたのは朝の7時頃でした。私は、そのときパソコンを使っていたのですが、もめるのも嫌なので、素知らぬふりをしていたんです。そうするとKは、無視されたと思って腹を立てたのか、パソコンのコンセントを引き抜こうとしました。それを止めようとしたら、もみ合いになって、いきなり平手で3回、顔を殴られたんです」
N子さんは、この暴力をきっかけに家を出る決意をしたのだという。
K氏が仕事に出かけたあと、学校から戻ってきた2人の子どもを連れ、わずかな荷物だけを持って逃げるように家を出た。母子3人が向かったのは、自宅とおなじ茨城県日立市内にある母親の家だった。
母親の家で子どもたちと一夜を明かしたN子さんは翌日、K氏が仕事で出かけている日中に、荷物を取りにひとりで自宅へ戻ってみた。すると、家の鍵が付け替えられてられており、なかに入ることができなかったという。
その後、しばらくのあいだN子さんは、子どもたちと母親の家で暮らし、8月11日に青森県八戸市にある父親の家に移った。しかし、N子さん母子が家を出るにいたった事情をよく知らなかった父親は、K氏と電話ではなしをして、子どもたちの学校の2学期が始まる前に帰らせる約束をしてしまう。
K氏が、車で八戸市に迎えにやって来たのは8月29日。K氏が運転する車にN子さんの父親も同乗し、日立市の自宅に母子が着いたのは、日付も変わった午前2時頃だった。が、ひさしぶりに家に帰ったN子さんは愕然とする。
子どもたちのベッドや勉強机などが、子ども部屋から搬出され、1階の駐車場に廃品のごとく積み上げられていたのだ。さらにN子さんの持ち物は、ほとんど処分されてしまっていたという。
自宅に帰ってみたものの、子どもたちの寝る場所すらない。N子さんはK氏と口論になり、その日の朝、再びN子さんは子どもたちを連れて家を出た。
いったんは日立市の母親の家に住み、そこから子どもたちは学校に通ったが、その生活は長くはつづかなかった。
当時小学3年生だった次男の通う小学校に、K氏が電話をかけるなどしたことから、N子さんと子どもたちは9月11日に日立市から遠く離れた八戸市の父親の家に転居する。子どもたちは、地元の学校に転入した。
それ以来、現在にいたるまでK氏とN子さん母子は別居をつづけている。
子どもたちの生活費については、K氏は'10年10月に24万円をN子さんに渡したが、それは1回きりで、その後は1円も支払っていない。N子さん母子はそれ以降、N子さんの父親などからの援助に頼って3年あまりのあいだ生活してきた。

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家族に暴力をふるった事実があっても、「子を叩いたのはしつけ」で「妻を殴ったのは、たんなる夫婦ゲンカだ」などといった詭弁を弄し、DVを否定する加害者は少なくない。確かにDVなのかDVではないのか、その境目を判断する基準は曖昧だ。個人の主観によって、その解釈も大きく違ってくる。
K氏の場合は、あくまで「DVではない」という主張だ。'13年の末にN子さんらを相手に提起した民事訴訟の訴状には、「身に覚えのないDV加害者との汚名を着せられた」と記している。また、年の明けた'14年1月2日の未明に<NEWS RAGTAG>管理者の津田哲也宛てに送ったメールには「野中弁護士(註:N子さん側代理人)の言い分でいい加減な記事を書くな」「不登校の子供を叱る親をでっち上げで仕込んだ事実の確認したのかを問う」(いずれも註釈以外は原文ママ)などと、K氏は乱暴な文調で書き殴っていた。


だが、そんなK氏の主張も、同メールの中で「N子(註:原文では実名)からの言い分を聞かねばならぬ何かがあるのか?」とも述べており、被害者側の言い分を頭から否定する一方的なものでしかない。
別居後の'10年12月2日にN子さんが行なった<配偶者暴力に関する保護命令>の申し立てを青森地裁八戸支部が認め、K氏が接近禁止などの保護命令を受けていたことは巌然

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たる事実として存在する。
この保護命令の申立書に、N子さんは'98年9月25日にK氏に革靴で顔面を殴られた事案から、'10年7月15日の家出をする
原因となった暴力にいたるまでの新旧計4件の事例を記載している。


だが、保護命令をN子さんが申し立てるにいたった直接の動機は、別居後の出来事をきっかけとした警察官の進言だった。
子どもたちが青森の学校に転校し、ようやく慣れはじめた頃の'10年11月11日、K氏は次男の通う小学校に乗り込んだことがあった。

「子どもに会わせろ」とK氏は要求したが、学校側はこれを拒否。押し問答は午前9時半頃から始まり、K氏は午後7時頃まで学校に居座った。その騒ぎを聞きつけて、小学校に駆けつけた長男の通う中学校の校長に対して、K氏は暴言を吐くなどしたという。

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この一件で恐怖を感じたN子さんは、翌日に青森警察署へ相談に出向いた。そこで相談に応じた警察官から、<配偶者暴力に関する保護命令>の申し立てをすることをすすめられたのだった。

青森地裁八戸支部が発令した保護命令を不服としたK氏は、即時抗告をしたが、これを仙台高裁は'11年2月28日に棄却。さらにK氏は特別抗告をしたが、これも同年6月10日に棄却されている。
その後も、K氏は「暴力の事実がないのに保護命令の決定を出させた」などと主張しつづけた。しかし、子の監護権などをN子さんと争った家事審判でも、「暴力をふるった事実が認められるから失当」と認定されているのだ。
家族に対してふるった暴力が「DVではない」とするK氏の主張は、すでに司法によって否定されている。それにもかかわらず、「身に覚えのないDV加害者との汚名を着せられた」として、N子さんや接骨医らに対して840万円もの高額な慰謝料を請求する訴訟を提起した。


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じつはK氏はこの訴訟のほかにも、N子さんやその代理人の弁護士らに対して、嫌がらせとしか思えない数多くの行為を執拗かつ壮絶につづけているのだ。
つづく

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2013/12/31

「DV被害者」を苦しめる「DVでっち上げ」という虚誕の二次被害 ①

‛13年の年の瀬、青森県八戸市に住むN子さんのもとに、水戸地裁日立支部から一通の訴状が届いた。
それは約3年5ヵ月前から別居している夫で、茨城県日立市内で機械部品卸売の会社を経営するK氏が起こした訴訟だった。12月5日付のその訴状に、被告として記されていたのはN子さんだけではない。茨城県日立市の接骨医と、同県高萩市の病院長があわせて被告にされていた。
訴訟の理由は、N子さんから依頼を受けた接骨医と病院長が「配偶者暴力に関する保護命令の申し立てを有利にするため、虚偽の内容の診断書を作成した」とし、それによって「身に覚えのないDV加害者との汚名を着せられた」などとして、その精神的苦痛に対する慰謝料840万円を被告3名に支払えというもの。証拠として、K氏が訴状に添付した診断書が、下の3枚の画像だ。

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訴状と同日付の<証拠説明書>の立証主旨の欄には、それぞれ「虚偽内容である事実」などと記されている。
この3枚の診断書の記載が“虚偽の内容”か否かについては、これから訴訟の中で争われることになる。

だが、それ以前に「身に覚えのないDV加害者との汚名を着せられた」とするK氏の主張が、真実なのかどうか疑わしい。少なくともK氏は、自身が長男に暴行を加えた事実があったことについては、警察官や児童相談員に対して認めているのだ。
K氏の長男に対する暴力が始まったのは'10年。その年の春に中学進学を控え、私立中学校の入学試験の準備をしていた当時小学6年生だった長男と、K氏とのあいだで進学先の学校をめぐって意見の対立があった。

この頃、K氏は長男に正座を強要したり、頭を叩いたり、わき腹を蹴るなどの暴行を加えることがあったという。
長男の希望は聞き入れられず、K氏の意向にしたがった私立中学校へ進学する。しかし、入学してから間もない4月15日、長男は学校を休んだ。これに激怒したK氏は暴れ出し、2階の窓から家具やパソコンを投げ捨てたのだ。
N子さんからの110番通報を受け、日立署の警察官が駆けつけたときには、家の外に投げ出された家具類が散乱している状態だったという。
このとき臨場した警察官は、おもにN子さんから事情聴取をしたが、別室で長男からも「父親から殴る蹴るの暴力を受けている」という話を聞いている。そして警察官に対し、K氏は暴力を振るった事実を認めた。
そのため日立署は同月20日、<茨城県福祉相談センター・日立児童分室>に「(長男が)父から虐待を受けているおそれがある。父は本児に殴る蹴るの暴力をふるい、本児をかばう母にも暴力をふるう」などとして通告。同分室の主査らが、その翌日に家庭訪問を行なっている。しかし、この日はK氏は自宅に不在。翌月の5月6日の再訪問で、主査らはK氏と面談することができた。
K氏は、虐待と判断した警察を批判したうえで、「長男を殴ったのは指導だ。窓から家具類を投げたのは、妻と長男に見せつけるためで、冷静さを欠いた行動ではない」などと主査らに説明している。
その結果、<茨城県福祉相談センター・日立児童分室>は、「虐待」から「不登校相談」に主訴を変更した。

しかし、K氏の家族に対する暴力は、それで終わることはなかった━━。
つづく

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2013/03/04

岐阜市議会<ブログ市議>を市民活動家が「名誉を傷つけられた」と提訴

悪質な離婚ビジネスや司法制度の腐敗などを精力的に追及する岐阜市議会の大西隆博議員(47歳)が、インターネット上に公開したブログ記事に名誉・信用を棄損されたなどとして、300万円の損害賠償や記事の削除などを求める民事訴訟を岐阜地裁に提起されていたことを、3月3日の「中日新聞」(岐阜地域版)が報じた。

1362304849442訴えを起こしたのは、離婚・別居後に子ども会えない親の支援活動をする愛知県安城市の男性(41歳)。2月14日付の訴状によると、男性は、大西市議が3回にわたってブログに書きこんだ記事の<共同親権系の活動に女性が参加しにくいのはSKB平(スケベ助平スケビェ~)のせいです>など、計22の記述部分について<虚偽事実の数々を適示し,侮辱的な表現で,意図的に原告の社会的評価を低下させようとしている>としている。

一方、大西市議は提訴を受けて、あらたに自身のブログに<安城市41歳男性の提訴についての見解。。。いいように司法界に利用され煽られちゃって・・・>などの記事を怒涛のごとく連発。それらなかで、大西市議は「SKB平」などの表現が特定の個人を指す呼称ではないとしたうえで<現在無職で女性に養ってもらっているのではとうわさされる彼に、わたしの一般論を述べた記事がどれほど損害を与えたのかと論ずるのも愚の骨頂なくらいで、まず、まったく生産的な生活ができていないのに損害もくそもないでしょうといった感じです>などと、男性が訴訟を提起したことについて激烈に批判。顔の写った男性の画像を無修整で公開するなどした。

後藤富士子弁護士と親しい安城市41歳男性の提訴への一般の読者の感想。水面下の弁護士さんたち♪ 〔人として真実を追求する。岐阜市議会議員 大西たかひろ 応援ブログ〕

大西市議は昨年、ブログなどの書き込みなどについて岐阜市議会の<政治倫理審査会>861896_582424951770652_1167311484_nから「岐阜市議会議員としての品位を保った情報発信に努められたい」と、改善を求められていた。

今回のブログでの中傷をめぐる名誉棄損訴訟は、男性が弁護士を立てない<本人訴訟>で提起したもので、対する大西市議も「弁護士に代理人を依頼せず、本人で争って行こうと思っています」という。第1回口頭弁論は、4月16日(火)午前10時15分から岐阜地裁で開かれる。

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2012/11/19

2度のストーカー事件と受刑体験「告白本」著者の元高校教諭<粘着ネット中傷訴訟>結審へ〔東京地裁立川支部〕

悪質業者の代理人となった弁護士の責任を追及してきた藤田泰裕行政書士(かなめ行政書士事務所)は、インターネット上の不法行為とも闘っている。

その相手は、静岡市に住む元私立高校教諭のM氏。昨年4月にM氏は、須坂三十四(すざかさとし)のペンネームで、自らが起こした2度のストーカー事件と刑務所の服役体験を綴った著書『囚人閑居して不善をなす』(文藝書房)を出版している。この告白本が発売された直後に、M氏は質問サイト<Yahoo!知恵袋>で知り合っていた岐阜県在住のA子さんに自著を贈る。その本が郵送で届くまで、A子さんは、著者のM氏がストーカー事件を起こした元受刑者だとは知らなかった。元刑務官が出版した本だと思い込んで、自分の住所と氏名をM氏に教えてしまったのだ。

それが、のちに彼女がストーカー的な嫌がらせ行為の標的とされる原因となる。

著書を出版した翌月の昨年5月、M氏はA子さんの紹介を受けて<NEWS RAGTAG>が東Rsum京で主催したセミナーの講師を務め、ストーカー事件の元受刑者としての体験を語った。左の画像は、M氏が作成し、セミナーの参加者に配布したレジュメだ。

また、翌6月に別のテーマで開いた<NEWS RAGTAG>のセミナーにも、M氏は受講者として参加している。

この2回のセミナーにM氏は、面識もなかったA子さんを誘いだそうとしていた。

M氏のA子さんに対する誘いのメールは執拗で、「東京までの交通費を援助する」という申し出までしている。また、A子さんの電話番号を聞き出そうともした。しかしA子さんは、それらのM氏の要求には、いっさい応じなかった。

M氏がネット上で、A子さんを誹謗中傷する書き込みを繰り返すようになったのは、セミナーへの誘いを断られた頃からだ。

「バカ女」「人格破綻者」「生活保護受給者」などと、自身のブログなどで女性を口汚く罵り、虚偽の事実をも書き連ねて侮辱しつづける。そんな嫌がらせをエスカレートさせ、ついMaruo201204182109には今年1月、M氏は<Yahoo!知恵袋>にA子さんの個人情報を書き込んだのだ。それは、自分に対する嫌がらせをやめさせようとしたA子さんが、M氏に電話をかけてから間もなくのことだった。この一件でA子さんは、M氏に携帯電話の番号を知られてしまうことになる。

M氏がネット上に、女性の個人情報を晒した行為は4回以上におよぶ。氏名、住所のほかに携帯電話の番号まで、誰でも閲覧することのできる<Yahoo!知恵袋>などに公開した。それはA子さんのプライバシー権を侵害したうえに、ひとり暮らしの女性の安全を脅かす行為でもあった。

A子さんの個人情報を含んだM氏の書き込みは、サイトの管理者などに削除されている。しかし、いつまた自分の本名やフル住所が、ネット上に書き込まれるかわからない。そんなA子さんの恐怖心につけ込むように、M氏は4月22日、自分のブログに脅迫的な書き込みをしたのだ。

<貴様は人間のクズだ。この次、ネット上におれの個人情報が晒されたら、誰の仕業かわからない場合でも、すべて貴様の仕業と断定して、貴様の詳細な個人情報をすべてブログに公開する。「知恵袋」から辿れるようにして、誰でも閲覧可能な状態にする。削除できない状態にする>

この犯罪的行為を阻止しようとしたのが、藤田行政書士だった。<Yahoo!知恵袋>やM氏のブログのコメント欄などで、A子さんに対する誹謗中傷や個人情報の暴露をやめるよう警告する。これを逆恨みをしたM氏は自身のブログ上で、執拗かつ激烈に藤田行政書士を誹謗中傷するようになったのだ。それに対して藤田行政書士は4月29日、自身のブログにM氏が過去に起こした事件を報じた新聞記事をたどれるリンクを張った記事を掲示する。これを受けてM氏は4月30日、このようなメールをA子さんに送りつけた。

<行政書士の藤田氏が、ブログで私の個人情報を公開しました。氏名など一部伏せられていますが、検索すればすべて明らかになります……藤田氏に個人情報の公開をやめさせてください。私の個人情報の公開をやめない限り、××××(註:A子さんの実名)の個人情報をブログで晒します>

A子さんは、底知れぬ恐怖を感じた。それまでにM氏は、何度もA子さんの個人情報をネット上で公開している。脅しだけではすまされないことは明らかだ。しかも、相手は延べ十数年間におよんだストーカー事件で2度逮捕され、服役した元受刑者であることもわかっている。その相手に、自分の住所を知られてしまっているのだ。ネット上での嫌がらせだけにとどまらず、M氏を刺激すれば静岡から岐阜の自宅へ来られたり、身体的な危害を加えられたりするかもしれない、という恐れをA子さんは抱いた。

恐怖のあまり、A子さんは岐阜県警北警察署刑事課のY刑事に、M氏から受けたストーカー的行為の被害を申告する。しかしY刑事は、ネット上のトラブルだからという理由で、被害届を受理することはなかった。

警察はあてにならない。A子さんが自分の身を守るためには、M氏を逆上させないよう、言いなりになっておくことしかできなかった。

そして、M氏のA子さんに対する強要行為がはじまる。A子さんは、<藤田氏に個人情報の公開をやめさせてください。私の個人情報の公開をやめない限り、××××(註:A子さんの実名)の個人情報をブログで晒します>との脅しに逆らえず、藤田行政書士にブログ記事から、M氏のストーカー事件を報じた新聞記事のリンクなどを削除するよう求めた。だが、藤田行政書士は「テロリストの要求をのむようなまねはできない」として、これを拒否する。そのため、M氏がつぎにA子さんに要求したのは、藤田行政書士や<NEWS RAGTAG>管理者との絶縁などをネット上で告知することだった。

A子さんは、すぐさまそれに従う。そしてM氏は、要求に応じられた引き換えに、自分のブログに掲示していたA子さんの個人情報を削除したのだ。

M氏は、自分のブログに<私の元患者(註:A子さん)に対するピンポイント攻撃は、これまでのところ100%功を奏している>などと書いて、A子さんに対する強要行為の成功を誇示した。

A子さんを“恐怖支配”した手ごたえをつかんだのか、その後M氏は、藤田行政書士をターゲットにした誹謗中傷を激化させる。<藤田泰裕行政書士は、「女性を守る」どころか、この女性(註:A子さん)のもっとも忌避する個人情報の公開という卑劣極まりない最低最悪の愚挙に出たために、今やこの女性に蛇蝎のごとく嫌われています。藤田氏は、女性との交際経験が皆無であり、今後は日本中の女性から嫌われまくるでしょう>などと自分のブログに、藤田氏を侮辱し、名誉を棄損する書き込みを怒涛のごとく連発した。

“藤田攻撃”を開始した以降、M氏のA子さんに対するネット上の嫌がらせ行為は沈静化している。藤田行政書士が身代わりになることで、いったんはA子さんの安全が守られたわけだ。しかし、M氏の不法行為をそのまま許し、正当化させるわけにはいかない。藤田行政書士は自身の名誉にかけて、M氏に300万円の損害賠償やブログ記事の削除などを求める訴訟を、東京地裁立川支部に起こした。

7月に提起されたこの裁判は、12月4日に開かれる予定の第3回目の口頭弁論で審理を終結することが、すでに決まっている。名誉棄損裁判の被告側は、違法性阻却事由の存在を立証しなければ、不法行為の成立を認めたことになるのだが、元教諭がこれを放棄したことが早期の結審につながった。

<被告の行為は、不法行為ではないので、違法性阻却事由の立証の必要はない>

M氏が提出した準備書面は、法の原則や社会の常識とはかけ離れた我田引水の理屈に溢れている。

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これは'01年に、M氏が1度目に逮捕された事件を報じた新聞記事だ。

義母を脅迫容疑、静岡・東瀬名町の高校教諭を逮捕--藤枝署 /静岡  2001.06.27 毎日新聞


 藤枝署は26日、静岡市東瀬名町、私立●●●●高校教諭、○○○容疑者(41)を脅迫の疑いで逮捕した。
 調べでは、○○容疑者は5月7日、92年に離婚した元妻の母親に対し「復しゅうの準備は整いつつある。いい死に方はしない」と書いた手紙を郵送し、脅迫した疑い。
 ○○容疑者は離婚直後、元妻にストーカー行為をしていたが、元妻の所在がわからなくなったため、約8年にわたり、元妻の母親に「妻と別れたのはお前のせい。妻の居場所を教えろ」と封書を送りつけたり、自宅に押しかけるなどしていたという。
 義母は「(○○容疑者が)職を失ったらかわいそう」と警察への相談をちゅうちょしていたが、ストーカー行為がエスカレートしてきたため、5月末に同署に相談した。

この事件で執行猶予付きの有罪判決を受けたM氏は、釈放後におなじ相手に同様の行為をつづけ、'05年に再び逮捕されて刑務所に3年近く服役した。2度の事件について、M氏は自著にこう記している。

<私は愚かにも同じ失敗を二度繰り返して、塀の中に落ちた。悪いことをしたとは思わないし、先方も被害を受けていないという確信もある>

反省なき者は、おなじ過ちを繰り返す。M氏が藤田行政書士との裁判のなかで提出した書面には、過去に起こした事件は、彼自身の性格に起因するものだったことを強くうかがわせる。

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2012/11/17

大木一幸弁護士「ワンクリック請求」取り立て業務に「戒告」処分相当の決定 〔日弁連〕

東京弁護士会が昨年12月、大木一幸弁護士(大木法律事務所)に対して決定した懲戒処分が<不当に軽い>として、懲戒請求者の藤田泰裕行政書士(かなめ行政書士事務所)が申しMovi出ていた異議について日弁連(日本弁護士連合会)懲戒委員会が12日、棄却することを議決。日弁連は14日、<戒告>とした東京弁護士会の処分を相当とする決定をした。

'10年4月に携帯アダルトサイト<Movi速>運営業者の代理人として、大木弁護士は藤田行政書士にサイトの利用料金10万円と督促料3万円の計13万円を請求する。この請求が違法行為の助長にあたるなどとして、藤田行政書士は同年5月、大木弁護士の所属する東京弁護士会に懲戒を請求。同会の懲戒委員会は昨年11月、ワイセツな画像を刷り込んだ督促ハガキを送り付けることを予告した<脅迫的な債権業務>だったことなどについて、大木弁護士の行為を<弁護士としての品位を失うべき非行に当たる>と議決していた。

日弁連懲戒委員会の議決は、東京弁護士会の決定を相当としたが、その議決書に〈対象弁護士の本件請求行為の問題点は大きく、また必ずしも被害金額が小さくないので更に処分の加重が相当であるとする反対意見があった〉と付記している。

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悪質商法と闘ってきた藤田行政書士は、社長らが詐欺の罪に問われて公判中の投資会社からネット削除の業務を受任していた太田真也弁護士に対しても、同弁護士が所属する東京弁護士会に懲戒請求してる。この請求に1年以上を経ても綱紀委員会の議決がないため、日弁連に16日付で異議申し出を行った。

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2012/10/17

<弁護士と闘う!>イチオシの太田真也弁護士が“不正義”に闘う「名誉棄損裁判」控訴審で和解勧告

東京弁護士会に所属する太田真也弁護士(神田のカメさん法律事務所)が、行政書士の藤田泰裕氏(かなめ行政書士事務所)の名誉を棄損したことを東京地裁が認定した訴訟の控訴審で、きょう午後に第1回目の口頭弁論が東京高裁であった。この控訴審の審理は即日終結し、裁判長の職権により和解勧告が出された。和解期日は今月31日。和解が成立しなかった場合には、来月に判決が言い渡されることになる。

この裁判で今年8月に出された1審の東京地裁判決は、太田弁護士が<かなめくじ>なる架空のキャラクターに喩えて藤田氏を侮辱したブログ記事について、<被告(太田弁護士)が故意をもって原告(藤田氏)の事務所の名を元にして架空の害虫になぞられることにより原告を貶めていることは明らかである>と認定。150万円の請求額のうち、15万円の支払いを被告側の太田弁護士に命じ、原告側の藤田氏が勝訴していた。

しかし、この東京地裁判決を不服として、太田弁護士と藤田氏の双方が控訴。藤田氏側は控訴審で、1審が請求を棄却した部分の取り消しを求めている。また一方の太田弁護士側は、東京地裁が不法行為と認定した記事について<「かなめくじ」が、被控訴人(藤田氏)の事務所名をもじったものではなく、純然たる創作活動である>としたうえで、予備的追加として<被控訴人(藤田氏)の行為を阻止する意図をもって、被控訴人の愚かしさを暴きだし嘲弄する表現方法がとられているといえるので、まさに「風刺」であるといえる>と主張。さらに<被控訴人の愚かしさを暴きだすために必要かつ十分な限度でなされたものであるといえるので、表現の自由として、社会通念上許される範囲を超えて原告の名誉感情を侵害するものではない>などという、名誉棄損を“上塗り”するような書面を提出している。

太田弁護士は、インターネット上の“中傷合戦”の末に屈服させた相手である<弁護士と闘う!>ブログ管理者の市井信彦氏と同盟を結び、クライアントの斡旋を受けていることは<NEWS RAGTAG>で既報のとおり。そのことについての批判を封じようとして、市井氏は静岡県の元私立高校教諭を煽り立てることで、藤田氏や<NEWS RAGTAG>管理者の津田哲也らに対する誹謗中傷行為を助長してきた。

【関連記事】<弁護士と闘う!>と提携する太田真也弁護士が起こした「SLAPP(報復的)訴訟」あっけなく結審 〔東京地裁〕 2012/09/20

市井氏の思惑どおりに踊らされた元教諭は、藤田氏から300万円の損害賠償などを求める訴訟を起こされている。その名誉棄損裁判に、元教諭が提出した答弁書は<被告(元教諭)のブログ記事に一部に妥当性を欠く表現があったとしても、それは原告(藤田氏)に対する被告の怒りの表明であり、被告の怒りもまた正当であり、被告の原告に対する不法行為は成立しない>などといった偏執的な“奇論づくし”だった。

「怒りの表明」だとか「風刺」だとか、自分本位の名目をつけたところで名誉棄損行為の違法性阻却事由にはならない。どうやら元教諭と太田弁護士は、似たような勘違いをしてしまっているようだ。

そういえば今年6月、太田弁護士は藤田氏との名誉棄損裁判の1審で<原告(藤田氏)の性格・行状等がよく現されているものもある>として、元教諭の「行政書士と不愉快な仲間たち」と題したブログ記事を証拠として提出していた。この元教諭の記事には、<「脳にウジの湧いた」超低能行政書士は厳然たる事実が認識できない>などと、あきらかに藤田氏の名誉を棄損する下劣な記述がある。そして藤田氏は、その後に元教諭を相手どった名誉棄損訴訟を提起したが、この裁判で不法行為の証拠として提出した計20点のブログ記事のなかには、太田弁護士が自己の正当性の主張に利用しようとした「行政書士と不愉快な仲間たち」と題する記事も含まれているのだ。

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表現の自由と名誉棄損は表裏一体といえるが、それを区別する基準がきわめて主観的という点で、元教諭と太田弁護士とのあいだには通じ合う要素はある。また、ともに争っている敵が共通していることもあり、元教諭の裁判に太田弁護士が関わることも予想される。が、そんな共闘関係の実現も、先行している藤田氏と太田弁護士との訴訟の行方によりけりなのかもしれない。

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元教諭と藤田氏の名誉棄損裁判は、来週に東京地裁立川支部で第2回目の口頭弁論がある。

日時:10月23日(火)午前10時00分
場所:東京地裁立川支部 第408号法廷

【関連記事】ストーカー的<ネット中傷>元高校教諭の名誉棄損裁判 第1回口頭弁論期日決まる 〔東京地裁立川支部〕 2012/09/12

【関連記事】行政書士「元妻の母親を追い回して10年あまり」2度の逮捕で服役した"懲りない"元教師と闘う 2012/05/08

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2012/09/26

<DV冤罪の罠> 被害者なのに加害者に仕立て上げられて警察に"冤罪逮捕"された公務員の悲憤慷慨

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埼玉県に住む公務員の北之辺真也さん(仮名)は今年3月28日、妻に対する傷害の疑いで埼玉県警狭山署に逮捕された。

その前日の深夜から当日未明にかけて、北之辺さんは妻の瀬奈さん(仮名)と夫婦ゲンカをした。このケンカで瀬奈さんは、顔面などに全治3週間のケガを負い、狭山署は被害届を受理する。

だが、加害者として逮捕された北之辺さんのほうも負傷していた。同日に治療にあたった医師は<今後1週間の加療を要する見込みである>と診断。その診断書には、5月24日付で<今後2週間の専門外来への通院を要す>と追記されている。それにもかかわらず、狭山署は一方的に北之辺さんを加害者と決めつけて、逮捕してしまった。

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被疑事実とされた夫婦ゲンカは、自宅2階のリビングで起きた。

北之辺さんが「友だちを家に泊めたい」と言ったことが、口論の発端だった。ソファに並んで腰をかけ、言い争っていた瀬奈さんが激昂。いきなり、北之辺さんをめがけて飛びかかり、ヒジ打ちを繰り出した。それを左目に食らった北之辺さんは視界を失う。その後、激しいもみ合いのケンカになった。いったん落ち着いたかと思えば、また瀬奈さんが北之辺さんに飛びかかる。そんな、もみ合いのケンカが収束し、ふたりが3階に上がって寝室に入ったのは、午前3時ごろだった。

就寝する前には、北之辺さんと瀬奈さんは仲直りをしていた。

「ごめんね」

瀬奈さんから謝罪の言葉を受け、北之辺さんは感極まって涙した。彼女が言葉にして謝ったのは、結婚して以来、それがはじめてのことだったという。

「起きたら、一緒に病院へ行こうね」

そう約束して、ふたりは眠りについた。ところが、そんな人心地もほんの束の間。瀬奈さんの態度は豹変する。

就寝してから2時間ほど経った午前5時過ぎごろ、瀬奈さんは寝室を出ていった。気になった北之辺さんは、5時半ごろに布団から抜け出し、様子を見に2階へ下りる。が、そこに瀬奈さんはいない。リビングの窓から外をのぞいてみると、愛犬を連れて帰ってくる瀬奈さんの姿があった。

犬の散歩からもどった瀬奈さんをリビングで待ったが、彼女は2階へは上がらず、1階のガレージからクルマを出してどこかへ走り去っていった。すぐに携帯へ電話をかけてみると、瀬奈さんはこう言った。

「これで、あなたの人生を終わりにしてやる。訴えてやるからね」

それが、瀬奈さんから聞かされた最後の言葉となる。電話を切られ、その後、何度かかけ直したが、着信を拒否されたという。

瀬奈さんが家を出てから、北之辺さんは午前6時ごろ、職場の上司に電話で連絡をした。夫婦ゲンカで左脚を負傷して、歩くことができなかったため、病院への付き添いを頼んだ。上司が北之辺さんを迎えにきたのは午前9時ごろ。それから、上司に伴われて狭山市鵜の木の<狭山病院>へ行き、ケガの治療を受けた。

診療を終えて、上司と病院を出たのは午後の4時過ぎごろだった。職場には、狭山署から、北野辺さんに出頭を求める連絡が入っていた。そこで、いったん職場に立ち寄ったあと、上司に付き添われて狭山署へと向かう。

迎え出た同署刑事課の刑事の態度は、高圧的だった。

「なんで呼ばれたのか、わかってるよな」

そう訊かれ、北之辺さんは「夫婦ゲンカをしました」と答えた。すると、

「逮捕状から出てるから、逮捕だ」

刑事は有無を言わさず、北之野さんを逮捕した。

瀬奈さんの顔などにできたアザは、もみ合になった際に突き飛ばされて、何かにぶつけてできたもの、というのが北之辺さんの主張だ。しかし警察は、そのケガを殴打による負傷とし、傷害の証拠とした。

この傷害事件は、狭山署から送致を受けた<さいたま地検川越支部>が、5月22日付で不起訴処分としている。刑事事件としては嫌疑が晴れた北之辺さんだが、その<冤罪>はいまもなお尾を引いている。

3月28日に逮捕された北之辺さんは、4月14日までの18日間、狭山署の留置場に勾留されPhotoた。この勾留中の4月3日に、瀬奈さんは<さいたま地裁川越支部>に対して、DV防止法に基づく保護命令(配偶者暴力に関する保護命令)の申し立てをしていた。その申立事件の審尋期日が設けられたのは、勾留中の4月12日。呼出状の送達先は<狭山警察留置場内>だった。

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さらに瀬奈さんは、北之辺さんが狭山署の留置場に勾留されているあいだに、離婚調停も申し立てた。この調停は現在も係属中だ。

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2012/09/20

<弁護士と闘う!>と提携する太田真也弁護士が起こした「SLAPP(報復的)訴訟」あっけなく結審 〔東京地裁〕

きょう午前、太田真也弁護士(神田のカメさん法律事務所)が、行政書士の藤田泰裕氏を相手に744万円の損害賠償などを求めた訴訟の弁論準備手続きが東京地裁であった。今回で2回目の弁論準備手続きだったが、裁判長は急きょ準備室から法廷に場を移し、審理を終結した。

この裁判は、藤田氏が運営するブログの記事の一部について<営業上の信用を害する虚偽の事実を流布した>とし、これが<不正競争防止法>の規制(競争者営業誹謗行為)などにあたるとして太田弁護士が提起したものだ。それ以前に、藤田氏が原告となって太田弁護士を名誉棄損で訴えており、それに対する報復的なSLAPP(嫌がらせ訴訟)の意味合いが強い。ゆえに当初から“無理筋”の訴訟とみられたが、案にたがわず、たった2回の口頭弁論で結審した。判決は11月29日に言い渡される。

藤田氏側が原告の名誉棄損裁判では、1審の東京地裁判決は<(原告が)名誉を棄損され、また、名誉感情を侵害されて精神的損害を被ったものということができる>と判示。太田弁護士に15万円の支払いを命じている。この判決を不服として、藤田氏と太田弁護士の双方が控訴しており、来月に控訴審の第1回目の口頭弁論がある。

日時:10月17日(水)午後2時00分
場所:東京高裁 第808号法廷

太田弁護士は藤田氏に対する<不正競争防止法>裁判のほかにも、藤田氏と<NEWS RAGTAG>管理者の津田哲也を相手取ったSLAPPを起こしている。

【関連記事】<かなめくじ名誉棄損裁判>被告の太田真也弁護士(神田のカメさん法律事務所)が敗訴 〔東京地裁〕 2012/08/09

【関連記事】太田真也(神田のカメさん)弁護士 暴走の果てに起こした“トンデモ裁判” 2012/06/14

この“訴訟合戦”は、昨年10月に『南洋』という投資会社(現在、社長らが詐欺罪で公判中)の代理人となった太田弁護士が、同社の詐欺商法を批判したブログ記事の削除を藤田氏に求めたことを端緒とする。最初の削除依頼に藤田氏が応じなかったことから、両者間の紛争は勃発。その後、南洋と太田弁護士を批判した藤田氏のブログとあわせ、<NEWS RAGTAG>と弁護士批判の専門ブログ<弁護士と闘う!>について、記事の削除を求める仮処分を東京地裁に申し立てた。これに対して藤田氏と<NEWS RAGTAG>は闘いぬいたが、あえなく“法的嫌がらせ”に屈服したのが<弁護士と闘う!>だった。

管理者の市井信彦氏は当該記事を自主的に削除し、太田弁護士と秘密裏に友好関係を結んだ。その関係は、過剰なまで濃密なものになっている。

〔参考記事〕キター )^o^(神田のカメさん【弁護士と闘う】ブログ記事削除をヤフーに申請

<弁護士と闘う!>を運営するとともに、<日本弁護士被害者連絡会>なる自主団体の会長を名乗っている市井氏は、ブログを通じて集まった法律トラブルを抱えた人たちの相談を受けてきた。その相談者に、太田弁護士を「優秀な若手弁護士」とイチオシして斡旋。そんな協力関係で、いまや<弁護士と闘う!>は、太田弁護士にとっての集客窓口となっているのだ。

現在、市井氏は「弁護士の選び方」と題した記事をブログに連載中だ。客の斡旋を受ける機会が増えつつあるだけに、太田弁護士の藤田氏と津田に対するSLAPPも、<弁護士と闘う!>との“怪しげな関係”を批判させないための圧力へと目的を変えたかもしれない。

<弁護士と闘う!>側も、太田弁護士との関係を糊塗しようとして必死のようだ。市井氏は、表立っては反論しない。“批判封じ”に市井氏が利用したのは、静岡の元私立高校教諭。それは匿名のコメントやメールで、藤田氏や津田に対する元教諭の名誉棄損行為を煽る作戦だった。結果、元教諭は藤田氏から、300万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁立川支部に提起されている。そして、他者を裏で操ってきた市井氏は、決して紛争の当事者にはならず、無傷のままだ。

どうやら、他人の褌で相撲を取るのが市井流の闘い方らしい。

【関連記事】ストーカー的<ネット中傷>元高校教諭の名誉棄損裁判 第1回口頭弁論期日決まる 〔東京地裁立川支部〕 2012/09/12

藤田行政書士と元教諭の名誉棄損裁判控訴審の第2回目の口頭弁論は、来月にある。

日時:10月23日(火)午前10時00分
場所:東京地裁立川支部 第408号法廷

 

参考までに、名誉棄損裁判で被告の元教諭が提出した“痛すぎる”答弁書の全文を掲示しておく。かような人物を擁護し、暴走を煽ってきた<弁護士と闘う!>の良識を疑わざるを得ない。

 

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2012/09/12

ストーカー的<ネット中傷>元高校教諭の名誉棄損裁判 第1回口頭弁論期日決まる 〔東京地裁立川支部〕

いじめ問題をめぐり、インターネット上で加害者などを誹謗中傷する書き込みが過熱したことなどを受けて、<政府広報>が11日、「インターネットによる人権侵害に注意!」と題した呼C_01_lびかけを行った。同広報によると、昨年中に全国の法務局が処理したインターネットを利用した人権侵犯事件は624件。このうち、根拠のないウワサや悪口で特定の個人の信用を貶める<名誉棄損>に関する事案が約3割、個人情報などを本人に無断で掲載するなどの<プライバシー侵害>に関する事案が約5割を占めていたという。

インターネットは、誰もが匿名で自由に書き込みのできるメディアであることから、安易に不法行為を繰り返す者があとを絶たない。

<NEWS RAGTAG>がレポートしてきた「岐阜ボトックス訴訟」の元患者側の女性も、インターネットを利用した人権侵害を受けた被害者のひとりだ。昨年の夏ごろから女性は、インターネット上で知り合った須坂三十四という仮名を名乗る元私立高校教諭から、ブログとYahoo! JAPANが運営する<Yahoo!知恵袋>で誹謗中傷されるようになった。その嫌がらせは執拗かつ悪質なもので、元教諭は女性を「バカ女」「人間のクズ」「脳にウジが湧いている」「性格破綻者」「人格障害者」などと口汚く罵り、係属中の裁判について事実に反した情報を流布する。あげくに女性の実名とフル住所を何度もインターネット上に晒し、訴訟を中断して、支援者らと絶縁することを強要するなどした。

そんな“超粘着”のストーカー的行為を制止しようとして、元教諭と対峙したのが、行政書士の藤田泰裕氏だ。

【関連記事】行政書士「元妻の母親を追い回して10年あまり」2度の逮捕で服役した"懲りない"元教師と闘う 2012/05/08

女性への誹謗中傷をやめさせようとした藤田氏に、元教諭は名誉棄損と侮辱の嵐で応えた。自身が運営するブログに<一生独身に終わることを恐れている藤田氏は、密かに彼女を結婚相手として想定している>などといった虚偽の事実を適示し、「脳にウジの湧いた超低能行政書士」「ゴロツキだ。チンピラだ。人間のクズだ」などの激烈な罵り文句を連発。その粘着な書き込みが延々とつづいた7月25日、藤田氏は元教諭のブログ記事に名誉・信用を毀損されたとして、300万円の損害賠償などを求める訴訟を東京地裁立川支部に提起した。

その提訴後、元教諭は自分の住所地を管轄する静岡地裁への移送を申し立てる。が、しかし東京地裁立川支部は<移送申立は理由がない>として、あえなく却下。当初の予定どおりの期日で、第1回目の口頭弁論が開かれることになった。

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日時:9月18日(火)午前10時00分
場所:東京地裁立川支部 408号法廷

太田真也弁護士と同様に、元教諭を陰から応援してきた<弁護士と闘う!>ブログの関係者は、この裁判を傍聴するのだろうか。

移送申立が却下された翌日の9月11日、元教諭に対する教員免許失効の公告が <官報Maruo_kanpo> に掲載された。失効の事由とされたのは、教育職員免許法(昭和24年法律第147号)第10条第1項の規定。これは、「被後見人または被保佐人」「禁錮以上の刑に処せられた者」「破壊活動を主張する団体などを結成・加入した者」だが、くわしい理由はいまのところわかっていない。

〔官報〕
05883号

■教師はなぜ性犯罪をおこすのか?を考える Part11

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